サトウ園芸の人気ビオラ「エッグタルト」。
白い花弁の中央にじんわりと差し込む“黄身色のブロッチ”が、まるでデザートのように愛らしく、手に取った瞬間に心がふわっと温かくなる品種です。
本記事では、エッグタルトの特徴・育て方・冬越しの様子がわかる成長記録を、実際に育てた視点から詳しくご紹介します。
サトウ園芸のビオラが好きな方、ふんわり系の可愛いビオラを探している方は、ぜひ参考にしてください
エッグタルトはこんなお花
エッグタルトの基本情報
エッグタルトは、栃木県の人気ナーセリー「サトウ園芸」さんが手がけるビオラです。
真冬に元気に咲く花姿から“しあわせを呼ぶビオラ”として毎年大きな人気を集めています。
- 分類:ビオラ(サトウ園芸オリジナル品種)
- 花色:白 × 黄(中心部に濃い黄のブロッチ)
- 咲き方:ややフリルが入る柔らかい花形
- 花期:秋〜梅雨前
- 耐寒性:強い(氷点下でも開花継続)
- 苗の販売期間:概ね11月頃〜
- 販売店:サトウ園芸公式サイトから取扱店を確認可能
エッグタルトの特徴
ふんわり優しい“エッグカラー”が唯一無二
白い花弁の中央に黄色がにじむデザインは、まさに“エッグタルト”という名前にぴったり。
派手さではなく、柔らかい可愛らしさを楽しめるビオラです。
ほんのりフリルでボリュームが出やすい
エッグタルトは花弁に軽いフリルが入り、写真映えする立体感があります。
株が充実してくると、まるで綿菓子のようなふんわりとした姿になります。
真冬でもよく咲く“寒さに強い系ビオラ”
最低気温が氷点下の日でも花を休ませず、凛として咲き続けるほどの強健さ。
冬の花が少ない時期に明るい色で庭を照らしてくれます。
春に向けて花数が一気に増える
2月〜3月にかけて株が横に広がり、花数も急増します。
成長スピードが速く、育てていて「変化が楽しい」タイプのビオラです。
エッグタルトの成長記録
12月上旬|植え付け
エッグタルトの苗は11月頃から店頭に並び始めます。
サトウ園芸の苗は根張りが良く、株の状態も安定しているため、初心者でも育てやすいのが魅力です。



1月上旬|氷点下でも花を維持
朝の最低気温が氷点下になる日もありますが、エッグタルトは変わらず開花。
花色も崩れず、冬のガーデンで大活躍してくれます。


2月上旬|寒さで花は少し縮むが元気
真冬のピーク時はさすがに花が小さくなったり、フリルが弱まったりしますが、枯れ込むことはありません。
根がしっかりしている証拠です。

3月上旬|気温上昇とともに一気にボリュームUP
春の陽気が近づくと、花付きが劇的に良くなります。
黄×白の優しい色合いが、より明るく綺麗に発色するのもこの頃。

3月中旬|満開を迎える
いよいよ満開。株いっぱいに花を咲かせます。

4月上旬
4月に入ってもまだ花をたくさん咲かせます。

4月下旬
5月が近づき暑い日が増えると花が萎れ、株が乱れてきます。

エッグタルトの育て方
植え付け
使用する鉢:生育旺盛のため最低でも5号(直径10cm)以上の鉢
使用する土:水はけと水もちの良い土
我が家の使用土の例:「花ちゃん培養土」に腐葉土と赤玉土を3割程度混ぜた土
元肥としてマグァンプ、害虫予防にオルトランDXを規定量混ぜ込むと管理が楽です。

栽培環境
- 日当たりの良い場所がベスト
- 冬は寒風や霜から守る(寒さが厳しい時には軒下に移動、不織布を被せるなどの寒さ対策)
- 風通しを確保すると蒸れにくい。
水やり
- 土がしっかり乾いてから鉢底から水が流れ出るまで”たっぷりと”
- 冬は乾きが遅いので控えめに
- 水のやりすぎは根腐れの原因になるため注意
肥料
植え付け時の元肥が切れてきたら置き肥や液肥で追肥をします。極寒期は株が休むので肥料は控えます。
エッグタルトは梅雨前までが開花期です。開花期は肥料切れを起こさないよう追肥をすることで開花のパフォーマンスがあがります。
冬越し・寒さ対策
エッグタルトは寒さに強いので、雪に覆われたり霜にあたったりしても枯れることはありません。
ただ、寒風や強い霜にあたると花つきが悪くなります。
軒下に移動したり不織布を被せたり寒さ対策をすることで、真冬でも見栄えが保たれます。
まとめ
サトウ園芸のビオラ「エッグタルト」は、優しい色合いとしっかりした耐寒性が魅力の品種。
冬の間も長く咲き、春にはふんわりとした花姿を楽しめるため、ビオラの中でも特に満足度が高い一株です。
初心者でも育てやすく、写真映えもよい“しあわせを呼ぶビオラ”。
ぜひ一度育ててみてください。




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