【ポットマムの特徴と育て方】鉢で育てる人気のキク|初心者でも失敗しない楽しみ方を紹介

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夏の終わりから店頭を彩り始める「ポットマム」。

鉢植え向けに改良された西洋ギクで、初心者でも手軽にこんもりとまとまる株に育てられる、秋の定番鉢花です。

ポットマム
ポットマム

この記事では、ポットマムの特徴、魅力、育て方、翌年も花を楽しむための管理方法まで、わかりやすく解説します。

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目次

ポットマムはこんなお花

ポットマムの基本情報

ポットマムは鉢で育てやすいように改良された西洋ギクです。鉢(ポット)で育つキク(マム)なのでポットマムと呼ばれています。1950年代にアメリカで生まれ日本にもやってきましたが、秋にこんもりとお花を咲かせる大人気の鉢花となりました。

株が縦に長くなる従来のポットマムと、ドーム状にこんもりとまとまるガーデンマム、本来は切り花用で草丈が高いスプレーマムを合わせてポットマムと呼ばれています。

  • 科属:キク科 Chrysanthemum × morifolium(園芸品種群)
  • 開花期:9月〜11月
  • 原産地:中国・アメリカ(品種改良は主に米国)
  • 和名:ポットマム・鉢物キク
  • 分類:短日植物(夜が長くなると花芽が形成される)

ポットマムは色や咲き方が豊富なことが特徴です。お好みのお花を探しやすいですし、他の植物とも合わせやすいため、根強い人気があります。

ポットマム

ポットマムの花言葉

ポットマムには次のような花言葉がつけられています。

  • 高潔
  • 清らかな愛
  • 君を愛す
  • 真実
  • 私を信じて

どれも気品のあるキクにふさわしい花言葉で、ギフトにも向いています。

ポットマムの特徴

ポットマムは、鉢植え用に特化して改良されたマム(キク)で、初めての方でも扱いやすいのが魅力です。

色・咲き方のバリエーションが圧倒的に豊富

ポットマムは、白・黄色・ピンク・オレンジ・グリーンなどカラーが非常に多く、咲き方も八重・ポンポン咲き・スプレー咲き・スプーン咲きなど多彩です。

同じマムでも印象がまったく異なるため、寄せ植えの主役にも脇役にも使える万能な鉢花です。

自然に“こんもり”まとまる株姿

生産段階で摘芯や矮化処理が行われており、初心者でもきれいな半球形に育てやすいのが大きな魅力。

寄せ植えにしても美しく形が決まりやすく、玄関・ベランダに置くだけで季節感のある景観が完成します。

限られたスペースでも育てやすい低樹形

ポットマムは草丈が低めに保たれているため、コンパクトなベランダや小さな鉢でも管理しやすいのが特徴です。

一般的な切り花用マムと違い、横にふんわり広がるように育つため、鉢一つでも存在感があります。

秋の長い期間にわたって開花を楽しめる

9〜11月と開花期間が長く、気温が安定している秋は特に色持ちも良い季節。

朝晩の冷え込みで花色が引き締まるため、購入時よりも鮮やかに見えることもあり、季節の変化を楽しめる点も魅力です。

手入れが簡単で初心者でも失敗しにくい

ポットマムは丈夫で育てやすく、水やりと日当たりさえ気を付ければトラブルが少ない植物。

短日植物なので夜間の人工光に注意する必要はありますが、それ以外は難しい管理が必要ありません。

「秋に何か育てたいけど難しいのは不安」という方にもおすすめです。

ポットマムの育て方

植え付け

買ってきたポットマムは水はけの良い土に植え替えます。

市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜるなどした水はけの土に植えます。

ポットマム 植え付け 根鉢
ポットマム 植え付け 土

栽培環境

ポットマムは「短日植物」と呼ばれており、夜が長くなることで花を咲かせます。そのため、夜は街頭や部屋の明かりが当たらない場所で管理します。

また、ポットマムは泥はねから病気になりがちなので、地面の泥ががからないように地面から少し高さのある台に置くのがおすすめです。

水やり

水やりは土が乾いたらたっぷりとが大原則です。開花期や真夏は水切れに注意して、土の様子を見ながら必要に応じて1日2回水やりをします。

ポットマム 水やり
土が乾いたらたっぷりと株元から水やりをします。

肥料

ポットマムは次々と花を咲かせるので、定期的な肥料やりが必要です。

休眠期の冬に肥料を残すのは良くないので、11月以降は肥料を控えます。

剪定・切り戻し

ポットマムは生産者さんによる花芽のコントロールや矮化剤の使用で、自然にこんもりとまとまった株に育ちます。そのため、基本的には剪定や切り戻しは不要です。

ただ、草丈を小さくこんもりと育てたい場合や枝数を増やしたい場合は剪定や切り戻しをします。自身の好みで剪定や切り戻しをするか決めましょう。

冬越し 

お店で売られているポットマムは、生産者さんが花芽をコントロールしたり、矮化剤を使用してコンパクトな株を維持しています。そのため、来年も同じようにコンパクトにこんもりとした株を維持するのは非常に難しいです。翌年もコンパクトにこんもりとした株を楽しむためには、挿し芽で株を更新させることが最も簡単です。

挿し芽が難しい場合は、思い切って切り戻しをすることで冬越しをします。

夏越し

真夏の猛暑日は、午後の日差しが強く気温が高い時間は日よけをします。1日中真夏の強い陽射しにあたり続けると弱るので注意しましょう。

まとめ

ポットマムは、コンパクトで色彩豊か、そして初心者でも失敗しにくい優秀な秋の鉢花です。

日当たりと日長管理にだけ気をつければ、長く花を楽しめるので、ぜひ秋のガーデニングに取り入れてみてください。

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