色鮮やかなお花たちが休眠期に入る寒さの厳しい時期でも元気いっぱいにきれいな発色をみせてくれる貴重なお花、アネモネ。寒さの厳しい冬から早春にかけて鮮やかな発色のお花をたくさん咲かせてくれる人気のお花です✨
この記事ではそんなアネモネの特徴や育て方を紹介します!
・どんなお花なの?
・花言葉は?
・育て方は?
・夏越しできるの?
こんな疑問にもお答えします。
それでは、よろしくお願いします♪
アネモネってどんなお花?
アネモネの基本情報
風に揺れて群生する姿のイメージが強いアネモネ。原産地では春風の吹く季節に咲くことから、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」が名前の由来となっています。
英語では「Wind flower(風の花)」とも呼ばれています。
風の神ゼフュロスが妖精アネモネに恋をして、アネモネがお花に変えられるというギリシャ神話からきているという話もあります。ギリシャ神話に出てくるほど、大昔から愛されているお花です。
寒さに強い
アネモネは球根性の多年草です。本来の開花期は2月~4月くらいですが、苗から購入すれば12月くらいからキレイなお花を楽しむことができます。
寒い季節でも1つの株で次々とお花を咲かせてくれる優秀なお花です✨
初めてアネモネを購入した年は、例年にない寒波がきて関東でも珍しく最低気温が-10℃近くまで下がることも…。
寒さに強いはずの植物のほとんどが霜と寒さにやられていくなか、アネモネはずっとキレイに咲き続けてくれました。
うっすら雪が積もっても平気なくらい寒さに強いです。
アネモネの花言葉
アネモネの花言葉は「あなたを愛す」「はかない恋」です。
ギリシャ神話では、美の女神アフロディーテが恋した少年を失くした際に流した涙からアネモネが咲いたという話もあります。そこから「はかない恋」という花言葉がつけられているようです。
また、色によって異なる花言葉もあります。
アネモネを選ぶ際は花言葉も参考にしてみると、楽しみが増えますね。
カラーバリエーションが豊富
アネモネはカラーバリエーションが豊富で、お店へ行くと、「こんな色もあるのか~」と毎回驚かされます。
我が家でも5色のアネモネを育てています。・・・ついつい買いすぎました!笑
冬の園芸店に行くと、色鮮やかなアネモネは強く目をひきます。花びらも薄く透き通っていて、ハッとするかわいらしさです。
冬の園芸店に行けばきっとお気に入りカラーのアネモネが見つかりますよ♪
アネモネの花の形~八重咲もある~
アネモネにも、八重咲きの種類があるのをご存知でしょうか?
八重咲きは、生産者さんたちの苦労が詰まっています。何せ、八重咲きが出る確率は半々程度。芽が出てから、プロの目で八重かどうかを見極めてからじゃないと選別もできないそうです。
そんな努力の上にある八重咲きアネモネ。
是非とも試していただきたい品種です。
アネモネは切り花でも楽しめる
アネモネは切り花として飾ることもできます。
切り花として長く楽しむためには、涼しくて直射日光の当たらない場所に置いてあげる必要があります。
我が家ではいつもいるリビングで楽しみたいので、明るさは気にせずに飾ってしまいます。長く楽しみたいけど、ずっと見ていられる場所を優先。この辺は好みで決めてください。笑
ただ、エアコンの風や暖房の熱からは遠ざけます。寒さが大好きなお花であることを忘れないようにしましょう。
アネモネの育て方
続いて、アネモネの育て方をご紹介します。
アネモネの栽培環境
寒さが大好きなアネモネですが太陽も大好きです。
1日中日の当たる場所に置いて、水やりは土が乾いたらたっぷり与えましょう。
湿気は苦手なので、風通しのよい場所がおすすめです。我が家の庭はよく強風が吹きますが、そう簡単には倒れずに頑張って咲き続けてくれます。
土は、水はけと水もちの良い環境を好みます。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜた土に植えてあげましょう。
アネモネの花がら摘み
アネモネのお花は開花期が長いですが、花がら摘みをすることでキレイなお花をより長く楽しむことができます。
花がらが落ちてきたり、お花の開閉がなくなってきたりしたら花茎から切り取ってあげます。
アネモネの汁に触れると皮膚炎を起こす場合もあるようです。花がら摘みをする際は手袋をしたうえで園芸用ハサミを使うようにしましょう。
アネモネを球根から育てる場合
アネモネの球根は、苗で買うよりお手頃な価格で購入することができます。
手間はかかりますが、挑戦してみるのもおもしろいです。
アネモネの球根は、すぐに土に植えて水を与えると腐ってしまう恐れがあります。
低い温度で芽を出させたあと、土に植えてあげたほうが良いです。
芽を出させるためには、水に浸して絞った水ゴケの上に球根を置くなど、直接水を与えないようにします。気温は20度以下の涼しさなら問題ないですが、最適な温度は5度程度です。
可能であれば、冷蔵庫や野菜室などに入れてあげましょう。5日程度経てば芽が出てきますので、そしてら植え付け適期。土に植え付けてあげます。
順調にいけば、春頃にたくさんお花を咲かせてくれます♪
アネモネの夏越し
アネモネは寒さが大好きな一方で、暑さが苦手です。気温が上昇し雨も多くなる6月頃には地上部分が一気に枯れて休眠期に入ります。
葉や茎が枯れたら、球根を掘り起こして風が通るようにネットやカゴなどにいれて、日陰で休ませてあげましょう。
次の冬も咲かせる確率をあげたいなら、そのままにせずに掘り起こしてあげます。
運が良ければ、掘り起こさずにそのままにしても翌年また発芽してくれることもあるようです。ただ、可能性としてはどうしても低くなってしまいます。
翌年もアネモネを咲かせたいなら、球根を掘り起こしてあげることをおすすめします。
我が家でも、たまに取り残したアネモネがひょっこり冬にまた目を出してくれることもあるので、あまり神経質にならなくても大丈夫かもしれません。
毎年同じ天候状況が続くこともないので、今年は試しに埋めたままにしてみる、という選択肢もありかなと思います。
まとめ
以上、アネモネの特徴と育て方を紹介しました。
種類が豊富で冬の寒さに強いお花アネモネ。一部で冬の女王とも呼ばれるほど冬の花壇で大活躍してくれるお花です。
みなさんも是非育ててみてください。
それでは、また!
コメント
コメント一覧 (2件)
アネモネ、とても綺麗で可愛いですよね。一番大好きなお花です。
前回育てたのは春の終わりごろだったので、今年は冬から長く楽しもうと思っています。
アネモネは中心の黒と赤など明るい色のコントラストも、ピンクといった淡い色の包み込むような調和のとれた可憐さも…お気に入りです。
この記事は何度か拝見してます。アネモネのお写真にも癒されてます。
こはるおとさん
コメントありがとうございます。
また、何度もご覧いただき、御礼申し上げます。
アネモネは育てやすいうえに、冬場に鮮やかなカラーを出してくれるので、我が家では欠かせない存在です。
もう少しすれば、アネモネの花つきの苗が売り始めると思いますので、ぜひ冬場にお楽しみください!
花びら一枚一枚が素敵なお花なので、この冬もまたアネモネの写真だらけになりそうです。
素敵なアネモネありましたら、教えていただければ幸いです。
今後もたくさん、写真あげていきたいと思いますので、楽しみにしていてください!