強い日差し、長雨、病害虫——。どんなに丁寧に育てていても、バラはある日ふっと元気を失うことがあります。
けれど安心してください。バラは弱っても、根が生きていれば必ず立ち直る植物です。
この記事では、弱ったバラを復活させる管理方法をご紹介します。
バラが弱ってしまい心配されている方、弱ったバラを回復させたい方はぜひ参考にしてください。
まずはバラの「弱り具合」をチェック
弱ったバラを回復させる第一歩は、焦って作業を増やすのではなく、
しっかり状態を見極めることが大切です。
弱っていると判断できるサイン
- 葉がほとんど落ちている
- 新芽が出ず、枝先が黄色く細くなっている
- 株元(根元)がグラつく
- 葉がしおれる・色が薄い
- 黒星病・うどん粉病の斑点が急に増えた
これらに当てはまる場合、以下の対策に進みましょう。

バラを回復させる方法
水やりや肥料を控えて様子を見る
バラが弱っていると、ついつい水や肥料を多めに与えがちです。ただ、弱ったバラは水や肥料を吸収する根も弱っていることが多いです。
水や肥料は、根が元気で初めて効果が得られます。根が弱っていると水や肥料が吸収できずに根腐れの原因になります。
バラが弱っている時は、水やりや肥料を控えて様子を見ましょう。
少なくなった葉を守る
バラが弱るのは葉が少なくなることが主な要因です。葉が減ることで、それを支える根の活動が衰え株全体が弱ってしまいます。
そのため、葉を守ってあげることが肝心です。葉を守るために市販の薬剤をしましょう。
青々として元気な新芽が出てくると、ついつい油断して病気対策を怠りガチです。ただ、一度病気にかかって葉が落ちたバラは病気が再発する可能性が高いです。一度病気で葉が落ちたバラはしっかり薬剤を使用して病気を予防しましょう。
活力剤を使用する
弱ったバラに肥料を施すのは厳禁ですが、活力剤なら大丈夫です。活力剤は肥料とは違い根を痛めずにバラの生育を支えてくれます。
フルボ酸など、土の中の環境も整えてくれる活力剤は弱ったバラの回復に有効です。
コガネムシの幼虫対策
株元がぐらぐらしてる時は、コガネムシの幼虫が根を食べてしまっている場合があります。葉がしおれたり、株がぐらぐらしていたら株を抜いて確認してみましょう。根が明らかに減っていたらコガネムシの幼虫による仕業の可能性が高いです。
この場合は、殺虫剤を使用するなどして対応しましょう。
まとめ
大切に育てているバラが弱るとショックを受けますが、バラが弱ることはよくあります。
そんな時はこの記事でご紹介した方法でじっくり回復するのを待ちましょう。そうすれば、また元気なバラを楽しむことができます。

どうか焦らず、ゆっくり管理してあげてください。きっとまた立ち上がります。



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