【夏の水やり】酷暑を乗りきる!植物を守る“正しい水やり”の方法を解説

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温暖化の影響により、植物にとっても年々厳しい環境となっている日本の夏。

人間に水分補給が欠かせないように、植物が夏を乗り切るには適切な水やりが欠かせません。

ただ、水やりといっても簡単ではありません。
「水やり3年」と言われるほど、水やりの感覚を掴むには時間がかかります。

そこでこの記事では、

  • 夏の水やりがわからないガーデニング初心者の方
  • 気付けば夏を枯らしてしまう方

に向けて、確実に上達できる夏の水やりの方法を解説します。

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目次

時間帯|夏場は特に重要!

最適解は「朝の涼しい時間帯」

涼しい朝のうちに行うのが大原則です。

理由

  • 水が根に吸収され、日中の高温に備えられる
  • 水温が低く、根を痛めない
  • 日中の蒸散に合わせてちょうど良い水分量になる
朝の涼しい時間に水やりをする様子
朝の涼しい時間帯に水やりをすることで、植物の負担を大きく減らせます。

朝が難しいなら“夕方4時前後”

気温が落ち着き始める16時ごろが次善の策。

夜に近づきすぎると湿度が上がって蒸れやすいので注意。

夜の水やりは基本NG

涼しいからといって夜に水やりをするのは控えます。

夜に水やりをすると

  • 徒長しやすい
  • 湿度が下がらず蒸れやすい
  • 害虫を呼びやすい

といったデメリットが多いです。

小さな鉢は“1日2回”水やりが必要な時も

6号鉢以下は乾きが早く、真夏は朝夕の2回水やりが必要になる場合もあります。

土の様子を見て、乾ききっていたら夕方に水やりをします。

夏に正しい水やりの量

基本は“土が乾いたらたっぷり”

水やりは土が乾いたらたっぷりとが大原則です。

土が乾かないうちに水やりをすると、根が呼吸できずに弱まります。

鉢底から水が出るまでしっかり与える

植物は葉ではなく根から水を吸収します。根までしっかり水が届くように土の表面が湿る程度ではなく、鉢底から水が出るまで水やりをします。

理由

  • 根全体に水が届く
  • 古い水分や余分な肥料を押し流せる
  • 根の健康を保てる

表面を湿らせるだけの“あげたつもりの水やり”は根を浅くしてしまいます。

鉢底から水が流れ出ている鉢植えの水やり
鉢底から水がしっかり流れるまで与えるのが、水やりの基本

意外と知らない「水温」の落とし穴

真夏の水道水はお湯のように温かい

真夏は水道の水も温度が高くなりがちです。水道の蛇口を捻ると、お湯がでてくることも珍しくありません。

熱い水は根を痛める

高温の水は根を傷め、株全体の蒸れを促すため厳禁です。

必ず“冷たい水”に切り替えてから与える

しばらく水を出して温度が下がってから水やりをするのが安全です。

短く簡単な手間ですが、夏の水やりではとても重要です。

水やりは株元から丁寧に!

水やりは“株元から“が正解

水やりをするときは、植物の上から行ってしまいがちです。

植物の上から水やりをしてしまうと、植物に水が遮られてしまい土や根に水が行き届かないことがあります。水やりは植物の上からではなく、株元や根元からたっぷり水を与えます。

株元に水を与えている様子
正しい水やりは株元へ。葉や花を濡らさないことで病気や葉焼けを防げます。
植物の上から水やりをしている悪い例
水が株元まで届きにくく、葉を傷める原因にもなるNG例

葉に水滴を残すと“葉焼け”の原因に

植物の種類にもよりますが葉や花に水があたるとダメージになってしまうものもあります。

特に真夏は、水滴がレンズのようになり葉を焼くことがあります。

多少面倒かもしれませんが、水やりは株元から丁寧に行いましょう。

まとめ|夏の水やりは「植物を守る技術」

夏は少しの油断で株が一気に弱る季節です。

でも水やりの“時間・量・方法・水温”の基本を押さえれば、

植物たちは驚くほど元気に夏を乗り越えてくれます。

ぜひ、この記事を参考に

あなたの庭が夏でも生き生きと輝きますように。

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