【パキラの育て方】観葉植物の超定番|失敗しない水やり・日当たり・葉が落ちる原因を徹底解説

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インテリアグリーンの王道といえば、やはり「パキラ」。

丈夫で管理がしやすく、100円ショップでも手に入る人気の観葉植物です。

しかしパキラは“強い植物”であると同時に、「水やり」「寒さ」「根詰まり」に敏感な一面も持つ植物です。

放射状に葉を広げたパキラ
観葉植物の定番パキラ

この記事では、パキラの特徴・育て方・トラブル対策・増やし方までを紹介します。

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目次

パキラはこんな植物

パキラの基本情報

パキラは中南米原産の常緑高木で、現地では20m以上に達することもあります。

つやのある手のひら状の葉が放射状に広がり、室内のアクセントとして抜群の存在感を放ちます。

  • 科・属:アオイ科 パキラ属
  • 原産地:中南米(メキシコ〜ブラジル周辺)
  • 学名:Pachira aquatica
  • 和名:パキラ

パキラの花言葉

パキラには、「快活」と「勝利」という花言葉があります。

快活は、パキラの強い生命力からきています。パキラは丈夫で育てやすいですし、濃く鮮やかな葉からは強い生命力が感じられます。

勝利は、パキラを育てた貧しい村がパキラを次々に売りに出し、貧しさから脱却できたという逸話からきています。この逸話が海外での呼び名 Money Tree(マネーツリー) にもつながっています。

パキラの特徴

光沢のある手のひら状の葉が空間を明るくする

パキラの大きな魅力が、指を広げたように放射状に広がる手のひら状の葉。

つやのある鮮やかなグリーンは、どんなインテリアにも映え、空間全体をパッと明るく見せてくれます。

新芽が展開する瞬間の美しさも格別で、季節を問わず「部屋にフレッシュさを与えてくれる植物」として高い支持を集めています。

葉の造形が美しく、遠くから見ても存在感があるため、リビングや寝室などの主役グリーンとしても最適です

圧倒的に丈夫で初心者向け

パキラは“観葉植物デビューに最適”と言われるほど、環境適応力が高く、多少の水切れや環境変化にも動じません。乾燥に強く、少々置き場所を変えても弱らないため、忙しい人や植物の扱いに慣れていない人でも安心して育てられます。

「植物をよく枯らしてしまう…」という人にも自信を持っておすすめできる、圧倒的なタフさが魅力です。

金運UP効果があるとされる「マネーツリー」

パキラは海外では Money Tree(マネーツリー) の名で親しまれ、仕事運・金運を呼び込む風水植物として高い人気を誇ります。

オフィスや玄関に置く観葉植物としてよく選ばれるのも、縁起の良さと清潔感のある佇まいが理由です。

成長が速く、剪定で樹形づくりが楽しい

切ってもすぐに新芽を伸ばすため、理想の形に育てやすい点も魅力です。

そのため、形を整えたり、コンパクトに育てたり、ナチュラルに広がる樹姿を楽しんだりと、好みのスタイルを自在に作れる植物です。

初心者でも「剪定の楽しさ」や「植物の変化を見守る喜び」を感じられるのが大きな魅力。育てるほどに愛着が湧く観葉植物です。

パキラの育て方

植え付け

パキラは原産地の気候に近い高温多湿を好みますが、根は加湿に弱いので水はけの良い土に植え付けます。

観葉植物用をそのまま使用してもOKですが、可能であれば鹿沼土や赤玉土を2割~3割程度混ぜて水はけを良くします。

水はけを良くすることで寝腐れのリスクが大幅に下がります。

パキラ 観葉植物の土
観葉植物の土とマルチング材。

栽培環境

屋内で育てる場合は、明るい窓の近くで育てます。日光を好む植物ですが、直射日光が当たると葉焼けの心配があります。レースカーテン越しの柔らかい光が望ましいです。

レースカーテン越しに置かれたパキラ
レースカーテン越しの柔らかい光がちょうど良いです。

ただ、冬場は屋内でも5℃以下になると弱ります。そういった場合は、暖かい場所に移動させたり、不織布で覆ったりして寒さ対策をします。

また、パキラはエアコンの風には弱いです。エアコンの風が直接当たらない場所に置きます。

水やり

水やりは土が乾いたらたっぷりとが基本です。ただ、水の与えすぎは根腐れの原因になります。パキラの枯れる原因の多くが「水の与えすぎ」です。”土が乾いたらたっぷり”をしっかり意識します。

