サントリーフラワーズさんの極小輪ニチニチソウ「フェアリースター」。小さな花がたくさん咲き、暑さにも強く、夏のガーデニングでは大人気の品種です。

サントリーフラワーズ公式サイトでは、冬越しは難しく基本的に一年草扱いとされています。
がしかし、実は関東でもビニール温室を活用すれば冬越しできます。私も実際に成功しました。
この記事では
- なぜ冬越しが難しいのか
- 冬越し準備の具体的な方法
- 温室管理のコツ
- 実際の越冬の様子
を写真付きで紹介します。

フェアリースターは冬越しできる?
【結論:関東なら可能】
公式では冬越しは「難(1年草)」とされていますが、関東の我が家ではビニール温室+最低限の管理で冬越しに成功しました。
ただし、外に置きっぱなしでは、ほぼ間違いなく枯れてしまいます。
なぜフェアリースターは冬越しが難しいのか
ニチニチソウは本来“暖かい地域の多年草“
フェアリースターはニチニチソウの中まで、原産地はマダガスカルやインドなどの年間を通して暖かい地域。
フェアリースターにとって日本の冬は寒すぎます。
低温・霜・過湿に弱い特性がある
5℃以下が続くと生育が止まり、寒風や霜に当たると地上部が枯れ込みます。過湿にも弱く、そこに寒さが加わると一気に弱ります。
冬越し前に行った3つの準備
我が家で行った冬越しの準備は以下の通りです。
根をリフレッシュさせるため、新しい土と鉢に植え替えました。
葉を多く茂らせていると植物はそれだけで消耗します。
消耗を最小限に抑えるため、軽く切り戻しをしました。
暖房なしの簡易温室です。寒風や霜を避けるだけでも冬越し率が大きく変わります。

ビニール温室での管理のポイント
水やりは月1〜2回で十分
温室の中で気をつけなければいけないのは「水やり」です。
外気温が20度ほどでも温室の中は、とっても暖かいです!ですが、風が通らないので土が乾かない状態になりがちです。
水をあげすると根腐れするリスクが高まるので乾き具合を確認して最小限にします。
枯れた上部は切ってOK
温室に入れても寒さで株の上部が枯れるこはよくあります。上部が枯れても根が生きていれば復活するため問題ありません。
風通しと湿気に注意
温室は湿気がこもりがち。湿気がこもると病気や根腐れの原因になります。晴れて気温の高い日中は換気をすると効果的です。
実録:フェアリースターの冬越し
写真は実際の我が家のフェアリースターです。
10月
晩秋まで元気に咲きます。

12月
植替えを行い、切り戻して温室に移動させました。まだ緑を繁らせています。

この年は強い寒波が襲来。関東では珍しく15cmほどの積雪がありました。
2月
地上部はほとんど枯れますが、根が生きています。

4月
ピンクは無事に冬を乗り切りました!白は枯れてしまったようです。

6月
見事に開花して満開です。冬越し大成功!

例年より厳しい寒さだったにも関わらず、1株はしっかり生き残ってくれました。
フェアリースターの冬越しが成功しやすい条件
- 関東以南の温暖な気候
- 水やりを控えめに
- ビニール温室を使用 →寒風や霜に当てない、土を加湿にしない環境

まとめ フェアリースターは関東で冬越しできる
フェアリースターは、関東で冬越しができることがわかりました。
我が家では毎年フェアリースターを購入しています。でも、冬越ししてさらに充実したフェアリースターに出会えたら、それはまた違う嬉しさがありますね。
冬越しに成功しても花つきが悪くなってしまう植物もありますが、冬越ししたフェアリースターは元気にお花を咲かせてくれました。
今年も冬越しにチャレンジしてみようと思います。



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