「ガーデニングを始めたいけど、何からしたら良いかわからない」こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
具体的には次のような悩みです。
どんな花を選べば良いの?
花はどこで買えば良いの?
おすすめのお花は?
どんな鉢を買えば良いの?
どんな土を買えば良いの?
そこでこの記事では、ガーデニングを始める前に知っておきたいポイントを5つご紹介します。
ガーデニングを始めたいけど何をどうしたら良いかわからない方はぜひご覧ください。
それでは、よろしくお願いします。
花タグをしっかり見よう!
花タグには大切な情報がたくさんあります。お花を選ぶ際は、まずは花苗の入ったポットについている花タグをよく見てください。
※タグを取らないように注意しながら見ましょう。
この花タグには、花を育てる上で大切なことがコンパクトにわかりやすく書いてあります。
お花の名前がわかっていればその場でネット検索するのもありですが、タグを見たほうが断然早いですよね。
裏面をみると、↓こんな感じ。
お花の育て方や特徴が簡潔に記載されています。
このタグは購入したらすぐ捨ててしまいがちですが、お花を育てるのうえで大切な情報が入っています。大切に保管したり、写真を撮ったりするようにしましょう。
地面や鉢にさしてもいいですが、風で飛んだりしないよう注意が必要です。
- まずは花タグでお花の情報収集
- 購入後も花タグは大切に保管(写真を撮っておいてもOK)
花苗は近所の店舗で購入しよう!
ネットは大変便利です。だけど、初心者がお花をネットで購入をするのはあまりおすすめしません。
欲しいお花探しはネット通販で行って、実際にはホームセンターなどお店で購入するのがおすすめです。
理由は以下のとおりです。
- ホームセンターであれば、直接見て花苗を選ぶことができる
- 成長したお花をディスプレイしていることがあるため、大きさを体感できる
- 近所の店の屋外で売られていれば、同じ気候で管理されているため、すぐに植え付けしても苗が弱りにくい
これは大事なポイントなのでぜひ覚えておいてください。特に覚えて欲しいのは、最後の項目です。
気候は住む地域で様々です。極端なことを言えば、東北在住の方がネット通販で花苗を購入したら九州で育てられた花苗が届いた、なんてこともありえます。東北と九州の気候の変化を考慮してお花を育てるのは初心者には難しいですよね。
近所の店舗の屋外で管理されていたお花であれば、自宅の庭やベランダと気候は変わりませんから難しいことはありません。
実際に私も、遠い場所で育てられた花苗をネットで購入して植えたところ、すぐに枯らしてしまった経験があります。
ネットで購入するのは、ガーデニングにある程度慣れてきてからにしましょう。
- 近所の店舗へ行って購入するのがおすすめ
- 近所のお店の屋外で管理されている花苗は、自宅でも弱りにくい
一年草のブランド苗を選ぼう!
私がおすすめしたいのは、一年草でかつ、下記の2社のブランドの花苗です。
- PROVENWINNERS(プルーブンウィナーズ)
- SUNTORYFLOWERS(サントリーフラワーズ)
一年草とは?
大きくわけるとお花は、多年草と一年草に分けることができます。
多年草:花が終わっても葉や根が残り、数年ほど繰り返しお花を咲かせる
一年草:お花を咲かし、種をつけて枯れるまでの周期が一年で終わる
他にも宿根草や球根植物もありますが、ここでは割愛します。詳細は下の記事を参照ください。
一度購入して数年楽しめるなら多年草のほうが良い気がしませんか?
それでも、初心者に多年草をおすすめしない理由がいくつかあります。
多年草を初心者におすすめしない理由
多年草や宿根草をおすすめしない主な理由は下記の3点です。
- 冬越し作業が必要なお花が多く、その場合の管理が大変
- どんどん大きくなるため鉢増(鉢を大きくする)が必要
- 一年草より価格が高い傾向
冬越し対策が必要
多年草は、冬場の最低気温が氷点下になる場合に冬越し作業が必要になることが多いです。気温が10℃以下でも弱ってしまう場合もあるので、冬場は注意が必要です。
慣れてくれば冬越しもそんなに難しくないですが、初心者の方からするとなかなかハードルが高いです。
ちなみに、原産地では多年草とされていても、日本の寒さや暑さに対応できず一年草扱いとされている草花もあります。
多年草であっても、冬越し対策をしないと冬に枯れることが多いです。
成長に合わせたスペースの確保が必要
多年草は、冬越しできると初年よりも1周りや2周りも大きく成長していきます。多年草の予想外の成長に驚くかもしれません。
初年にかわいらしかったミニサイズは、どこへやらです。
切り戻しをするなどすれば、コンパクトなサイズに抑えることもできます。ただ、根っこはそうはいきません。鉢植えの場合は鉢増しといって、鉢を大きくする必要があります。地植えの場合も、成長を見越してスペースを確保しておく必要があります。
その点、一年草はシーズンが終われば自然と枯れていきますし、何より管理が簡単です。
一年草を見分けるポイント
お住まいの地域の気候にもよりますが、花タグに一年草とかかれていれば、一年草と思っていただいて問題ないです。
タグに「非耐寒性多年草」とあれば、冬越し作業が必要で、温暖の地域を除いて一年草扱いになります。
また、多年草は一年草に比べて金額が高い場合も多く、その点も含めて初心者の方には一年草をおすすめします。
せっかく選んで購入して、冬越しも頑張ったのに枯れてしまうと悲しいですよね。
はじめから一年草とわかっていれば、今年咲いてくれたことに感謝して「また育てたい!」という気持ちが湧いてくるはずです。
翌シーズンも一年草を楽しみたい場合
一年で枯れてしまうとはいえ、翌年も楽しむ方法もあります。それが種の採取です。
初心者の方には難しいかもしれませんが、慣れてきたら挑戦してみてください。
ブランド苗って?
