PROVENWINNERSさんの大人気紫陽花ラグランジア。常識を覆す画期的な紫陽花と言われており、入手が困難なほど強い人気があります。
この記事では、そんなラグランジアの特徴と成長の記録、育て方を紹介します。
なにがそんなに魅力的なの?
剪定は必要?
育て方のポイントは?
夏越しや冬越しはできる?
こんな疑問にもお答えします。
ラグランジアが気になっている方、魅力的な紫陽花をお探しの方は是非参考にしてください。
ラグランジアの基本情報
ラグランジアはPROVEN WINNERSさんの紫陽花です。
- 販売時期 3月下旬〜5月中旬、9月中旬〜11月上旬(品種による)
- 開花時期 5月〜7月
- 株 幅 約120㎝
- 草 丈 約100㎝
2023年6月時点で3種類のラグランジアが発売されています。
- ブライダルシャワー(2020年〜)
- シャンデリー二(2023年〜)
- クリスタルヴェール(2022年〜2023年)※生産終了
- クリスタルヴェール2(2023年〜)
ラグランジアの魅力
ラグランジアは他の紫陽花と比べて何が魅力的なのかお伝えします。
- 花数の多さ
- 剪定不要(自然な樹形を楽しめる)
- 水切れしにくい
ラグランジアの魅力 ①花数の多さ
ラグランジアは側芽にもお花をつけるため、枝いっぱいにお花が咲き溢れます。
「本当に紫陽花?」というくらいに花をつけ、花数の多さには驚かされます。
花数が多いからこそグラデーションがとっても綺麗です。
こちらの写真は、スマホで撮影したものです。スマホで撮影しても、はっきりとわかるこのグラデーション。いつもは、ミラーレスを使用して花を撮影しますが、スマホでも綺麗なのをお見せしたく、スマホで撮影してみました。
ラグランジアの魅力 ②剪定不要
面倒な剪定も不要で、剪定をしなくても自然な樹形のままたくさんのお花を咲かせます。ローメンテナンスで育てられるのも、ラグランジアの魅力です。
現在も初代のクリスタルヴェールを育てていますが、剪定をせずにそのまま成長させても枝垂れて素敵な花姿になります。
2023年からは、初代クリスタルヴェールを改良した、【クリスタルヴェール2】が販売されています。いままで以上に剪定なしで、美しい樹形とさらにアップした花数を楽しめるそうです。
ラグランジアの魅力 ③水切れしにくい
上の写真からも分かる通り、普通の紫陽花に比べると葉がかなり小さいです。
これにより、水分が蒸発しにくく水切れを起こしにくい、という特徴があります。
真夏日では、通常の紫陽花の場合は水切れで葉っぱがぐったりしていることが多いです。一方のラグランジアは元気で綺麗な葉を茂らせています。
水やりにそこまで気を使わなくて良いのは大変助かりますよね。
ラグランジアの成長記録
続いて、ラグランジアの成長の記録を紹介します。
ラグランジア クリスタルヴェール
育てているのはラグランジアクリスタルヴェールです。コメリパワーさんで購入しました。
土壌のpHによって、ブルー、パープル、ピンクが混ざり合う美しいグラデーションを魅せる品種です。
5月3日 植え付け
購入したラグランジアは2回り程度大きな鉢に植え付けます。植え付ける土は、市販の草花用培養土でも問題ありません。
購入時から薄緑色の花を咲かせています。
5月11日
5月中旬に入ると、薄緑色の花がうっすらと薄紫色に変化を始めます。
5月19日
さらに時間が経過すると、薄緑色と薄紫色のきれいなグラデーションが楽しめます。
5月22日
5月下旬になると、ほとんどのお花が薄紫色に変化します。
5月25日
5月29日
6月が近づくと花色が薄いピンク色に変化します。pHの調整をしなくても、自然に花色変化が楽しめます。
6月25日
6月下旬にはお花が終わります。普通の紫陽花であればこのくらいの時期に剪定をしますが、ラグランジアは剪定不要なので放ったらかしで問題ありません。
7月24日
真夏に入るとお花は終わりますが、葉はしっかり茂らせます。昼の強い日差しや西日を避ければ、葉焼けもしません。
9月19日
秋に入っても、引き続き葉を茂らせます。
12月24日
秋が終わり冬に入ると落葉します。落葉は自然現象で、枯れたわけではありません。
3月4日
3月に入ると、新芽がぽつぽつと出てきます。
3月11日
日がのびて暖かくなると、どんどん新芽が出てきます。
3月19日
3月21日
3月25日
4月1日
4月に入ると、葉でいっぱいになります。あとはお花が咲くのを待つのみです。
ラグランジアの育て方
続いて、ラグランジアの育て方をご紹介します。
植え付け
購入した苗は、2回りくらい大きな鉢に植え替えます。植え付けるときは、根はなるべく触らないようにします。
冬越しした2年目以降の株は、10号鉢(直径30㎝)以上の鉢に植え替えるか、地植えで育てます。
ブライダルシャワーは、草花用培養土で育てるのが推奨されています。草花用培養土で育てると、白色から淡いピンク色に花色が変化していく様子を楽しめます。
クリスタルヴェールは、青色紫陽花用の培養土が推奨されています。それによりキレイなブルーの花色を楽しめます。
栽培環境
日当たりの良い環境で育てます。午前中に良く日があり、午後は日陰になる場所(半日陰)でもよく育ちます。購入後すぐに強い日差しに当たると、葉や花が萎れてしまいます。購入してしばらくは、直射日光を避けた場所で育てます。
水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。真夏は水切れに注意が必要です。可能であれば1日2回、最低でも1日1回は水やりをしましょう。
地植えの場合は、根がしっかり張れば特に水やりは必要ありません。土がずっと乾いているようであれば適宜水やりをします。
肥料やり
生育が旺盛になる時期は、定期的に液肥で追肥をします。肥料が不足すると、葉の色が薄くなり、花付きが悪くなりお花も小さくなります。
剪定
剪定をしなくてもキレイなお花を咲かせますが、丸く整った株に育てたい場合は剪定をします。
夏越し
梅雨明け後の厳しい暑さには強くありません。鉢植えの場合は、直射日光のあたらない明るい日陰や半日陰に移動させます。9月以降の厳しい暑さがおさまったら、日当たりの良い場所に戻します。
地植えの場合は、遮光ネットなどで強い日差しからは守ってあげます。
冬越し
基本的に寒さに強いので、問題なく冬も越します。ただ、寒風や霜にあたると、花芽が傷んで春後にお花が咲かなくなる可能性があります。軒下に移動させたり、不織布を被せたりするなどして、寒風や霜から守ってあげます。
もしお庭に大きな木などがあれば、その木の下に置いておくだけでも、全然違いますよ。
まとめ
以上、P Wの大人気紫陽花ラグランジアを紹介しました。
常識を覆す画期的な紫陽花です。楽しみ方もたくさんある魅力的な品種です。
皆さんも、この記事を参考に育ててみませんか?
それでは、また!
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