生育が止まる寒い時期は水やりは控えます。2週間から4週間に1回くらいで充分です。

パキラに水やりをする様子
土が渇いたらたっぷりとが大原則。水のやりすぎは根腐れの原因になります。

葉水

葉に水を与える(葉水)と葉ダニや乾燥を防止できます。葉の裏面にも水を吹き掛けてあげるのがポイントです。エアコンの効いた部屋では欠かさずに行いましょう。

パキラの葉の裏側に葉水をしている様子
パキラの葉水。裏面にも水を与え乾燥を防ぎます。

肥料

暖かい4月~9月の生育期に観葉植物用の肥料を与えます。液肥の場合は2週間に1回の頻度で与えるようにします。

寒い時期に肥料を与えると肥料やけを起こします。寒い時期は肥料を控えます。

そもそも、パキラは肥料を与えなくても元気に育ちます。生育を早めたい場合などを除いて肥料を与える必要はありません。

植え替え

パキラは生育が早いため2年に1回程度は植え替えをして、根をリフレッシュさせます。植え替えは4月から10月の暖かい成長期に行います。

古い土はなるべく取り除きます。痛んだり、黒ずんだりしている部分も取り除いてあげましょう。

何年も植え替えを行わないと根詰まりを起こします。根詰まりは落葉の大きな原因となるので要注意です。

鉢から抜いたパキラの根を手入れする様子
2年に1回は植え替えを行い根をリフレッシュさせます。根詰まりの防止にも。

切り戻し

パキラが徒長したり、大きくなりすぎたら切り戻しを行います。

きれいな葉を切るのはもったいなくも感じますが、すぐ新しい芽をつけて成長します。好みの大きさ、形状になるように思いきって切り戻しをしましょう。

パキラの切り戻しをする様子
葉が多くなったり、大きくなりすぎたら思いきって切り戻します。剪定してもすぐに新芽を出します。
パキラの切り戻しをする様子
新芽が出やすく失敗しにくいのがパキラの特徴です。

パキラの葉が落ちる原因と対策

パキラを育てていると葉が落ちることがよくあります。

落葉したパキラ
落葉したパキラ。寒さ、根詰まり、水のやりすぎのいずれかに原因がありそう。

寒さ(5℃以下)

冬の寒さにあたると、よく葉が落ちます。寒さで葉が落ちる場合は、不織布で覆ったり、暖かい場所に移動させたり寒さ対策をします。

根詰まり

次に考えられるのが根詰まりです。パキラは成長が早いため、根詰まりを起こす場合があります。2年に1回程度は植え替えをします。

水の与えすぎ

水の与えすぎの可能性もあります。かわいいからといって水の与えすぎには注意が必要です。”土が渇いたらたっぷり”を心がけましょう。

葉が落ちても原因を取り除けば、枯れずにまた新芽が出てきます。過度な心配はせずに適切に対応しましょう。

パキラの増やし方

パキラは挿し木で増やすこともできます。

パキラ 挿し木
挿し木で切った枝で挿し木に挑戦してみましょう。

茎を斜めにカットして、水につけたり、赤玉土に挿したりします。葉がついていると葉に水分蒸散するので葉は取り除くのが無難です。

しばらくすると発根するので、そうしたら観葉植物用の土に植えつけます。

パキラ 挿し木 発根
水につけておくだけで、これだけ発根してくれます。

まとめ

パキラは見た目の美しさだけでなく、

丈夫で育てやすく、風水効果も期待できる魅力的な観葉植物です。

  • 水やり:乾いてからたっぷり
  • 日当たり:明るい室内
  • 冬:5℃以下はNG
  • 植え替え:2年ごと

このポイントさえ押さえれば、長く育てられます。

ぜひ、お部屋に一つパキラを迎えてみてください。

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