インテリアグリーンとして大人気、100円ショップなどでも売られており、観葉植物の定番ともいえるパキラ。
この記事ではそんなパキラの特徴や育て方を解説します。
パキラはこんな植物
パキラの基本情報
パキラは南米が原産の常緑高木です。近年は100円ショップなどでも売られている人気の観葉植物です。
草丈は10cmほどのものからありますが、本来は高木のため原産地では20mまで育つ品種もあるようです。
つやつやしたボート型の鮮やかな葉が放射状に広がるのが特徴です。
- 科 属 パンヤ科パキラ属
- 原産地 ブラジル
- 学 名 Pachira
- 和 名 パキラ
パキラの特徴
パキラは育てやすいことから、初心者が最初に育てる観葉植物の定番です。
金運をあげる観葉植物とも言われており、海外ではマネーツリーとも呼ばれています。風水を気にする方からも人気があります。
パキラの花言葉
パキラには、「快活」と「勝利」という花言葉があります。
快活は、パキラの強い生命力からきています。パキラは丈夫で育てやすいですし、濃く鮮やかな葉からは強い生命力が感じられます。
勝利は、パキラを育てた貧しい村がパキラを次々に売りに出し、貧しさから脱却できたという逸話からきています。マネーツリーと呼ばれているのもこの逸話からです。
パキラの育て方
続いて、パキラの育て方をご紹介します。
植え付け
パキラは基本的に原産地の気候に近い高温多湿を好みます。ただ、植える土は水はけの良いものが望ましいです。観葉植物用の土で問題ありませんが、可能であれば鹿沼土や赤玉土を2割~3割程度混ぜて水はけを良くしましょう。
栽培環境
屋内で育てる場合は、明るい窓の近くで育てます。基本的にお日さまの光を好みますが、直射日光は葉焼けの心配があります。可能であれば窓辺のレースカーテン越しで育てましょう。
ただ、冬場で屋内でも温度が5℃以下になると弱ったり葉が落ちたりしてしまいます。そういった場合は、不織布で覆ってあげたりして寒さから守ってあげましょう。
また、パキラはエアコンの風には弱いです。エアコンの風が直接当たらない場所に置いてあげましょう。
パキラの水やり
水やりは土が乾いたらたっぷりとが基本です。水を与えすぎると根が腐ってしまいますので、しっかり土が乾いてから水やりをしましょう。
ただ、生育が止まる寒い時期には水やりは控えます。2週間から4週間に1回くらいで充分です。
また、葉に水を与える(葉水)と葉ダニなどを防止できます。葉の裏面にも水を吹き掛けてあげるのがポイントです。
パキラの肥料やり
暖かい4月~9月の生育期に観葉植物用の肥料を与えます。液肥の場合は、10日~14日に1回の頻度で与えるようにします。
寒い時期に肥料を与えると肥料やけを起こします。寒い時期は肥料を控えるようにしましょう。
そもそも、パキラは肥料を与えなくても元気に育ちます。生育を早めたい場合などを除いて無理に肥料を与える必要はありません。
パキラの植え替え
パキラは生育が早いため2年に1回程度は植え替えをして、根をリフレッシュさせてあげます。植え替えを行う時期は4月から10月の暖かい成長期に行います。
古い土はなるべく取り除きます。痛んだり、黒ずんだりしている部分も取り除いてあげましょう。
パキラの剪定・切り戻し
パキラが徒長したり、思っていたより大きくなったら剪定・切り戻しを行います。きれいな葉を切ってしまうのはもったいなくも感じますが、すぐ新しい芽をつけて成長してくれます。好みの大きさ、形状になるように思いきって剪定・切り戻しをしましょう。
葉が落ちても大丈夫?
パキラを育てていると葉が落ちてしまうということがよくあります。
葉が落ちる1番の原因は寒さです。冬の寒さにあたると、よく葉が落ちてしまいます。寒さで葉が落ちてしまうような場合は、不織布で覆ってあげたり、暖かい場所に移動させたりしてあげたりしましょう。
次に考えられるのが根詰まりです。パキラは成長が早いため、根詰まりを起こす場合があります。2年に1回程度は植え替えをしてあげましょう。
他には、水のやりすぎの可能性もあります。かわいいからといって水のやりすぎには注意が必要です。土が渇いたらたっぷりを心がけましょう。
葉が落ちてしまっても原因を取り除いてあげれば、枯れずにまた新芽が出てきます。心配せずに適切に対応しましょう。
パキラの増やし方
パキラは挿し木で増やすこともできます。剪定した枝で挿し木に調整してみましょう。
茎を斜めにカットして、水につけたり、赤玉土に挿したりします。葉がついていると葉に水分をもっていかれるので葉は取り除いてあげるのが無難です。
しばらくすると発根するので、そうしたら観葉植物用の土に植えつけてあげましょう。
まとめ
以上、パキラの特徴と育て方をご紹介しました。
パキラは葉が落ちたりはしますが、そう簡単に枯れたりせずとても育てやすい観葉植物です。
興味のある方は是非とも育ててみてください。
それでは、また!
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