温暖化の影響もあってどんどん厳しくなる近年の酷暑。大事に育てたお花が暑さで枯れてしまうと、悲しいですよね。
そこでこの記事では、暑さに強いお花と、真夏にお花を枯らさないコツをご紹介します。
ホームセンターや園芸店では、ブランド別コーナーで配置されていることが多くなっています。それに合わせてブランド別にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
それでは、よろしくお願いします。
SUNTORYFLOWERS(サントリーフラワーズ)
まずは、サントリーフラワーズさんのお花たちです。
特徴を一覧表にしました。数字はおおよそですが、参考にしてください。
名称 | 耐暑性 | 耐陰性 | 花径(cm) | 背丈(cm) | 幅(cm) | 開花 |
サフィニアアート | ◎ | × | 6 | 30 | 100 | 4~10月 |
フェアリースター | ◎ | × | 2.5 | 30 | 40 | 5~10月 |
サマーミスト | ◎ | ○ 半日陰も可 | 4 | 20 | 70 | 6~10月 |
サンパラソル | ◎ | × | 8 | 150 (つる性) | – | 5~10月 |
サフィニアアート
サフィニアアートは種類が豊富。何を育てるか悩ましい品種です。
我が家では、ももいろハートとあずきフラッペを購入。混植にしました。
生育旺盛で、ユニークな花模様が特徴的。
ちょっと飛び出してくる枝を切り戻していってあげると、きれいなドーム型を維持してくれます。
フェアリースター
ニチニチソウの中でも極小輪のお花が特徴的なのがフェアリースターです。
極小輪でかわいらしいお花なのに、暑さにとっても強いです。
フェアリースターを初めて育ててから3年経ちますが、どんなに暑くても、暑さにやられたことは一度もありません。
一方で寒さには弱く、冬は枯れてしまいます。フェアリースターの冬越しについて気になる方は、こちらをどうぞ。
サンパラソル
つる性で、トロピカルな夏らしいお花を咲かせてくれます。
暑さにとても強くて、少し水やりを忘れても大丈夫。夏にぴったりのお花です。
葉も濃い緑色で艶があります。
ホームセンターでは毎年大人気で、広いコーナーが設けられています。それでも売れ切れるぐらい人気です。
つる性なので、オベリスクに巻き付かせてあげると、より一層素敵になりますよ。
PROVENWINNERS(PW)
続いては、PWさんです。特徴を一覧表にしました。数字はおおよそですが、参考にしてください。
名称 | 耐暑性 | 耐陰性 | 花径(cm) | 背丈(cm) | 幅(cm) | 開花 |
スーパートレニア カタリーナ | ◎ | × | 3 | 30 | 80 | 4~10月 |
ゴンフレナ ラブラブラブ | ◎ | × | 6 | 70 | 70 | 5~10月 |
スーパーチュニア シリーズ | ◎ | × | 品種による | 品種による | 品種による | 5~10月 |
スーパーアリッサム | ○ | × | 1 | 30 | 40~60 | 1年中 |
スーパートレニアカタリーナ
涼しげで透明感のある花をたくさん咲かせてくれるのが、スーパートレニアカタリーナです。
我が家で購入したのは、ピンクリーバーという色。ちょっと紫っぽい色味です。
生育旺盛で、放っておくと下の画像のようになります。
定期的に切り戻してあげると、またすぐにたくさんの花を咲かせてくれますよ。
ゴンフレナ ラブラブラブ
ゴンフレナラブラブラブは千日紅です。暑さに強く、放っておいても次々と花を咲かせてくれます。
また、切り花でもその色を落とすことなく、鮮やかさを維持してくれます。
長くお花を楽しみたい方には、特におすすめのお花です。
ピンク色の中に、差し色で黄色が所々入っているのも特徴的。かわいらしいお花です♪
スーパーチュニア
スーパーチュニアはカラーバリエーションだけでなく、お花のサイズもバリエーションが豊富です。
人気の品種はすぐ売り切れてしまってなかなか手に入らないことも。ビスタミニのピンクスターには、何店舗か巡ってようやく出会えました。
スーパーアリッサム
生育旺盛で花付き抜群のスーパーアリッサム。春や秋に比べると花付きや花持ちはいまいちですが、夏も休むことなくお花を咲かせてくれます。
水やりさえ忘れなければ、夏でも枯れることはまずないので、初心者でも安心して育てられます。
庭に植えてあげると、一面小さな小花が覆ってくれます。
