クリスマスローズの革命児ともよばれている氷の薔薇。
クリスマスローズ本来の耐寒性や耐陰性に加え、耐暑性まで備わった強健なクリスマスローズです。
この記事ではそんな氷の薔薇の特徴と育て方をご紹介します。
育てやすく魅力的なクリスマスローズをお探しの方、氷の薔薇が気になっている方はぜひご覧ください。
氷の薔薇はこんなお花
氷の薔薇の基本情報
氷の薔薇は、ニゲルの交配種とガーデンハイブリッドの交配により誕生した新しいクリスマスローズです。2017年にドイツで開催された世界最高峰の園芸展示会IPM Essenで高い評価を得ています。
奇跡的に交配に成功し生まれた品種であり、この品種を基に次世代のクリスマスローズが誕生していくことも期待されています。
氷の薔薇の特徴
まず、氷の薔薇の特徴をご紹介します。
暑さにも強く強健
クリスマスローズは寒さに強いですが、暑さには弱いお花です。夏は半日陰の環境でないと弱ったり枯れたりしてしまいます。
ところが氷の薔薇は、夏の暑さにも強く改良されています。ある程度の暑さであれば耐えてくれます。従来のクリスマスローズでは考えられない茎の太さや花弁の厚みもある強健なクリスマスローズです。
花つき抜群
ニゲルの特徴が強く残っているため、花つきも抜群です。寂しくなりがちな冬の半日陰の環境でもキレイなお花を咲かせてくれます。
花茎も長いため、花壇に高低差をつけることもできます。低い位置はビオラやパンジーに任せ、少し高い位置に氷の薔薇を植えることで、冬でも彩り溢れる花壇を作れます。
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切り花でも楽しめる
お花をたっぷり咲かせるので、切り花でも楽しめます。
氷の薔薇の育て方と成長記録
続いて、氷の薔薇の育て方と成長記録をご紹介します。
12月中旬 植え付け
氷の薔薇は12月頃にお店で売られます。値段は株の大きさにもよりますが、写真の株で2,980円でした。
強健な品種のため、根もしっかり張っています。地植えの場合は、落葉樹の下など夏は半日陰となり冬は日当たりの良い環境に植えてあげるのが理想です。鉢植えの場合も同様です。ただ、通年半日陰の環境でも元気に育ってくれます。
地植えの場合は、腐葉土を土にたっぷりすき込んでから植え付けます。鉢植えの場合は、市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜた水はけと水もちの良い土に植えてあげましょう。
1月上旬
1月上旬になると、蕾が上がってきます。生育期ですので、定期的に液肥を与えてあげます。
1月下旬
1月下旬の氷の薔薇です。蕾が更に大きくなってきます。
この年は雪に降られてしまいましたが、雪や霜にも負けません。名前のとおり耐寒性も相当に強いです。
3月上旬
2月から3月になると、次々とお花を咲かせます。存在感抜群です。
3月中旬
3月中旬の氷の薔薇。花つきも花もちも良いため、長い間お花を楽しむことができます。
4月上旬
4月上旬の氷の薔薇。4月に入っても、まだお花を楽しむことができます。
氷の薔薇は花もちが良く鑑賞期が長いですが、種をつけるとエネルギーを使って株が疲れてしまいます。株が疲れると翌年の花つきにも影響しますので、種をつける前にお花は摘み取るようにします。
摘み取ったお花は切り花でも楽しめます。
5月〜10月
5月から10月頃までは休眠期です。その間は肥料は控えます。なるべく明るい半日陰で育ててあげるのが良いですが、氷の薔薇さ強健な品種のため、そこまで神経質になる必要はありません。
11月上旬 葉切り
11月頃になると、新芽が出始めます。その頃に、痛んだり傷ついた葉を付け根から切り取ります。
地面から高さ3㎝程度の場所から切ります。
氷の薔薇は10月頃から生育期になりますので、この頃から2〜3週間に1回程度、規定量の液肥を与えてあげます。そうすることで、12月頃にはまた花芽が出てきます。
まとめ
以上、クリスマスローズ氷の薔薇の特徴と育て方をご紹介しました。
繰り返しになりますが、氷の薔薇はクリスマスローズの革命児とも呼ばれる優秀な品種です。
クリスマスローズにチャレンジしたいとお考えの方はぜひ検討してください。
それでは、また!
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