「スーパーアリッサムは放置しても育つ」と言われるほど丈夫で育てやすい多年草です。地植えでも鉢植えでもよく育ち、こんもりとした花姿で花壇の縁取りや寄せ植えに大活躍します。通常のアリッサム(一年草)よりも暑さ・寒さに格段に強いため、ガーデニング初心者でも成功しやすいのが魅力です。

この記事では、実際に何年も育ててきた経験をもとに、
- 失敗しない育て方(日当たり・水やり・肥料)
- 一年中楽しむための「切り戻し」のコツ
- 冬越し・夏越しで枯らさないための注意点
- 実質0円で増やせる「挿し芽」の方法
を詳しく紹介します。
「とにかく簡単に育てたい」「放置でも育つ花がほしい」「グランドカバーになる花を探している」という方は、ぜひ参考にしてください。
スーパーアリッサム(フロスティーナイト)はこんなお花
基本情報
スーパーアリッサムは、PROVEN WINNER(PW)が展開する多年草アリッサムのブランド名です。代表的な品種に、斑入り葉が美しいフロスティナイト(Lobularia maritima ‘Inovebowi’)などがあります。
通常のアリッサムが一年草で夏に枯れるのに対し、スーパーアリッサムは多年草なので、暑さにも強く夏越しが簡単です。

小花が集まって咲く手まりのような花姿が可愛らしく、どんな植物ともよく合います。葉はライムグリーンの斑入りで、白い花がこんもり咲く姿がとても魅力的。

スーパーアリッサムは暑さに強い
スーパーアリッサムは高温多湿にも強く、夏越しがとても簡単です。
真夏は花付きが控え目になりますが、枯れ込むことはほとんどありません。関東の蒸し暑さでも問題なく育ちます、
スーパーアリッサムは生育旺盛!放置でも巨大化
スーパーアリッサムはとにかく生育旺盛で、手入れしなくても株幅50センチ以上に巨大化します。


植えるだけでテラコッタ株も映えるため、ガーデニング初心者の”成功体験”にもぴったりです。
スーパーアリッサムの冬越し(霜対策は必須?)
冬に弱るのは普通
スーパーアリッサムは、耐寒温度が約-5℃と非常に強い耐寒性を持っています。寒風や霜に当たると、一時的に葉が紫色を帯びたり、萎れたりしますが、これは低温から身を守るための生理現象です。

こちらは、12月下旬(最高気温10℃、最低気温-3℃程度)に撮影したスーパーアリッサム。かなり弱って「枯れたかも・・・」と思うほど萎れる。

その後、真冬も外置きのまま放置した3月上旬の様子がこちらです。
放置しても復活!(根が生きていれば)
その後も放置し続けたところ・・・
なんと春に復活!
さらに秋には、まるで別株のように大きく元気に成長しました。

冬越しのコツまとめ
- 寒風や霜に直接当てない
- 肥料は与えない(厳寒期は休眠状態であり、肥料を与えると根が傷む)
- 土がしっかり乾いたら水をあげる(厳寒期に土が湿りすぎると根腐れの原因に)
- 気温が上がれば自然に復活!
寒風や霜で弱っても、根が生きていれば何度でも復活します。ただ、寒風や霜に当たり続けると復活に時間がかかるので、寒風や霜除が大切です。
下記の記事はスーパーアリッサムの冬越しの様子を詳しくまとめたものです。冬越しの様子を詳しく知りたい方は参考にしてください。

スーパーアリッサムの増やし方
挿し芽の方法
スーパーアリッサムは挿し芽ですぐに増えるのも魅力です。

我が家では赤玉土や鹿沼土に挿していますが、それだけでしっかり根を伸ばしてくれます。

挿し芽の方法はとっても簡単。カットしたスーパーアリッサムを赤玉土に挿すだけです。赤玉土がかわいてきたら水を与え、それを繰り返すだけで、一ヶ月程度経過すれば発根します。
発根したらそのまま地面に植えれば、ほぼ失敗なしで育ちます。詳細は以下の記事を参照ください。


