一年で枯れてしまうものの、開花時期が長く花壇を鮮やかに彩ってくれる一年草。一年草のないガーデニングなんて、イチゴのないショートケーキのようなものですね。
この記事ではそんな一年草の特徴と楽しみ方を解説し、季節ごとにオススメの一年草もご紹介します。
皆さんのガーデニングライフがより一層豊かなものになるきっかけになればうれしいです。
それでは、よろしくお願いします♪
一年草はこんなお花
花を咲かせたり実をつけたりすると枯れてしまう草花のことを一年草といいます。
花を咲かせるとその年のうちに枯れてしまいます。枯れた後は、また芽を出したりはしません。ただ、残された種からまた新しい株が育ちます。
一方、種まきや植え付けを行った後、お花を咲かせたり実をつけたりするサイクルを何年も繰り返す草花を多年草といいます。
本来の原産地では多年草でも、日本の気候に合わないため一年草扱いとなっている多年草もあります。
一年草の特徴と魅力
生育のスピードが早い
一年草は、1年あるいはワンシーズンでお花を咲かせたり実をつけたりする草花なので、生育のスピードが早いです。
大きく成長してたくさんお花を咲かせてくれるまでに、さほど時間がかかりません。
どんどん成長し、次々とお花を咲かせるのは、一年草の魅力です。
花期が長い
一年草は、花期が長いのも特徴です。
例えばビオラは秋から冬までお花を咲かせてくれますし、ジニアは春から秋までお花を咲かせてくれます。
長くお花を楽しませてくれるのも一年草の魅力です。
種や苗が安くて経済的
一年草は、種や苗を安く購入することができます。サントリーフラワーズやPWさんなどのブランド苗は1株300円以上するものもありますが、ノーブランドの苗であれば100円以下で購入することができる品種もあります。
比較的安価に手に入るのも、一年草の特徴といえます。
プレッシャーなし!お手軽にガーデニングを楽しめる
一年草は、どんなにうまく育てても時間が経過すれば枯れてしまいます。
そのため、うまく育てることができず枯れてしまっても、精神的にそんなにダメージがありません(枯れたらもちろんショックですが…笑)。
気軽に楽しめるのも一年草の特徴の一つです。
種が採取できれば翌年も楽しめる!
一年草は、種を採取できれば翌年も楽しむことができます。採取した種は冷暗所で保管して、翌年に撒いてあげます。
ネモフィラなど生命力の強い草花だと、種を採取しなくてもこぼれ種で自然に成長してくれる場合もあります。
種から育てる楽しみを気軽に味わえるのも、一年草の魅力です。
一年草を育てる際の注意点
続いて、一年草を育てる際の注意点をお伝えします。
季節ごとに植え替えが必要
一年草は一年あるいは季節ごとに枯れてしまうため、植えっぱなしにすることができません。枯れた一年草は取り除いて、新しい種や新しい苗を植える必要があります。
季節ごとに花の入れ替えを行って、季節のガーデニングを楽しめるのは一年草の魅力でもあります。ただ、こういった作業が面倒な人には一年草は向かないかもしれません。
花がら摘みが欠かせない場合も
一年草は、たくさんのお花を咲かせてくれるのが特徴です。たくさんお花を咲かせてくれるということは、花がらもたくさん発生することになります。
花がらは、放っておくと植物に無駄なエネルギーを使わせてしまいますし、そもそも見た目が良くありません。そのため、花がらはしっかり取り除いてあげる必要があります。
これは、ガーデニング初心者にとってはかなり手間に感じるかもしれません。ただ、放っておいても枯れたりはしませんので、気にしないという選択もありです。
おすすめの一年草
続いて、おすすめの一年草を紹介します。
春夏おすすめの一年草
ネモフィラ
澄んだブルーが特徴の一年草です。
春に咲く一年草として、春の花壇やプランターで多く育てられています。
我が家では、水耕栽培に挑戦してキレイなブルーのお花を咲かせてくれました。
花壇やプランターにたくさん植えれば美しいブルーのお花をたくさん咲かせます。まるで空の絨毯のような景色を楽しむことができます。
ペチュニア
たくさんの品種が開発されている大人気のお花です。
ペチュニアは原産地では多年草ですが、寒さに弱く日本の寒さには耐えられないため、一年草とされています。
メーカーがたくさんの品種を開発しており、色や形、咲き方など好みのものが必ず見つかるはずです。
ニチニチソウ
ニチニチソウも原産地では多年草ですが、寒さに弱く日本の寒さには耐えられないため、一年草とされています。
暑さにはめっぽう強く、管理もさほど必要としないことから大人気のお花です。
我が家ではサントリーフラワーズさんのフェアリースターを毎年育てています。
マリーゴールド
夏の代表的なお花です。
黄色やオレンジ色など、明るい色合いで夏の暑い日に元気をくれる一年草です。
種からでも簡単に育てることができます。我が家でも毎年種から育てていますが、失敗したことがありません。初心者でも失敗しないおすすめの一年草です。
ひまわり
夏の青空に似合う大人気のお花です。
我が家では、ハルディンさんのサンビリーバブルを初夏に植えています。
「ほんとに1000輪咲くのでは…」と思わせるほどたくさんお花を咲かせてくれます。花期も長く、晩秋まで咲き続きます。
秋冬おすすめの一年草
パンジー・ビオラ
秋冬の代表的なお花といえばパンジー・ビオラです。
毎年、9月から10月頃になるとお店にたくさんの品種が出回ります。
我が家のイチオシはサトウ園芸さんのパンジー・ビオラです。
ストック
冬の花壇を彩るストックも日本では一年草とされています。
原産地では多年草として扱われていますが、日本の暑さでは夏越しができないため一年草です。
我が家では冬に種を撒いて育てています。毎年春が近づくとキレイな花を咲かせてくれます。
まとめ
一年草は気軽に楽しめる草花です。生産者さんのおかげで、ほんとにたくさんの品種が売られています。お好みのお花を見つけたら、ぜひともチャレンジしてみましょう。
植物の選び方や楽しみ方は千差万別、十人十色。みなさんも、ぜひともステキな一年草を見つけて、彩り豊かなガーデニング生活を送ってください♪
それでは、また!
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