【ボンザマーガレット】初心者でもプロ級に育つ|魅力と育て方のコツを紹介

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丈夫で育てやすく、ドーム状にこんもり咲くと人気のマーガレット。
そのなかでも特に評価が高いのが、サントリーフラワーズの「ボンザマーガレット」です。

初めて育てたとき、私はあまりの扱いやすさと花つきの良さに驚きました。
摘芯もほとんどしていないのに、春には鉢が見えないほどの花で覆われ、ふわっと丸いシルエットに育ってます。

この記事では、そんなボンザマーガレットの魅力から
育て方のコツ・切り戻しのタイミング・冬越しの注意点まで、
実際に育ててわかった“リアルな情報”を中心にまとめました。

ボンザマーガレット
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目次

ボンザマーガレットとは?特徴と魅力

摘芯しなくても自然に”こんもり”育つ

ボンザマーガレットは、サントリーフラワーズが開発した人気品種で、
手をかけなくても自然にドーム状にまとまるのが最大の特徴。

普通のマーガレットは、

  • 形が乱れやすい
  • ピンチして脇芽を増やす必要があるという手間がつきものです。

しかしボンザマーガレットは、
遺伝的に脇芽が出やすく、勝手に“こんもり”育つよう改良されています。

「忙しい時期でも可愛い姿を保ってくれる」
という心強さが、多くのガーデナーを魅了する理由です。

ボンザマーガレット チェリー

カラーラインナップも豊富

種類も豊富で、2025年11月時点で9種類のボンザマーガレットが発売されています。

チェリー、ホワイト、サクラ、ストロベリー、ルビー、イエローなど、
花色によって雰囲気ががらりと変わるのも魅力です。

初心者でも育てやすい優秀さ

放任気味でも形が崩れずにきれいに仕上がるため、初心者でも安心です。

開花量も多く、春と秋の長時間楽しめます。

鉢植え地植え、どちらでも育てやすい品種です。

我が家のボンザマーガレットのご紹介(育成記録)

3月下旬

3月下旬にホームセンターで購入しました。
小さな株ですがすでにたくさんの蕾が付いていて期待が膨らみます。

購入直後のボンザマーガレットチェリーの苗
購入直後のボンザマーガレット(チェリー)
購入直後のボンザマーガレットチェリーの根
根もしっかり張っていて丈夫そうです

5月上旬 ほぼ放置でここまで育つ

「え、摘芯しなくてこんなに丸く育つの?」と驚くほどの成長ぶり。

放任でもドーム上に育ったボンザマーガレットチェリーの5月上旬の様子
ほぼ放置でもこんもり育った5月のボンザマーガレットチェリー

ローメンテナンスでキレイにまとまって咲いてくれます。
初心者でも簡単にキレイに育てることができるのがボンザマーガレットの大きな魅力です。

6月上旬

本格的な梅雨に入る前に切り戻します。

ポイントは”思い切って切る”こと。
”なんかもったいない・・・””そんなに切って大丈夫かな・・・”と思いがちですが大丈夫!

思いきって切った後は数週間でたくさんの芽が出てきます。

6月上旬の花付きが悪くなってきたボンザマーガレット
切り戻し前のボンザマーガレット。花付きも悪くなってきています。
6月上旬の切り戻し後のボンザマーガレット
切り戻し後のボンザマーガレット。バッサリ切っても大丈夫。また元気に花を咲かせます。

7月上旬

切り戻して1か月程度すればまた元気な花を咲かせます。

苦手な梅雨も無事に乗り越えました。

7月上旬のボンザマーガレット
切り戻して1か月程度経過したボンザマーガレット。またこんもり丸く育ち、花を咲かせます。

ボンザマーガレットの育て方

植え付け(鉢のサイズ)

鉢植えの場合は8号鉢(直径24cm)以上がおすすめです。
ボンザマーガレットは生育旺盛なので、小さすぎる鉢だと生育が鈍ります。

土は草花用の培養土に腐葉土や赤玉土を混ぜるなどした水はけの良い土に植えてあげます。

植え付け直後のボンザマーガレットチェリー
植え付け直後のボンザマーガレットチェリー

ボンザマーガレットは地植えでも育てやすい品種です。
ただ、生育旺盛な点は要注意。株と株の間を40cm以上は確保しましょう。

日当たりと風通しの良い花壇が最適です。

水やり

マーガレットは加湿が苦手で乾燥気味の環境を好む植物です。

鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は植え付け後2週間程度の根が張るまでは水やりをします。その後は自然の雨に任せて問題ありません。

