綾園芸が手がけるラナンキュラスラックス。発売されてからというもの「一度育てたら戻れない」と園芸好きの間で熱狂的な人気を集めています。ホームセンターでは購入制限がかかることもあるほどの人気ぶり。
この記事では、**ラックスがなぜそこまで評価されるのか?普通のラナンキュラスと何が違うのか?**という疑問に、お答えします。
さらに、実際に育てたハデス・ティーバ・アリアドネの成長記録も掲載しています。これから育てたい方も、すでに持っている方も参考にしていただけたら嬉しいです。

ラナンキュラスラックス 基本情報
ラナンキュラスラックスは異種間交配で生まれたラナンキュラスです。

花弁がツヤツヤしていて日が当たると光って見えることから「ラナンキュラス+ワックス」でラックスと名付けられました。品種名は「アリアドネ」「ハデス」などギリシャ神話からつけられています。
多くの品種がジャパンフラワーセレクションでフラワーオブザイヤーを受賞するなど、各方面から高く評価されている優秀なラナンキュラスです。

ラナンキュラスラックス 特徴
圧倒的な光沢感(ツヤツヤと輝くお花)
ラックスは花弁に独特の光沢があり、写真映え間違いなしにツヤツヤと輝いています。
光に当たると金属のように輝き、花の終盤には和紙のような質感に変化します。
普通のランキュラスにはない質感の変化で、鑑賞価値が非常に高いです。

スプレー咲き
1本の茎から驚くほど多くの花を咲かせるスプレー咲きです。
草丈は60〜80cmと高く、庭植えでも大きな存在感を発揮します。
ただ、「鉢が小さいと倒れます」。
そのため、大きめの鉢 or 地植えを推奨します。

切り花としても優秀
近年は切り花市場でも評価が高く、よく売られています。
花もちが良いため、切り花でも強い人気があります。
庭で楽しめて、切って飾っても長持ちする万能選手です。

掘り返し不要!植えっぱなしで夏越しできる
普通のラナンキュラスは高温多湿が大の苦手です。
梅雨〜夏に球根が腐りやすく、掘り上げ管理が必要です。
しかしラックスは——
植えっぱなしで翌年も咲く。
これは初心者にとって最大級のメリットです。
面倒な掘り上げ作業が不要で、ほぼノー管理で翌春また花を咲かせます。
※ただし、
✔ 水はけの悪い土
✔ 真夏に湿り続ける環境
では腐ることもあるため、そこは正直に注意。
それでも我が家では毎年枯れずに咲き続けてます。




生育旺盛で年々株が大きくなる
ラナンキュラスラックスは生育が旺盛です。株はどんどん大きくなり、休眠期も翌年に向けて球根を太らせます。
そのため、花数も年々増えていきます。
お値段はやや高めですが、コストパフォーマンスでいえば大満足間違いなしのお花です。
ラナンキュラスラックスの成長記録
ラナンキュラスラックス ハデス
赤とシルバーが混ざったようなシックな色合いが特徴のラックスです。ラックスシリーズの特徴であるツヤツヤとした光沢が魅力的。
1月下旬 植え付け
ラナンキュラスラックスは1月頃からホームセンターなどで出回ります。近所のホームセンターで運良く遭遇して、2,980円程度で購入しました。




4月上旬
4月頃が満開の季節です。スプレー咲きで驚くほどたくさんのお花を咲かせます。


11月上旬
夏は地上部が枯れますが、秋頃にはまた芽を出します。

12月上旬
12月頃にはたくさんの芽が出てきます。

3月中旬(2年目)
3月中旬になると、つぎつぎと花芽が出てきて蕾をつけます。

4月上旬(2年目)
4月上旬にはたくさんのお花をつけます。地面に植えっぱなしで、無事に2年目もお花を咲かせました。

ラナンキュラスラックス ティーバ
続いて、ラナンキュラスラックスティーバです。薄い紫のお花を咲かせます。ティーバも近所のホームセンターで2,000円程度で購入。高価な買い物でしたが、大満足です♪
2月下旬

3月下旬

4月上旬


4月中旬

4月下旬

4月上旬(2年目)
ティーバも植えっぱなしでまたお花を咲かせました。

ラナンキュラスラックス アリアドネ
続いてラナンキュラスラックスアリアドネです。桜のような色合いがかわいいお花を咲かせるシリーズ屈指の人気品種です。
2月下旬

3月上旬

3月中旬

4月上旬

4月下旬

3月下旬(2年目)
アリアドネも植えっぱなしで無事に2年目を迎え、お花を咲かせました。

まとめ
ラナンキュラスラックスは苗として高価ではありますが、本当に価値のあるお花です。
ツヤのある輝くような花弁、変化する花の質感、溢れるように咲くスプレー咲き、植えっぱなしOK・・・と、嬉しい魅力に溢れています。
1株手に入れたら翌年以降もずっと庭を明るくしてくれます。
ぜひ、この唯一無二の輝きを育ててみてください。



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