ローメンテナンスで育てやすい鑑賞用ハーブとして親しまれているネペタ(キャットミント)。バラとの相性も抜群でバラガーデナーからも根強い人気があります。
この記事ではそんなネペタ(キャットミント)の特徴と育て方を紹介します。
名前の由来は?
花言葉は?
育て方のポイントは?
剪定・切り戻しは必要?
夏越しはできるの?
冬越しはできるの?
こんな疑問にもお答えします。
ネペタが気になっている方、ネペタの育て方で悩みをお持ちの方、バラに合う植物をお探しの方はぜひ参考にしてください。
ネペタ(キャットミント)はこんなお花
基本情報
ネペタは栽培地で交雑によりできた多年草です。
- 科 属 シソ科イヌハッカ属
- 原産地 交雑種
- 開花期 4月〜10月
- 学 名 Nepeta faassenii
- 英 名 Catmint
- 和 名 犬薄荷
ネペタの名前の由来は紀元前8世紀ごろに発展したイタリア半島中部の古代都市の名前に由来しています。
特徴
ネペタ(キャットミント)は、ミントと名前がついてますが食用ではなく鑑賞用のハーブです。葉は甘く爽やかな香りがします。
お花はラベンダーに似た花を穂状に咲かせます。4月から10月頃までお花を咲かせ、開花期が長いのも特徴です。花色は青紫色のものが多いですが、ピンク色や白色のものもあります。
葉は細かい白い毛で覆われているため、白っぽくみえます。そのため、柔らかな印象を与えます。
バラの開花期に合わせてお花を咲かせるので、バラとの相性も抜群です。バラガーデナーにも根強い人気があります。
猫が好むハーブとして知られるキャットニップは近縁種ですが異なる品種です。
花言葉
ネペタには次の花言葉がつけられています。
- 自由な愛
- 無邪気
近縁種であるキャットニップにネコが自由気ままに戯れる姿からイメージして付けられたのではと言われています。
ネペタ(キャットミント)の育て方
続いて、ネペタの育て方を紹介します。
栽培環境
ネペタは日当たり、風通し、水はけの良い環境を好みます。湿気のこもらない場所であれば半日陰の環境でもよく育ちます。
植え付け
植え付けを行うのは春と秋が望ましいです。
鉢植えの場合は、ハーブ用培養土に腐葉土や赤玉土を3割程度混ぜた水はけの良い土に植え付けます。
地植えの場合は、植え付ける場所に腐葉土をたっぷりすき込んでから植え付けます。
水やり
ネペタは乾燥した環境を好みます。
鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。乾燥気味に育てますが極端に水切れを起こさないように注意しましょう。
地植えの場合は、植え付けて根付くまでは水やりをします。根付いてからは暑く雨が降らない日が極端に続かない限り水やりは特に必要はありません。
肥料やり
ネペタは痩せた土地でもよく育つので、肥料は控えめに育てます。肥料を与えすぎると株が軟弱に育ってしまいます。お花をたくさん咲かせる春と秋に緩効性の肥料を施す程度で充分です。
剪定・切り戻し
梅雨に入る前に全体の1/2程度を切り戻します。
また、冬入り前にも地際近くまでばっさりと切り戻しをします。
夏越し
ネペタは夏の暑さにも強いですが、蒸れは苦手です。梅雨入り前に切り戻しをして蒸れを防止すれば、お花は休みますが夏を越すことができます。
冬越し
ネペタは冬の寒さにも強いです。関東以西の暖地であれば冬を越すことができます。
増やし方
ネペタは株分けと挿し芽により増やすことができます。
株分けは植え替えるときに適当に分割して植えるだけで大丈夫です。挿し芽は、茎をカットして土に挿しておくだけで成長してくれます。
株分けも挿し芽も春と秋にすることで成功率が高くなります。
まとめ
以上、ネペタ(キャットミント)の特徴と育て方を紹介しました。
ネペタは丈夫で育てやすい人気の鑑賞用ハーブです。バラとの相性も抜群で、鉢植えに地植えに大活躍してくれます。
みなさんもこの記事を参考に育ててみてください。
それでは、また!
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