スーパーアリッサムの育て方
栽培環境
スーパーアリッサムは日当たりの良い場所を好みます。
耐暑性、耐寒性も優れていますが、夏の直射日光や冬の霜はなるべく避けます。
※我が家では基本放置でも問題なく育っています。
霜を避けたい場合には、庭植えなら不織布でカバーをすると安心です。鉢植えなら、軒下など強い霜にあたらない場所に置いてあげましょう。
丈夫とはいえ霜に当たり続けると弱り復活するにも時間がかかります。強い霜には当たらないよう、できる範囲で配慮してあげてください。
水やり
鉢植え:土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。特に春〜秋の成長期は水切れに注意が必要です。
地植え:基本は雨水でOKです。乾燥が続く場合のみ水やりをします。

切り戻し
スーパーアリッサムは生育旺盛なため、大きくなりすぎたり、株が乱れたりしたら切り戻します。切り戻しは春〜秋の成長期に行いましょう。
カット量: イメージするサイズの1/3上くらいでカットします。根元から全刈りに近い強剪定でも枯れませんが、回復に時間がかかります。
形を意識: 切る「量」よりも「形(ドーム状など)」を整えるのがおすすめです。
思い切って切り戻しても、1か月もすればこんもりと復活します。


肥料
スーパーアリッサムは非常に花期が長く、春から晩秋まで咲き続けるため肥料を好みます。多肥性のため、肥料が足りないと花付きが悪くなったり、葉色が薄くなったりします。
元肥: 植え付けの際に、緩効性肥料(マグァンプKなど)を土に混ぜ込みます。
追肥: 春と秋の開花最盛期には、月に1〜2回程度、液体肥料を与えましょう。真夏と厳冬期は生育が緩慢になるため、肥料は控えます。
スーパーアリッサムの実例(花壇・寄せ植え)
花壇

スーパーアリッサムは植えっぱなし、ほったらかしでも元気に育血ます。大きくなりすぎたり株が乱れたりしたら切り戻します。
他のお花達が暑さや寒さで弱っても、スーパーアリッサムは元気に育ちます

寄せ植え

スーパーアリッサムは寄せ植えでも大活躍しますが、生育が圧倒的に旺盛なため、他の植物が隠れてしまうことがあります。
ビオラなど生育がゆっくりな植物と組み合わせる場合は、こまめな切り戻しが必須です。あるいは、スーパーアリッサムを主役から少し離して植えるか、ペチュニアなど生育が旺盛な植物同士で組み合わせるのがコツです。
ガーデニングに夢中になったきっかけ
私がガーデニングを好きになったのは、いただいた苗を全部枯らしてしまったのがきっかけでした。
そんな中、初めて「綺麗に育てられた!」と感動したのがスーパーアリッサム。成功体験があるとガーデニングは一気に楽しくなります。
だからこそガーデニング初心者にはぜひ育ててほしいお花です。
まとめ
スーパーアリッサムは、「丈夫さ」「美しさ」「増えやすさ」の三拍子が揃った、最強の多年草です。
もしあなたが「過去に植物を枯らしてしまった経験がある」「手がかからない花がほしい」と思っているなら、スーパーアリッサムはまさにうってつけです。
スーパーアリッサムがおすすめの理由
- 超丈夫な多年草: 通常のアリッサムと違い、暑さにも寒さにも強く、何年も楽しめます。
- 生育旺盛: 植えっぱなしでもぐんぐん広がり、地植えならグランドカバーに、鉢植えならボリューム満点の姿を楽しめます。
- 実質0円で増殖: カットした茎を挿し芽にすれば、簡単に株を増やせます。
ぜひこの冬、あなたのガーデニングでスーパーアリッサムの「成功体験」をスタートさせてください!



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