比べものにならない花付きと、晩秋まで止まらない驚異のスタミナ。
一般的なひまわりとはまったく別物の進化系として、ガーデナーの間で爆発的な人気を集めているのが 「サンビリーバブル(SunBelievable)」 シリーズです。
中でも、ひと株から“1,000輪咲き”を実現するブラウンアイガールは圧巻。
植え付けて数週間で花がとまり始め、真夏には株全体が花で覆われ、小さな花束の集合体のように咲き続けます。
「夏の庭をとにかく華やかにしたい」
「ひまわりを長く楽しみたい」
「初心者でも失敗なく育てたい」
そんな願いを全部叶えてくれる、まさに“最強クラス”のひまわり。
この記事では、サンビリーバブルの魅力、育て方、成長の様子まで、実体験をまじえて徹底解説します。
サンビリーバブルはこんなお花
基本情報
“1株で1000輪以上” という圧倒的な多花性で人気を集める、近年話題のひまわり品種。
日本では ハルディン が苗を販売しています。
- 分類:キク科ヘリアンサス属(一年草扱い)
- 販売元:株式会社ハルディン
- 特徴:ひと株で1,000輪咲く、驚異の多花性
- 開花期:初夏〜晩秋
- 株幅:80〜100cm以上になることも
- 性質:無花粉・種をつけない
- 種採取:不可(そもそもタネができない)
- 販売時期:4〜6月頃から苗が流通
- おすすめ用途:鉢植え/庭植え/切り花
「本当に1000輪も咲くの?」と思うかもしれませんが、
適切に育てれば 毎日数十輪が次々と上がり、気づけば庭が黄色に染まるレベル の圧倒的な咲きっぷりです。
サンビリーバブルの特徴
圧倒的な多花性(1000輪以上)
春に植えれば晩秋まで途切れず咲き続け、株全体が花で覆われます。
1,000輪咲きは誇張ではなく、栽培環境が合えば本当にそのくらい咲くと言われています。花粉&不稔性のため、開花にエネルギーを集中し長期間咲き続けます。
暑さにとても強く、真夏でも咲き止まらない
一般的なひまわりは真夏に弱りやすいですが、サンビリーバブルは高温がむしろ得意。
猛暑日でも株姿が崩れにくい改良品種です。
無花粉で室内でも飾りやすい
切り花にも汚れが出にくく、お子さまやアレルギーが気になる家庭でも扱いやすい。
種が採れないため来年は苗から
メリットでもありますが、これを知らずに育てて後悔する人も多いようです。
種が採れないので翌年も苗を購入する必要があります。
サンビリーバブルの育て方

植え付け
水はけの良い土を好みます。鉢植えの場合は市販の培養土に赤玉土と腐葉土を2割~3割程度混ぜるなどして、水はけの良い土に植えます。
また、サンビリーバブルは株幅が1mを越えることもあります。
鉢植えの場合は10号以上の大きな鉢に植えます。
地植えの場合は他の植物との間隔を広くとるようにします。
栽培環境
サンビリーバブルは直射日光と高温が大好きです。1日6~8時間以上の日光が理想です。
日当たりの良さが花数の良さに直結します。
水やり
鉢植え:土が渇いたらたっぷりと水やりをします。
地植え:根付くまで(植え付け後2週間程度)はしっかり水やりを行います。根付いてからは特に水やりは必要ありません。
肥料
サンビリーバブルは花数が多いため栄養の消費も多めです。開花のパフォーマンスを向上させるためには定期的な追肥が必要です。1週間から10日に一度、液肥を与えましょう。
摘芯(ピンチ)
枝が間延びしたら脇芽のすぐ上で摘芯をします。

これにより脇芽がぐんぐん成長して、こんもりとまとまった株に仕上がります。

サンビリーバブルの成長記録
植え付け直後は小さな苗ですが、初夏〜真夏にかけて驚異的なスピードで成長します。
数週間で青空に映える大株になり、「数えていないけど1000輪は確実に超えている」 と感じるほど咲き続けました。



切り花にしても次々に花芽が上がるため、”遠慮なく切れるひまわり”として本当に優秀です。

晩秋まで花が絶えず、庭が一気に華やかになります。

まとめ
サンビリーバブルは、ひまわりのイメージを覆す“圧倒的な開花力”が魅力です。
✔ 種は採れない
✔ 無花粉で扱いやすい
✔ 秋まで咲き続ける
✔ 初心者でも失敗しにくい
庭を一気に明るくしてくれる、夏の主役にふさわしいひまわりです。
ぜひ皆さんもサンビリーバブルを育てて、
**「ひと株で花畑」**のような圧倒的な光景を楽しんでみてください。



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