かわいらしい小ぶりのお花と斑入りの葉っぱが魅力のスーパーアリッサム。我が家でも年間ほぼ休むことなく咲き続けてくれて、花壇作りには欠かせない存在になっています。
しかもスーパーアリッサムは挿し芽で驚くほど簡単に増やせるのが大きな魅力。
私自身、最初は「挿し芽ってなんだかむずかしそう…」と思っていたのですが、実際にやってみたらほぼ失敗なしで増やすことができました。
この記事では、実際に私が行なっている「スーパーアリッサムの挿し芽の方法」を写真付きでなるべくわかりやすくお伝えします。
挿し芽で株が増えると花壇が一気にボリュームアップして季節を問わず華やかな景色になります。ぜひ一緒にスーパーアリッサムいっぱいのお庭を作っていきましょう。

スーパーアリッサムの増やし方 用意する物
まずは、スーパーアリッサムの挿し芽をするのに必要となる用具についてお話します。挿し芽で必要な道具はとても少なく、どれも手軽に揃えられます。実際に私が使っているものと合わせて紹介します。
園芸用ハサミ

まずは園芸用ハサミです。挿し芽では切れ味の良いハサミを使うことが大切です。切れ味が悪いと茎がつぶれてしまい、発根しづらくなります、普通のハサミでも問題なく使用できますが、園芸用ハサミのほうが圧倒的に使いやすいです。
我が家では、アルスコーポレーションさんの園芸用ハサミを愛用しています。花がら摘みや摘芯、切り戻しにも使いやすく、手放すことができない大切なガーデニングアイテムです。
赤玉土・鹿沼土
挿し芽に使う土は水はけがよく雑菌の少ないものが望ましいです。挿し芽用の土も売られていますが、我が家では挿し芽をするのに赤玉土の小粒や鹿沼土を使用しています。
スーパーアリッサムの挿し芽であれば、赤玉土や鹿沼土でもほとんど失敗はしません。さらに言えば、挿し芽を適当に土に植えておくだけでも育つことがあります。ただ、それではさすがに成功率は低くなり、枯れてしまう可能性も高まります。
赤玉土や鹿沼土であれば値段もそれほど高くありません。挿し芽の成功率をあげるため、赤玉土や鹿沼土は用意するようにしましょう。
ポット
挿し芽を育てる用のポットです。底に穴が空いていればなんでもオッケーです。ただ、底が深すぎると挿し芽に酸素がいかなくなってしまう恐れもあるため、底が浅いものをおすすめします。
使いやすいものやオシャレなものなど気に入ったポットを使いましょう。
トレイ
ポットを置いておくためのトレイです。水受けとして使用します。水やりの管理がなくになり、移動もしやすくなるので便利です。これも水が溢れなければなんでもオッケー。大きさやデザインなど、お好みのものを見つけて使用しましょう。
スーパーアリッサムの増やし方 手順
ここからは、私が実際に行なっている挿し芽での手順を順番に紹介します。
挿し芽を作る
まずは、挿し芽を作る作業です。
元気な茎を選び、新芽の先端を5cm~8cm程度のところでカットします。適当で大丈夫です♪

次に、水分を吸いやすくするため、切り口を斜めにカットします。挿し芽は根っこがなくて水分を吸う場所が少ないため、水分を吸う面積を増やすための作業です。

続いて、葉を切り落とします。葉が多く残っていると水分が蒸発しすぎるため、大きい葉は半分くらいに切り落としてあげます。

これで挿し芽は完成です。挿し芽を作ったあとの管理のほうが大切なので、挿し芽を作る作業はそんなに神経質にならずに適当で大丈夫です。
水につける
挿し芽を作ったら、1時間ほど水につけておきます。

切り口が乾いてしまうと、発根しなくなってしまうため、この作業が必要となります。挿し芽にしっかり水分を吸わせておきましょう。
赤玉土に挿す
次に、ポットに赤玉土を入れて、そこに挿し芽を挿します。切り口を痛めないように、割りばしなどを使って穴をあけ、丁寧に挿してあげましょう。

風通しの良い明るい日陰に置く
風通しの良い明るい日陰で育ててあげます。我が家では冬も挿し芽をしているので、屋内に置いてあります。
屋内に置いておくと虫の発生を心配する方もいますが、我が家では今のところ虫は発生していません。
水切れしないように水やりする
あとは、水切れしないよう水やりをするだけです。
乾燥させないように定期的に水やりを行いましょう。発根までは乾燥が大敵です。水はできる限り、毎日交換してあげてください。
これで2~3週間すれば発根して根を伸ばしてくれます。とっても簡単です!

春や秋であればこれを植え付けしてあげればグングン育ってくれます。ただ、真夏や真冬は枯れやすいため、生育に適した季節になるまで赤玉土に植えたままにしてあげましょう。
スーパーアリッサムの増やし方 ポイント
挿し芽をする季節は?
スーパーアリッサムは生育が旺盛のため、株が乱れたら切り戻しをしてあげる必要があります。切り戻しをする際に切ったスーパーアリッサムをただ捨てるのはもったいないので、挿し芽にしてあげるのがオススメです。時期としては6月~9月頃になります。
挿し芽をなるべく成功させたい方は、生育に適した春や秋に挿し芽をすることをオススメします。真夏や真冬でもできなくもないですが、発根スピードが遅く管理も難しくなります。
冬に雪が降ったり霜が降りたりする地域では、冬越しの手段として挿し芽も使えます。屋内に挿し芽を置いておけば、時間はかかかりますが枯れずに発根してくれます。ただ、発根して真冬に植え付けをしてしまうと寒さで枯れてしまうことも・・・。植え付けをするのは最低気温が5度程度になってからにしましょう。


活力剤(メネデール)は必要?
メネデールなどの活力剤を使ったほうが良いという話もよく聞きますが、我が家では使っていません。理由はもったいないから。笑
スーパーアリッサムの場合、活力剤を使わなくてもしっかり根を伸ばしてくれます。とはいえ、成功させる確率を少しでも上げたい方は活力剤を使用するのも良いかもしれません。
まとめ
スーパーアリッサムは挿し芽でとても簡単に増やせる丈夫な多年層です。挿し芽でスーパーアリッサムを増やせば、グランドカバーや花壇の縁取りなど、活躍してくれる場面はたくさんあります。花壇一面をスーパーアリッサムで埋めつくすのも簡単です。
手軽に挑戦できるガーデニングの楽しさが詰まった作業なのでぜひスーパーアリッサムいっぱいの花壇づくりに役立ててください。





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