肥料

ボンザマーガレットは花をたくさん咲かせるので、定期的な追肥が欠かせません。

週に1回程度は液肥を施します。

肥料が切れると、花数が減り、色も薄くなります。

肥料不足には注意しましょう。

花がら摘み

花がら摘みは、”茎の途中”ではなく”茎ごと”切るのがポイントです。

花がらを茎の下のほうから、園芸用のハサミを使って切ります。

次の花が咲きやすくなるだけでなく、葉の蒸れ防止にもなります。

ボンザマーガレットの花がら摘み
茎ごとしっかり切る花がら摘み。
ボンザマーガレットの花がら
切り取った花がらたち。無駄なエネルギーを使わせないため大切な作業です。

摘芯(ピンチ)

ボンザマーガレットは何もしなくても花数が多いため、基本的に摘芯(ピンチ=花の数を増やすために頂点を切り落として脇芽を増やすこと)は不要です。

摘芯(ピンチ)なしで、ドーム状にぎっしり咲きます。
ボンザマーガレットの最大の魅力で、初心者に特におすすめと言われる理由です。

切り戻し

摘芯(ピンチ)が不要なボンザマーガレットですが、花姿が乱れてきたら切り戻しをします。

全体の1/3から1/2ほどをバッサリ切ります。

特に大事なのが”梅雨前の切り戻し”が重要です。

切り戻しを行う理由
  • 株元が蒸し暑さで腐らないよう風通しをよくするため
  • 木質化を予防するため
梅雨の雨で弱ったボンザマーガレットの株
雷雨で弱ってしまったボンザマーガレット
ボンザマーガレットを切り戻している様子
ボンザマーガレットの切り戻し。思い切ってバッサリいきます。
ボンザマーガレットの切り戻しが完了した様子
切り戻しが完了したボンザマーガレット
ボンザマーガレット 切り戻し
切り戻したボンザマーガレット

切り戻すと「本当に復活するの?」と心配になりますが、
2〜3週間で新芽がびっしり出てきます。
その生命力に毎回驚かされます。

ボンザマーガレット 冬越し

マーガレットは総じて耐寒性が弱めです。
ボンザマーガレットも同じで、雪や霜にあたると枯れます。

寒い季節は、軒下や屋内に移動させると安心です。移動が難しい場合は、ビニールなどで覆って寒風や霜の対策を行います。

冬の寒さで株が乱れた場合は、切り戻して株を整えます。根元さえ生きていれば春に芽吹きます。

寒さで弱ったボンザマーガレット
非耐寒性のため、寒さで弱ります

枯れたように見えても、根元から新芽が出てきています。諦めて捨ててしまわないようにしましょう。

根元から新芽が復活したボンザマーガレット
冬のダメージを受けた後のボンザマーガレット。根元から新芽が復活

ボンザマーガレットの販売時期とおすすめの購入時期

関東に住んでいる我が家では、3月にホームセンターで購入することができました。

開花期が3月〜6月と10月〜12月となっているので、その開花時期に合わせて販売されていることが多いです。

植物の冬越しを成功させた経験の少ない方は、3月の春先ごろに購入するのがおすすめです。

理由は次の通りです。

春の購入がおすすめな理由
  • 夏を越せれば秋にまた楽しめるため
  • 非耐寒性植物のため
  • 雨や霜に当たると花がダメになりやすいため

ボンザマーガレットは非耐寒性の植物です。

真夏であれば水やりさえ忘れなければ枯れることはありませんが、冬は寒さ対策が必要になります。

冬越しが難しい場合、秋に買うと冬に枯らしてしまう可能性があります。そのため、春に買うのがおすすめです。

冬越しはお手もの!になってきたら、秋に購入しても長く楽しむことができます。

ボンザマーガレットは多年草で、「数年にわたって花を咲かせる植物」です。

多年草は冬を乗り越えると夏を乗り越えた株よりも充実して、さらに大きく多くの花を咲かせくれます。

自分の今のレベルに合わせて、購入時期を検討してみください。

まとめ|ボンザマーガレットは初心者にこそ育ててほしい名品

ボンザマーガレット チェリー

ボンザマーガレットは、

「こんなに手がかからないマーガレットがあったのか…!」

と思うほど、育てやすくて応えてくれる花です。

  • 摘芯いらず
  • 切り戻しで何度も復活
  • 花つきが圧倒的
  • 初心者でもプロ並みの仕上がりに

“手間を最小限に、最大限の美しさを楽しみたい人”には、

自信を持っておすすめできる品種です。

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