jardin(ハルディン)
最後はハルディンのお花です。
サンビリーバブル
一つの苗から、1,000もの花を咲かせるサンビリーバブル。多くの可愛いひまわりを咲かせてくれます。
管理がとっても簡単で、長く楽しめる強いひまわりです。初心者の方や植物に興味のあるお子さんにも、育ててほしい植物としてイチオシです。
フラワーベースなどに挿して、家の中で楽しんでも、長く咲き続きてくれます。
関東に住む我が家では、6月ごろから咲き始めて、なんと11月中旬くらいまで咲いてくれました。
詳細については、こちらの記事でまとめていますので良ければご覧ください。
カラーリーフ
ハルディンさんのカラーリフーフは寄せ植えや日陰を彩ってくれる優秀な品種が多いです。
夏にもおすすめなカラーリフーフの一覧はこちら。数字はおおよそですが、参考にしてください。
名称 | 耐暑性 | 耐陰性 | 分類 | 背丈(cm) | 幅(cm) |
ヒューケラ | ○ | ○ 半日陰も可 | 常緑多年草 | 20 | 30 |
斑入りグレコマ | ◎ | ○ 半日陰も可 | 常緑多年草 | 10 | – |
スノードラゴン | ◎ | ○ 半日陰も可 | 常緑多年草 | 20 | 20 |
ヒューケラ
ハルディンさんのヒューケラは種類が豊富。カラーバリエーションが豊かなので、お庭を様々な色で彩ってくれます。
我が家の北向き花壇も、ハルディンのヒューケラたちが一気に明るく彩ってくれました。
日陰でもよく育つヒューケラ。寒さにも強く植えたらずっと枯れることなく活躍してくれます。
ただ、夏の暑さにはさほど強くありません。なるべく直射日光が当たらない場所に置いてあげましょう。
ホームセンターのカラーリーフコーナーには、必ずと言ってほど置いてあるハルディンのヒューケラ、ぜひ一度育ててみてください。
ヒューケラについてもっと知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
https://shiro-youbi.com/gardeningーheucera-osusume/
斑入りグレコマ
上の写真で言うと、前の方にツルが伸びている小さなリーフがグレコマです。
所々白く斑入りになっていて、爽やかな印象を与えてくれます。
グレコマの特徴はなんといっても強い生命力。
先端を切って、土に挿しておけばあっという間に根付いてしまうくらい強いです。
冬になると枯れはしないですが、成長スピードが落ちたり、細いつるは枯れるので、毎年程よいボリュームを維持してくれています。
つるで、ちょっと動きを付けたい時には、とってもおすすめなカラーリーフです。
スノードラゴン
こちらも斑入りのカラーリーフです。
寄せ植えで縦のラインを足したい時に、とても重宝します。
こういうリーフが一つあるだけでも、自然な寄せ植えや花壇を作ることができます。
常緑で明るい黄緑色なので、日陰になりがちな場所や、寄せ植えにナチュラル感を追加するのにもってこいです。
園芸店×PWのコラボ商品
最近では、コラボ苗が多く出てきており、優秀で可愛い苗が数多くあります。続いては、そんなコラボ商品の中で育てやすいなと思った苗をご紹介します。
一覧はこちらです。
名称 | コラボ | 耐暑性 | 耐陰性 | 花径(cm) | 背丈(cm) | 幅(cm) | 開花 |
あふれ咲きペチュニア | CAINZ ×PW | ◎ | × | 3 | 30 | 60 | 3~11月 |
ぐんぐん大きくなる カリブラコア | コメリ ×PW | ◎ | × | 3 | 30 | 150 | 5~10月 |
あふれ咲きペチュニア
あふれ咲きペチュニアのブルーベリージャムです。
生育旺盛で、次から次へときれいな、そして名前の通り美味しそうな(?)お花を、たくさん咲かせてくれます。
上に向かって茎を伸ばしてお花を咲かせてくれるので、下に垂れることなく、きれいにこんもりと咲いてくれます。
こちらの記事で育て方を詳しく書いているので、読んでみてください。
ぐんぐん大きくなるカリブラコア
圧倒的な生育力で、よく咲いてくれるカリブラコアです。
目の覚めるのような鮮やかなお花も特徴的です。
もしコメリさんへ行く機会があれば、ぜひご購入いただきたい品種です。
おすすめしたすぎて、母にも苗を購入して渡したくらいです(笑)
母は、大きくなっていく様に「こんなにきれいに、こんもり大きく咲いてくれた花は初めてかも!」と大喜びでした!
