SUNTORY FLOWERSが誇るフリル咲きビオラ「ミルフル」。
ふわりと波打つ花びらが織り成す“ドレスのような質感”と、ひと株ごとに表情の異なる豊かな色幅は、毎年ファンが待ち望む冬春ガーデンの主役です。
耐寒性が高く、とても丈夫。
初心者でも失敗しにくいことから、ホームセンターで見かけた瞬間に “お迎えしたくなる” ビオラの筆頭と言える存在です。
この記事では、
ミルフルの特徴・色の魅力・成長記録・具体的な育て方(失敗しないコツ) までまとめて紹介します。
フリル咲きビオラ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ミルフルの基本情報
ミルフルは SUNTORY FLOWERS が育種したフリル咲きビオラ。
全国の園芸店・ホームセンターで 10月上旬ごろから 出回り、人気色はシーズン半ばで売り切れることもあります。
- 販売時期 10月上旬〜11月中旬
- 開花時期 10月〜5月
- 株 幅 30㎝〜40㎝
- 草 丈 15㎝〜30㎝
ミルフルの特徴
豪華なフリル咲き|レースのような花姿
丸みのある花びらの縁が大きく波打ち、光を受けると陰影が出て“立体的な咲き方”になります。
写真映えも抜群で、寄せ植えの主役として圧倒的な存在感です。
色幅が非常に広く「同じ株がほぼ存在しない」
ミルフルはひと株ずつ色の出方が異なり、
- クリーム × ピンク
- ブルー系
- アンティーク系
- 複色ミックス
など、一期一会の出会いがあります。グラデーション、アンティークカラー、パステル調など、ひと鉢ひと鉢に個性があるのが最大の魅力です。

寒さに強く、とても丈夫
ビオラの中でも特に耐寒性が高く、冬の花が少ない時期でも安定して開花します。
強い寒波に当たると葉が青黒くなることはありますが、環境が整えばしっかり回復します。「可愛いのにタフ」という嬉しいギャップがあります。
切り戻して春に再びボリュームアップ
ミルフルは軽い切り戻しにも耐えます。
春に株が乱れたタイミングで整えると、再び花数が増え、ふわっとした丸い株に戻ります。
長く楽しみたい方は、このひと手間が効果抜群です。
ミルフルの成長記録
11月下旬 植え付け
苗はまだ小さく見えますが、ミルフルは生育が早く、根が動き始めると一気にボリュームが出ます。

12月上旬 植え付け後7日
植え付けからすぐに花が増え、冬でも安定した咲き方。
強い寒波に当たらなければ、ここから春まで長く楽しめます。

1月下旬 植え付け後56日
強い寒風に当たり、葉が青黒く変色し花も萎れ気味に。
ミルフルは耐寒性があるとはいえ 寒風・霜 には弱さを見せるため、対策が必要。

1月下旬 植え付け後64日
寒波の影響が残り、まだダメージが残った状態。
ビオラ全般に言えることですが、一度ダメージを受けると回復に時間がかかります。

2月下旬 植え付け後92日
徐々に葉色が回復し、花数が増えてきます。

3月上旬 植え付け後95日
日照時間が増え、春の生育スピードに一気に切り替わる時期。
鮮やかな花色が最盛期へ。

3月中旬 植え付け後105日
3月中旬になると満開を迎えます。この頃が1番の見頃です。「これぞミルフル!」という花姿です。

3月中旬 植え付け後112日

4月上旬 植え付け後126日

4月下旬 植え付け後153日
株は疲れが見え始め、花つきが減少。
ミルフルのピークは 4月上旬までです。

ミルフルの育て方
植え付け
植え付ける土は、水はけと水もちの良いものを使います。市販の培養土に腐葉土と赤玉土を3割程度混ぜると水はけと水もちが良くなります。簡単なのでおすすめです。

栽培環境
日当たりと風通しの良い環境で育てます。半日以上は日の当たる屋外が望ましいです。
水やり
土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。
ビオラは乾燥した環境を好むので、水のやりすぎには注意が必要です。
肥料やり
花をたくさん咲かせてエネルギーを消費するので、定期的な追肥が必要です。1週間から2週間に1回程度、規定量の液肥を与えます。定期的な追肥をすることで開花のパフォーマンスが向上します。
冬越し・寒さ対策
ミルフルは寒さに強いので、寒さで枯れることはほぼありません。
ただ、寒風や霜に直接当たると、葉が黒ずみ、花も萎れます。マルチングや不織布を被せたりするなど、霜や寒風の対策をしましょう。
切り戻し
3月〜4月に株が乱れたら、軽く切り戻すと再び咲き揃います。
夏越し
ミルフルを夏まで持たせるのは難易度が高いです。基本的には一年草として楽しみます。
まとめ
ミルフルは、
- 豪華なフリル咲き
- 豊かな色幅
- 耐寒性の高さ
- 初心者でも育てやすい丈夫さ
を兼ね備えた、冬春ガーデンの主役級ビオラです。
あなたの庭やベランダにも、ぜひミルフルの華やかさを迎えてみてください。



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