【球根植物】特徴と楽しみ方を解説|イチオシの品種も紹介

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球根植物は、季節ごとに庭や鉢植えを華やかに彩ってくれる人気の植物です。チューリップやムスカリなどの「春の花」から、ダリアやグラジオラスのような「夏咲き」まで種類が豊富で、育て方も比較的やさしいのが魅力。

球根植物 チューリップ
代表的な球根植物・チューリップ

この記事では、球根植物の基本・特徴・多年草との違い・育て方のコツ・おすすめ品種20選まで、初めての方でも分かりやすくまとめて解説します。

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目次

球根植物とは

球根植物とは、地下に栄養を蓄える器官(球根)をもつ植物の総称です。葉や茎が地上で枯れる時期でも、球根の中にエネルギーを蓄えて休眠するため、翌年も花を咲かせることができます。

ポイント

  • 地中の「貯蔵器官」に栄養を蓄える
  • 季節に合わせて葉が出て花を咲かせ、休眠に入る周期を繰り返す
  • 多年草に分類されることが多い
球根植物 クロッカス
クロッカス。春の訪れを感じさせてくれる球根植物です。

球根植物の種類と分類

球根植物といっても、その形状はさまざまです。

球根(バルブ)

鱗片が何層にも重なった構造で、代表的なのはチューリップ・ユリ・ヒヤシンス。

・特徴:乾燥と寒さに強い。

球茎(コーマ)

茎が肥大した器官で、クロッカス・フリージアなど。

・特徴:球根よりもやや乾燥に弱い。

塊茎(チューバー)

茎そのものが太ったタイプで、ダリア・ベゴニアが代表。

・特徴:掘り上げ管理が大切。

塊根(タップルート)

根が太り、栄養を蓄えるタイプ。クレマチスやサツマイモのような構造。

・特徴:乾燥に強いが植え替えは慎重に。

多年草・宿根草との違い

  • 多年草:複数年育つ植物の総称
  • 宿根草:冬に地上部が枯れ、翌年また芽を出す多年草
  • 球根植物:宿根草の一種で、地下に球根を持つ植物

つまり、球根植物は「宿根草のひとつ」と考えると理解しやすいです。

球根植物の特徴

休眠で暑さ寒さに強い

地中に隠れて“眠る”時期があるため、厳しい気候を乗り切りやすい。

季節感の演出がしやすい

春咲き・夏咲き・秋咲きなど明確な季節性があり、花壇の設計にメリハリが出る。

植えっぱなしできる種類が多い

ムスカリ、スイセン、チオノドクサなどは放置でも毎年咲きやすい。

鉢でも地植えでも育てやすい

球根に栄養があるため、初心者でも花を咲かせやすい。

球根植物の育て方のポイント

球根の選び方

傷がないもの、重量のあるもの、表面にツヤがあるものを選びます。

傷や斑点などがあったりすると、病気にかかっていたりすることもあります。そうすると発芽しなかったり、お花が咲かなかったりするので注意しましょう。

  • 傷がないもの
  • 重量のあるもの
  • 表面にツヤのあるもの

植え付けのベストシーズン

  • 春咲き:秋に植える(9〜11月)
  • 夏咲き:春に植える(3〜5月)

土づくりと植え付けの深さ

・水はけの良い土が基本。

・深さは「球根の高さの2〜3倍」が目安。

水やりの基本

湿気に弱い種類が多いため、控えめの水やりが鉄則。

発芽前は乾きすぎに注意。

球根太りのための管理

花後の葉は、球根に栄養を戻す大事な時期。

葉が自然に枯れるまで切らないのがポイント。

掘り上げるか植えっぱなしにするか

  • 植えっぱなしOK:ムスカリ、スイセン、チオノドクサ
  • 掘り上げ推奨:ダリア、ユリ、ベゴニアなど
球根の掘り上げ
球根の掘り上げ。地上部が枯れた頃に行います。
掘り上げた球根
掘り上げた球根たち。掘り上げた球根は風通しの良い日陰で保管します。
水耕栽培 ヒヤシンス
水耕栽培で楽しめるヒヤシンス

おすすめの球根植物

【春咲き】

  • チューリップ
  • スイセン
  • ムスカリ
  • ヒヤシンス
  • クロッカス
  • チオノドクサ
  • アネモネ
  • ラナンキュラス
  • アイリス(球根アイリス)

【夏咲き】

  • ダリア
  • グラジオラス
  • カンナ
  • ベゴニア(球根ベゴニア)
  • ヤマユリ・カサブランカなどのユリ類

【秋〜冬咲き】

  • サフラン
  • ネリネ
  • アマリリス
  • リコリス(彼岸花)
  • スノードロップ(冬〜早春)

続いて、我が家でも育てているオススメの球根植物をご紹介します。

個別の品種の紹介

ラナンキュラス ラックス

球根植物のなかでは、圧倒的におすすめの品種です。春になるとツヤツヤとした特徴的なお花をたくさん咲かせてくれます。

ラナンキュラスラックス ティーバ
ラナンキュラスラックス ティーバ
ラナンキュラスラックス アリアドネ
ラナンキュラスラックス アリアドネ
ラナンキュラスラックス ハデス
ラナンキュラスラックス ハデス

ラナンキュラスラックスは地上部が枯れても掘り上げが不要です。植えっぱなしでも、翌年また花を咲かせます。

しかも年々株を充実させるので、翌年は更にたくさんの花を咲かせます。価格はやや高めですが、コスパ的には大満足できる優秀な球根植物です。

チューリップ

世界中で人気のある球根植物の代表ともいえる花です。

八重咲きのチューリップ
八重咲きのチューリップ

花姿や色合い、背丈も多種多様。選ぶのに困るほど多くの品種が出回っています。秋に球根を植えて、春にお花を楽しむ品種が多いです。

翌年も咲かせるためには、花が終わる頃に球根を掘り上げます。ただ、原種系のチューリップは植えっぱなしで翌年も花を咲かせる品種もあります。

アネモネ

地中海原産の球根植物です。Wind flower(風の花)とも呼ばれます。

アネモネチョコレート
アネモネ
アネモネ 青
アネモネ
アネモネ 八重咲き
八重咲きのアネモネ

カラーバリエーションや花形も豊富。鮮やかな発色で冬から春の花壇を彩ります。

翌年も花を咲かせるには5月から6月頃に球根を掘り上げて風通しの良い日陰で保管する必要があります。秋頃にまた植えれば、翌年の春には高い確率でまた花を咲かせます。

まとめ

球根植物は季節感を演出でき、管理も比較的簡単で、初心者のガーデニングにぴったりの植物です。

特性や育て方のポイントを押さえておけば、毎年の花を楽しめるようになります。

ぜひ、お気に入りの球根植物を取り入れてみてください。

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