春の2ヶ月で実際にどれくらい大きくなったのか、気になる方はこちらをどうぞ。
夏に枯らさないためのコツ
酷暑を乗り切るには、直射日光と風通し、水やりの管理が重要になってきます。
「暑さに強い植物のはずなのに、なぜか枯らしてしまう……。」
そんな時は、下記のポイントを見直してみましょう。
- 水やりの頻度
- 日当たり
- 風通し
真夏の水やりの頻度
近年の夏の暑さは凄まじいものがあります。
真夏はすぐに土が乾くので、毎日水やりをするのが基本です。
夕方以降に土が乾いていたら夕方にも水やりをしましょう。
例えば、我が家のスーパーアリッサム。朝に水やりをしても分かりやすく萎れています。このような状態になっていたら、気温が下がってくる夕方以降にも、たっぷりと水をあげましょう。
水切れを起こすと、葉が縮んだり、クルンと丸まっていたり、腰がなく下向きにへばっていたりします。
初めて育てる植物の場合は、それも分からないことがあるので、朝の水やりの時に写真を撮影しておいて、夕方以降の状態と見比べてみるといいです。
真夏の日当たり
一年の中で一番日当たりを気にしなければならないのが、夏です。
特に真夏の西日でやられてしまう植物は多いです。真夏の西日は植物にとって毒。
植物にはなるべく西日を当てないようにしましょう。
もし、苗が弱り気味な状態が続いている場合には、日当たりを考えて移動させてあげるのも一つです。
夏に強いお花であっても、暑すぎて弱ることは多いです。
サンシェードをかけたり、午後すぎからは日陰になる場所へ移動させてあげるなど、検討してみてください。
真夏の風通し
夏は風通しが悪いと、苗が腐ってきてしまいます。
また、雨が続いたりすると、根っこが蒸れて腐ってきてしまいます。
土がその日のうちに乾くように、風通しの良い場所を選んで育ててあげると育ちが良くなります。
植木鉢で育てている場合は、まっすぐに並べるよりも、前後に少しずらして置いてあげるだけでも、風通しがよくなります。
また、地面に直置きせずに、プランタースタンドやスノコを活用すると、下からも空気が入ります。それにより、根が張りやすくなり、鉢内部の温度上昇も直置きよりも抑えることができます。
我が家でも、鉢の置き方は風通しを考えながら、配置しています。
また、風通しを良くするために、不要な枝を空かせたり、根本から枝かずを減らすために切り戻しをしてあげます。これにより、蒸れずにまた多くの花を咲かせてくれるようになります。
まとめ
今回はブランド別にまとめてみました!
夏のお花はどれも、色鮮やかで、元気をもらえるものばかりですね。
暑い夏を大好きなお花と一緒に、強く生き抜きましょう。
それでは、また!
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