ファッションや車などと同じように、花にもブランドがあるもの、ないもので分かれています。
ホームセンターなど売られている花苗はポットに花タグがあり、そこにブランド名が書いてあります。
ポットに金額と名称だけシールで貼ってある場合は、ノーブランド苗です。
ブランド苗は、ノーブランド苗に比べて金額が高いですが、花付きがよく、丈夫に育つように品種改良されています。
そのブランドの中で、初心者の方におすすめなのがPROVENWINNERSさんとSUNTORYFLOWERSの苗です。
他のブランドが悪いということではなく、実際に育ててみて「特に育てやすい」と感じたのがこの2つのブランドでした。
例えばこちら。
SUNTORYFLOWERSさんのフェアリースターです。(一年草)
真夏の暑さにめっぽう強く、真南の庭でこんなに咲いてくれます。最初に購入したときは、この1/3程度しかありませんでした。
そして、この二つのブランドはどこのホームセンターへ行ってもよく売られています。この2つのブランドを目印にしておけば、まず間違いないです。
タグはこんな感じです。
- 管理が簡単でお財布にもやさしい一年草がおすすめ
- 丈夫で花付きも良いPROVENWINNERSさんとSUNTORYFLOWERSさんの花苗がおすすめ
少し大きめの鉢に植えよう!
ガーデニングを始めたばかりの頃は地植えにするか、鉢植えにするかでよく悩んでました。
地植えのほうが植物達は生き生きと育ちます。とはいえ、庭がない場合は地植えはできませんよね。
そこで、おすすめしたいのは、少し大きめの鉢で寄せ植えに挑戦することです。
鉢は何がおすすめ?
鉢にもいくつか種類がありますが、初心者は、プラスチックよりも大きめの素焼き(テラコッタ)がおすすめです。
テラコッタは、プラスチックに比べて外気の温度に干渉されにくく、通気性も良いので、大事な根っこを外気温や病気から守ってくれます。
大きめの鉢というのは、苗を購入するときに、その苗が入っているポットよりも、1〜2周りほど大きいサイズが目安です。
お花の種類にもよりますが、大体の花苗であれば、直径も深さも20cm以上ある鉢がおすすめで、7号鉢以上です。
実際に見てみると、こんな大きい鉢から手をつける勇気がない方もいるかと思います。
ただ、小さい鉢のほうが管理が大変です!小さい鉢をおすすめしない理由は、以下のとおりです。
- 水切れしやすい
- 成長していく植物のスピードに対応しづらい
- 枯れやすい
小さい鉢でお花を育てると、失敗しやすいです。これは、実際に何度も経験しています。原因は土が少ないことで、水切れを起こしやすくなったり、根詰まりを起こしやすくなったりするためです。
大きめサイズの鉢を使用することで、管理は楽になり失敗も激減します。
ちなみに、大きければいいというわけでもありません。鉢が大きくて土が多すぎると、根が水分をしっかり吸えずに土が乾かず根腐れを起こしやすくなります。
花タグを見て適切な鉢の大きさを確認したり、それができない場合は、少し大きめの鉢を利用するようにしましょう。
受け皿は必要?
鉢にセットでついてくることもある受け皿ですが、屋外で育てるなら基本的に不要です。
受け皿に水をためておくと、そこで虫が湧いたり、土が乾きにくくなります。それにより根っこが病気になったりすので、受け皿を使う場合には水をためないでこまめに捨てるようにしてください。
- 初心者は、7~10号(直径と深さが20cm以上)ほどの鉢を使用する。
- 屋外の場合は、受け皿不要。使用するならこまめに水を捨てること
培養土に植えよう!
お花を育てる上で直面する土の選び方。これは、培養土を購入すればとりあえず間違いないです。
土にも、基本となる土、お助け役の土などと色々ありますが、培養土はオールインワンです。購入して、そのまま植物がのく育つように必要なものがブランドされていますので、すぐに使えます。
庭にお花を植えたい場合も、花壇の土に培養土を追加するだけでも花の成長が変わってきます。
肥料が入っているものもありますので、買うときに土の袋の表記を確認してください。
- 土は、培養土を選ぶ
- 肥料を追加で入れるのが手間なときには、肥料入りの培養土を購入してもOK
まとめ
私がガーデニングを始めたころは、迷うことだらけでした。
そんな自身の経験から、ガーデニングを始める前に知っておきたかったことをまとめてみました。
- タグでまず情報収集
- 苗購入は店で実際に見て購入
- 初心者向けの花は、一年草で、PWとサントリーフラワーズの花苗
- 初心者は、小さい鉢を選んではいけない、受け皿はつけない
- 土は培養土でOK
まだまだお伝えしたいことはたくさんあるのですが、今後更新していきたいと思います。
それでは、また!
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