夏が終わるとお店にたくさん出回る鉢植えのキクポットマム。鉢植えで育つマムとして改良されており、初心者でも簡単にこんもりまとまった株に育てることができる秋の定番ともいえる鉢花です。
この記事ではそんなポットマムの特徴や育て方を解説します。
それではよろしくお願いします。
ポットマムはこんなお花
ポットマムの基本情報
ポットマムは鉢で育てやすいように改良された西洋ギクです。鉢(ポット)で育つキク(マム)なのでポットマムと呼ばれています。1950年代にアメリカで生まれ日本にもやってきましたが、秋にこんもりとお花を咲かせる大人気の鉢花となりました。
株が縦に長くなる従来のポットマムと、ドーム状にこんもりとまとまるガーデンマム、本来は切り花用で草丈が高いスプレーマムを合わせてポットマムと呼ばれています。
ポットマムの特徴
ポットマムは色や咲き方が豊富なことが特徴です。お好みのお花を探しやすいですし、他の植物とも合わせやすいため、根強い人気があります。
また、背丈が低くて置く場所に困らないのも特徴の一つです。限られたスペースでも元気に育てることができます。
ポットマムの花言葉
ポットマムには次のような花言葉がつけられています。
ポットマムの育て方
続いて、ポットマムの育て方について解説します。
ポットマムの植え付け
買ってきたポットマムは水はけの良い土に植え替えてあげます。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜるなどした水はけの土に植えてあげましょう。
ポットマムの置き場所
ポットマムは「短日植物」と呼ばれており、夜が長くなることでお花を咲かせます。そのため、夜は街頭や部屋の明かりが当たらない場所で管理してあげる必要があります。
また、ポットマムは泥はねから病気になりがちなので、地面の泥ががからないように地面から離れた場所に置いてあげましょう。
ポットマムの水やり
水やりは土が乾いたらたっぷりとが大原則です。開花期や真夏は水切れに注意して、土の様子を見ながら必要に応じて1日2回水やりをするようにしましょう。
ポットマムの肥料やり
ポットマムは次々とお花を咲かせてくれるので、定期的な肥料やりが必要です。冬に肥料を残すのは良くないので、10月頃まで定期的に規定量の追肥をしてあげます。
ポットマムの剪定・切り戻し
ポットマムは生産者さんによる花芽のコントロールや矮化剤の使用で、自然にこんもりとまとまった株に育ちます。そのため、基本的には剪定や切り戻しは不要です。ただ、草丈をなるべく小さくしてこんもりと育てたい場合や枝数を増やしたい場合は剪定や切り戻しをしてあげます。自身の好みで剪定や切り戻しをするか決めましょう。
ポットマムの冬越し
お店で売られているポットマムは、生産者さんが花芽をコントロールしたり、矮化剤を使用してコンパクトな株を維持しています。そのため、来年も同じようにコンパクトにこんもりとした株を維持するのは非常に難しいです。翌年もコンパクトにこんもりとした株を楽しむためには、挿し芽で株を更新させることが最も簡単です。
挿し芽が難しい場合は、思い切って切り戻しをすることで冬越しをさせてあげます。
ポットマムの夏越し
真夏の猛暑日については、午後の日差しが強く気温が高い時間は日よけをしてあげます。1日中真夏の強い陽射しにあたり続けると弱ってしまいますので注意しましょう。
まとめ
以上、ポットマムの特徴と育て方をご紹介しました。
ポットマムは鉢植えでキレイに育ちやすいように改良されていることから場所を選ばず初心者でも簡単に育てることができます。
皆さんもぜひ挑戦してみてください。
それでは、また!
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