高貴で清楚な雰囲気を持つことから贈り物の定番となっている胡蝶蘭。
贈り物でいただいても育て方がわからずにすぐ枯らしてしまう方も多いと思います。とてももったいないですよね。
そこでこの記事では胡蝶蘭の特徴と育て方をご紹介します。
名前の由来は?
花言葉は?
どんな土に植えたら良いの?
水やりは?
お花が枯れたらどうしたら良いの?
またお花を咲かせるためにはどうしたら良いの?
こんな疑問にもお答えします。贈り物の胡蝶蘭を長く楽しみたい方、これから胡蝶蘭を育てたい方は是非参考にしてください。
それではよろしくお願いします。
胡蝶蘭はこんなお花
胡蝶蘭の基本情報
蝶が舞うように美しい花姿から胡蝶蘭と名付けられました。学名のPhalaenpsis(ファレノプレシス)はギリシャ語で「蛾に似た」という意味があります。
胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭の名前の由来になっている蝶には幸せを運ぶというイメージがあります。そのため、胡蝶蘭にも幸福が飛んでくるという花言葉がつけられています。
ギフトにはぴったりの花言葉ですね。
胡蝶蘭の特徴
花が長持ち
胡蝶蘭は一つの茎にいくつものお花を咲かせます。そのお花もランの中では特に長持ちします。うまく管理すれば1ヶ月以上開花し続けることもあります。
長生き
意外に思う方も多いでしょうが、胡蝶蘭は長生きする植物です。うまく管理すれば50年育つとも言われています。すぐに枯れないのも贈り物にピッタリな理由の一つです。
屋内で育てやすい
胡蝶蘭は花粉がほとんど落ちず、香りもありません。屋内でお花を育てる場合は花粉と香りで悩むことも多いですが、胡蝶蘭はこの心配がありません。そのため、屋内で安心して育てられるお花です。
空気中の水分を吸いながら呼吸
胡蝶蘭は空気中の水分を吸いながら呼吸する植物です。土に植えると呼吸ができずに枯れてしまいます。間違えて土に植え替えないようにしましょう。
胡蝶蘭の育て方
続いて、胡蝶蘭の育て方を紹介します。
栽培環境
胡蝶蘭は亜熱帯や熱帯地方が原産地の植物のため18℃以上の暖かい環境を好みます。暑さには強いですが、寒さには弱いです。冬に屋外で育てるとすぐに枯れてしまいますので、暖かい屋内で育てます。また、強い日差しも苦手としています。直射日光の当たる場所は避けた上で、暖かく明るい室内で管理してあげましょう
植えつけ
胡蝶蘭は空気中の水分を求めながら呼吸する植物です。そのため植えつけは土ではなく、水ごけ、洋ラン用バーク、ヤシ殻チップを使用します。
ギフトでいただいた胡蝶蘭はキレイなラッピングが施されていることが多いですが、長くお花を楽しみたい場合はすぐにラッピングを外してあげてください。蒸れてお花や株にダメージを与えてしまいます。
また、株を長く元気に育てるためには、2〜3年に1回な植え替えをしてあげます。時期は4月から6月くらいの暖かい季節がおすすめです。
古くなった水ごけ等を取り除いて、新しい水こけ等に植え替えてあげます。
腐っている根があれば取り除いてあげましょう。
水やり
鉢の中の水ごけや洋ラン用バークが乾いてきたら水やりをします。まだ湿っている状態で水やりをすると、根から呼吸ができずに根腐れを起こす危険があります。特に冬場は根が弱るので、乾いている状態をしっかり確認してから水やりをしましょう。
水やりの時間は午前中が望ましいです。また、冬場は20℃前後の微温水で水やりをするのが理想です。
肥料やり
胡蝶蘭は適切なタイミングで肥料を施すことでより元気なお花を咲かせます。基本的に春から夏にかけて洋ラン用の液体肥料を1〜2週間程度の間隔で施してあげましょう。
支柱立て
お店で売られているような同じ向きでお花を咲かせたい場合は、支柱を立てて花茎を上向きに支えます。支柱がないと、違う方向にお花が咲いて見映えが悪くなります。
花がら摘み
萎れてきたお花は1輪ずつ丁寧に摘みとります。古くなったお花をそのままにしておくと、見た目が悪くなりますし、無駄なエネルギーを使ってしまいます。なるべく早く摘み取ってあげましょう。
花茎切り
咲いているお花のうち、3分の2程度が咲き終わったら花茎を根本からカットします。基本的には下から数えて3〜4節目でカットします。
胡蝶蘭が弱っている場合は、強めに切り詰めて株を休ませましょう。
まとめ
以上、胡蝶蘭の特徴と育て方を紹介しました。
贈り物の定番である胡蝶蘭。せっかくいただいた贈り物なので、なるべく長く楽しみたいですよね。この記事を参考に胡蝶蘭を育てて長く楽しむのに挑戦してみてください。
それでは、また!
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