この記事ではFC東京の2022年新加入選手の紹介をします。
mixiが経営権を取得し、監督も交代するなどクラブとして変革期に突入しているFC東京。今シーズンどんなサッカーを魅せてくれるのか非常に楽しみなチームの一つですが、補強も積極的に行っています。
それでは、見ていきましょう⭐︎
新監督
アルベル プッチ オルトネダ監督
生年月日:1968年4月15日
前所属:アルビレックス新潟
2021年シーズンまでアルビレックス新潟で指揮をとったスペイン出身の監督です。バルセロナの若手育成に長く携わった経験を持ちますがトップチームの監督を務めたのはアルビレックス新潟が初めてでした。
FC東京は堅守速攻のスタイルを築いた長谷川健太監督が2021年シーズンをもって退任。アルベル監督はバルセロナの育成部門に長く携わったこともあり、前任の長谷川監督とは違いボールを保持して試合を支配するサッカーを志向するタイプの監督です。
2021年シーズンまで指揮をとったアルビレックス新潟でも、2021年シーズンのJ2で最も高いポゼッション率を記録しました。一方FC東京の2021年シーズンのポゼッション率は50%以下。前線の個の能力が高い選手達によるロングカウンターが武器のチームでした。
アルベル監督の就任により、FC東京はチームスタイルが大きく変わりそうです。多くのチームがそうですが、チームスタイルを大きく変える際、最初はうまくいかないことが多いです。
アルベル監督が理想と現実をどう折り合いをつけてチーム作りを進めるのか、難しい舵取りを迫られそうです。
また、結果がすぐに出なかった場合にフロントやサポーターがチームを支えられるかも大きなポイントとなりそうです。
移籍選手
GK ヤクブ・スウォビィク
生年月日:1991年8月31日
身長体重:190cm 82㎏
前所属:ベガルタ仙台
ポーランド出身でポーランド代表経験もあり、クバの愛称で親しまれるGKです。
2019年からベガルタ仙台でプレー。2021年シーズンにチームは降格してしまいましたが、獅子奮迅の活躍。スーパーセーブを連発し、苦しいチームを何度も助けました。
魅力はなんといっても抜群の反射速度を活かしたセービング。毎試合スーパーセーブを連発したことから「クバ神」と呼ばれました。
ただ、足元の技術が高いタイプの選手ではありません。アルベル新監督はGKも含め丁寧にボールを繋ぐスタイルを目指す監督です。アルベル新監督の求めるレベルで丁寧にボールを繋げるかどうかが、大きなポイントとなりそうです。
GK林、GK波多野とのレギュラー争いがどうなるのかも注目です。2022年シーズンのFC東京はJリーグで最も正ゴールキーパー争いが激しいチームといえるかもしれません。
FW 山下敬大(やました けいた)
生年月日:1996年3月13日
身長体重:184cm 75㎏
前所属:サガン鳥栖
九州国際大学高校、福岡大学出身のFWです。
大学卒業後にレノファ山口に加入。ジェフ千葉、サガン鳥栖を経てFC東京への加入が決まりました。サガン鳥栖でプレーした2021年がJ1初挑戦でしたが、9ゴールをあげる活躍をみせました。
大学時代に二度の大怪我を負いながらも這い上がり、順調にステップアップしてついにJ1の強豪FC東京への加入に至りました。
184cmの高さを活かしたプレーや正確なポストプレー、シュートテクニックが持ち味の選手です。守備でもしっかりハードワークしてチームを助けることができます。
FWディエゴ・オリヴェイラやFW永井など強烈な個性をもっているFWが豊富なFC東京。そこにFW山下が加わったことで、更に層が厚くなりました。異なるタイプのFWのなかで、誰がスタメンを勝ち取るのか注目です。
DF エンリケ・トレヴィザン
生年月日:1997年1月20日
身長体重:185cm 75㎏
前所属:大分トリニータ
ブラジル出身のDF。U-20ブラジル代表でのプレー経験もあります。
2021年から大分トリニータでプレー。新型コロナウイルス感染症による入国制限や隔離期間の影響もあり、シーズン当初は出遅れましたが、センターバックでポジションを確保。対人の強さを活かした守備で大分トリニータの守備を支えました。
天皇杯準決勝では、Jリーグ王者川崎フロンターレから価千金の同点ゴールを奪い、決勝進出に大きく貢献。
GK高木らとともに大分トリニータの堅守を支え、天皇杯の躍進に大きく貢献しました。
高さと強さを活かした守備はもちろん、セットプレーの得点源としても期待されます。また、貴重な左利きのセンターバックでもあります。
チームの顔ともいえるDF森重や新加入のDF木本とのポジション争いがどうなるか注目です。
DF 木本恭生(きもとやすき)
生年月日:1993年8月6日
身長体重:183cm 78㎏
前所属:名古屋グランパス
静岡学園高、福岡大学出身のDF。大学卒業後はセレッソ大阪に加入し、名古屋グランパスを経てFC東京への加入が決まりました。
空中戦や対人の強さを活かした守備が特徴の選手です。また、静岡学園高校出身ということもあり、足元の技術も高くボランチもこなすことができます。
名古屋グランパスでは、DF丸山が負傷離脱した際にセンターバックを担い、名古屋の固い守備を支えました。シーズン後半はボランチでの出場も多く、守備のマルチプレーヤーとして活躍しました。
ただ、名古屋グランパスでは32試合に出場したものの先発は18試合にとどまるなど、完全にレギュラーを奪うことはできませんでした。守備のマルチプレーヤーであるため、ベンチにいると非常に心強い選手ではあります。
FC東京では不動のレギュラーの地位を獲得できるか、勝負の1年になりそうです。
ルーキー
MF 松木玖生(まつきくりゅう)
生年月日:2003年4月30日
身長体重:179cm 76㎏
前所属:青森山田高校
高校サッカー界のスーパースター。青森山田を高校3冠に導き、FC東京に加入しました。
フランスのリヨンに練習参加するなど、海外志向が強いと思われていましたが、選んだのはFC東京。
最大の特徴はなんといってもメンタルの強さ。プレーに自信がみなぎっており、堂々とした佇まいは中田英寿や本田圭佑を彷彿とさせます。
左足のキックも強烈で、二列目や三列目から飛び出して得点に絡むプレーを得意としています。
基本的なポジションはボランチですが、サッカー選手としての能力が総じて高いため、いろいろなポジションをこなせそうです。
高校サッカー界のスター選手のため、注目度はピカイチ。FC東京サポーターだけでなく日本中が注目している選手です。
まとめ
以上、FC東京の新加入選手を紹介しました!
他チームの主力級の選手を何人も獲得しており、積極的な補強といえるでしょう。
アルベル新監督のもと、FC東京がどのように変わっていくのか楽しみです。
それでは、また!
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