PROVEN WINNERS(PW)さんの大人気ペチュニア「スーパーチュニア」。
本来は”非耐寒性多年草”のため、日本では基本的に1年草として扱われます。
ですが、「せっかく育てたお花なので枯らしてしまうのは悲しいし、もったいない!」という方も多いはず。
そこでこの記事では、実際に屋外で冬越しに挑戦した記録を、丁寧に紹介します。「スーパーチュニアって冬越しできるの?」「どうやるの?」こんな疑問にお答えします。
スーパーチュニアは屋外で冬越しできるの?
結論:条件が揃えば可能!ただし難易度は高め。
理由は以下の通りです。
・スーパーチュニアの体感温度は「約0℃」(PW公式タグに記載)
・氷点下に長時間晒すと株が枯れやすい
・特に霜に弱く、無防備に屋外放置するとほぼ枯れる
つまり、冬越しできるかどうかは環境と管理次第です。

冬越しに挑戦した環境
- 地 域 関東
- 最低気温 マイナス5℃になることも
- 霜の状況 頻繁に降りる
- 雪の状況 たまに降る
本来であれば ”屋外冬越しは難しい” という環境です。
スーパーチュニア 冬越しの方法
切り戻し
晩秋までお花を咲かせるスーパーチュニアですが、12月に入ると寒さで株が乱れます。花もついてますが、だいぶ弱ってます。

これをばっさりと切り戻します。PW公式では冬越しのための切り戻しについて「元気な葉をたくさん残す」と記載されてます。

バッサバッサと切り戻します。

切り戻しが完了した姿がこちらです。少し思いきって切り戻しすぎました…。元気な緑の葉がほとんど残ってません。

ただ、良く見ると緑の部分はしっかり残っているので暖かくなってきたら新芽が出てきてくれるはずです。

霜や寒風から守る
スーパーチュニアは霜に非常に弱い植物です。
対策をしないとほぼ枯れます。
【対策したこと】
・良く日の当たる”軒下”へ移動
・寒風と霜を避ける環境へ
*寒冷地では不織布カバーは必須!
水やりは「控えめに」
冬は生育が止まるので、水を与えすぎると根腐れの原因になります。
目安は1〜2週間に1回程度。
鉢土の表面が乾いてから、軽く水を与えるだけでOK
また、肥料を与えるのも厳禁
肥料やけをを起こし、根を痛める恐れがあります。
スーパーチュニアの冬越しの結果(時系列で解説)
3月上旬 新芽がチラホラ
暖かくなると、地際から新芽が出始めます。
ここで冬越し成功が確定です!

3月下旬 新芽が一気に展開
枯れ枝が目立たなくなり、株の勢いが戻る時期。ホームセンターで新苗も販売される頃です。
生育が再開するため、水やりの頻度を少しづつ増やします。

4月上旬 ふっくらした株に復活
完全に”冬前の力”を取り戻した状態です。
生育が旺盛になるので肥料やりを再開します。

4月中旬 ついに開花!
蕾が一気に増え、春シーズンのスタートです。

結果:見事に冬越しに成功!
あとは通常の株と同じように育てるだけです。

まとめ スーパーチュニアは屋外でも冬越し可能!
以上、スーパーチュニアの冬越しの方法と結果を紹介しました。冬越しの方法を復習すると次のとおりです。
- 思い切って切り戻す
- 軒下に移動して霜・寒風を避ける(寒冷地は不織布を被せる)
- 水やりは控えめに!肥料はNG
難しそうに見えますが、やること自体はシンプル。
強健に育つよう改良されたスーパーチュニアだからこそ、成功の可能性は高まります。
来年も同じ株を楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてください!



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