春から秋にかけて長く楽しませてくれるペチュニアやカリブラコア。暑さに強く丈夫なため、真夏も元気に咲くお花として強い人気があります。
ただ寒さには強くないため、日本では基本的に一年草として扱われます。大事に育てた株が冬にそのまま枯れてしまうのは寂しいですよね…。
そこでこの記事では、ペチュニアやカリブラコアを挿し芽で冬越しさせる方法を紹介します。とても簡単なおすすめの方法です。
ペチュニアやカリブラコアを枯らせて終わりにしたくない方、翌年もお花を楽しみたい方はぜひご覧ください。
挿し芽で冬越しする方法
早速、挿し芽で冬越しをする具体的な方法を紹介します。
1 新芽をカット
秋頃に新しい芽をカットします。水を吸いやすくするために、斜めにカットするのがポイントです。
お花がついていたらカットし、葉も一部を除いて切り取ります。
2 切り口を水に浸す
カットした挿し穂の切り口を水に1時間程度つけます。しっかりと水を吸わせておくことで水切れで萎れる可能性を下げることができます。
メネデールなどの活力剤を使用すると成功率がさらに高くなりますが、必ず必要なわけではありません。成功率を高めたい方は使用してみてください。
3 鹿沼土に植える
水につけた後の差し穂を鹿沼土に植えます。植える時は切り口を傷つけないように丁寧に植えてあげましょう。
4 水切れを起こさないよう水やり
屋内の明るい日陰で管理してあげます。あとは水切れを起こさないように定期的に水やりをするだけです。
春が近づくとうっかりお花を咲かせる挿し芽もあります。お花を咲かせるとエネルギーを使ってしまうので、咲く前にカットしてあげましょう。
5 春になったら植え付け
春がやってきたら、鹿沼土から抜き出し土に植えます。急に1日中陽の当たる場所に置くと、驚いて萎れてしまう恐れがあります。まずは半日陰で管理して、慣れてきたらたっぷり陽の当たる場所で育ててあげましょう。
挿し芽で冬越しするメリット
続いて、挿し芽で冬越しを行うメリットをお伝えします。
成功率が高い
なにより挿し芽の冬越しは成功率が高いです。管理方法もとっても簡単。水切れしないように定期的に水やりをするだけです。鉢に植えたまま屋外で冬越しに挑戦するより簡単ですし、成功率も高くなります。
フレッシュな状態で冬越し
挿し芽をせずにそのまま屋内で冬越しさせると、株が消耗して翌年に花つきが悪くなりがちです。挿し芽で冬越しをすれば株は小さくなるもののリフレッシュされます。そのため、翌年にきれいなお花を咲かせやすくなります。これも大きなメリットです。
省スペースで冬越し可能
鉢のまま冬越しをしようとすると、多くのスペースを必要とします。一方、挿し芽であれば省スペースで冬越しすることができます。気軽に挑戦できるのも挿し芽で冬越しをするメリットです。
差し芽で冬越しするデメリット
続いて、挿し芽で冬越しするデメリットです。
屋内に保管場所が必要
屋内に保管場所を用意しなくてはならないのは挿し芽で冬越しをするデメリットです。鉢のまま冬越しするよりかはスペースは省けますが、それでも一定のスペースは必要になります。
挿し芽で冬越しする注意点
種苗法に基づく登録品種については知的財産権(育成者権)として保護されています。また、出願品種についても仮保護の対象となっており、これらを育成者の許諾なしに業として利用(増殖、譲渡、輸出入など)する行為は、損害賠償、刑事罰の対象となる場合があります。
挿し芽で増やしたり、冬越ししたりして販売等すると、種苗法に違反することになります。挿し芽をしても、個人で楽しむだけにしましょう。
まとめ
以上、ペチュニアやカリブラコアを挿し芽で冬越しさせる方法を紹介しました。
初心者でも簡単に冬越しができるおすすめ方法です。大事に育てたペチュニアやカリブラコアが冬の寒さで枯れてしまうのは寂しいですよね。気軽に挑戦できるので、ぜひとも試してみてください。
それでは、また!
コメント