初夏になると咲き誇り、優雅で優しい香りで人々を魅了するラベンダー。北海道富良野のラベンダー畑は全国的にも有名な観光スポットになっています。
ラベンダーは花や茎から優雅で優しい香りを発してくれるだけでなく、強健で育てやすいため、ガーデニングでも人気があります。
この記事ではそんなラベンダーの特徴や育て方を解説します。
ラベンダーをこれから育てようとお考えの方、ラベンダーの育て方でお悩みの方はぜひご覧ください。
それでは、よろしくお願いします✨
ラベンダーはこんな植物
ラベンダーの基本情報
ラベンダーの名前はラテン語のラヴァンド(洗う)に由来しています。ラベンダーの抗菌作用などから、入浴の際に使われたことからきていると言われています。
ラベンダーは低木ですが草花として扱われることが多いです。茎をまっすぐ伸ばして先端にお花を咲かせます。花や茎、葉に芳香があり、ハーブとしても人気があります。
ラベンダーの特徴
香りが素晴らしい
ラベンダーの特徴といえばなんといってもハーブとしても使われるその「香り」です。蒸留して得られた精油は香料などの材料になります。ラベンダーはリラックス効果に加え、抗菌作用や安眠効果もあるため「ハーブの女王」とも呼ばれてきました。
高温多湿が苦手
ただ、品種にもよりますが基本的に高温多湿が苦手です。梅雨のない北海道などでは良く育ち、北海道富良野のラベンダー畑は全国的に有名な観光スポットになっています。
ラベンダーの種類
ラベンダーには多くの種類があります。ここでは、代表的な品種をご紹介します。
アングスティフォリア
別名はイングリッシュラベンダー。耐寒性は強いですが、高温多湿に弱いのが特徴です。北海道の富良野で多く育てられているのはイングリッシュラベンダーです。
ラパンディン
暑さに強いのが特徴です。非常に強健なので、温暖な気候でも育てることができます。品種としてはグロッソが有名です。丈夫で育てやすいため初心者におすすめの品種です。
ストエカス
花期が長いのが特徴です。フレンチラベンダーと呼ばれる品種もこの系統です。他のラベンダーに比べると香りは弱いですが、かわいらしい見た目が魅力で人気があります。
デンタータ
葉にギザギザと切れ込みがあるのが特徴で、四季咲きのラベンダーです。他の品種に比べると香りは少し弱いですが、温暖な地域では秋や冬もお花を咲かせることがあります。
プテラストエカス
四季咲きのラベンダーですが、耐寒性が弱いのが特徴です。レースラベンダーとも呼ばれています。寒さに弱いのでガーデニング上級者向けの品種です。
ラベンダーの花言葉
「あなたを待っています」は、内気な少女が恋をしたものの思いを告げられず待ち続けていたら一輪の花になったという逸話からきていると言われています。
「沈黙」はラベンダーの香りが精神を落ち着かせる作用があることに由来。「清潔」はラベンダーには抗菌、殺菌作用があることに由来していると言われています。
ラベンダーの育て方
植えつけ
ラベンダーは過湿が苦手です。ラベンダーを植えつけるときは、水はけの良い土に植えてあげます。市販の培養土に腐葉土や赤玉土を混ぜてあげるだけで水はけはよくなりますので、ぜひ試してみてください。
また、株元の風通しを良くすることで過湿の防止になります。ラベンダーを植えつける際には浅めに植えるようにしましょう。
水やり
ラベンダーは過湿と蒸れが天敵です。水やりは土が乾いたらたっぷりとが大原則です。水を与えすぎると、過湿で蒸れたりして株が弱ってしまいます。かわいいからといって水のやり過ぎには注意しましょう。
肥料やり
ラベンダーは荒れた土地でも育つので、肥料は控えめにします。真夏と真冬以外の生育期に肥料を与えるようにしましょう。
剪定・切り戻し
ラベンダーは生育が旺盛のため、放っておくと枝がどんどん混み合ってきます。ラベンダーは蒸れに弱いので、定期的に剪定をすることで風通しをよくしてあげる必要があります。
特に梅雨前は思い切って剪定をしてあげましょう。そうすることで、株への負担を減らすことができます。
夏越し
ラベンダーは高温多湿が苦手です。なるべく直射日光のあたらない風通しの良い場所に置いてあげます。
地植えの場合は梅雨前に忘れずに剪定をして株の負担を軽くしてあげましょう。
冬越し
ラベンダーはある程度の耐寒性はあります。ただ、強い霜にあたると弱ってしまいますし、雪に埋もれると雪の重さで折れてしまう場合があります。
強い霜や雪からはしっかり守ってあげるようにしましょう。
地植えの場合はウッドチップや腐葉土などでマルチングしてあげるだけでも効果があります。
収穫
ラベンダーは初夏に開花します。収穫は晴れた日の朝にします。収穫したラベンダーはドライフラワーやポプリにして気軽に楽しむことができます。
ラベンダーの増やし方
ラベンダーは挿し芽で簡単に増やすことができます。
挿し芽を鹿沼土や赤玉土に挿して、明るい日陰で水切れしないように水を与えるだけです。1か月くらい経てば発根するので、土に植え付けてあげます。
まとめ
以上、ラベンダーの特徴と育て方を解説をしました。
ポプリやドライフラワーなど使い道も様々なラベンダー。皆さんもぜひ育ててみてください。
それでは、また!
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