じっと土の中で栄養を蓄え、適期になるとぐんぐん成長してキレイなお花を咲かせる球根植物。春にお花を咲かせるチューリップなどが有名ですね。
この記事ではそんな球根植物の特徴と楽しみ方、おすすめの品種をご紹介します♪
多年草や宿根草との違いは?
どんな球根を選べば良いの?
植えっぱなしでも良いの?
保管方法は?
おすすめの品種は?
こんな疑問にお答えしていきます。
それでは、よろしくお願いします。
球根植物の基本情報
まず、球根植物がどんな植物なのかを簡単に説明します。
球根植物とは?
球根植物は、多年草の一種です。
生育に適さない時期になると地上部は枯れますが、土に植わっている球根部分に栄養を蓄えて成長します。
球根はさまざまな部位が変化したもので、根が大きくなったものや、もともとは茎だったものなどもあります。
多年草や宿根草との違いは?
球根植物は多年草や宿根草の一種ともされています。
呼び方の区別としては、1年中地上部分が枯れない草花を多年草、生育に適さない時期に地上部分が枯れる草花を宿根草、その中でも球根に栄養を蓄える草花を球根植物と呼ぶことが多いです。
【多年草】
1年中地上部分が枯れない草花
【宿根草】
生育に適さないジキニン地上部分が枯れる草花
【球根植物】
宿根草のなかでも球根に栄養を蓄える草花
球根の選び方
傷がないもの、重量のあるもの、表面にツヤがあるものを選びます。
傷や斑点などがあったりすると、病気にかかっていたりすることもあります。そうすると発芽しなかったり、お花が咲かなかったりするので注意しましょう。
【球根の選び方】
- 傷がないもの
- 重量のあるもの
- 表面にツヤのあるもの
球根を植える時期
秋植え球根の多くの品種が、しっかり寒さにあたることで発芽します。そのため、10月から11月頃には植えてあげるようにします。
どんなに遅くとも12月には植えてあげます。それより遅くなると発芽しないことが多くなります。
もう少し時間が経つと芽出し球根がお店で出回りますので、植え忘れてしまった方はそれまで我慢しましょう。
球根の保管方法
球根は通気性がよく湿気のこもらない袋などに入れて保管します。
掘り上げた球根は、2日~3日陰干しして水分を飛ばしてから保管してあげます。
球根植物のおすすめポイント
続いて、球根植物のおすすめのポイントを紹介します。
種より育てやすい
まずは育てやすさです。
種から育てるの比べ、球根から育てるのは失敗が少ないです。これは球根それ自体に栄養が蓄えられていることが理由です。
初心者でも失敗せずに育てやすいのは球根植物の大きなおすすめポイントです。
植えっぱなしで翌年も育つ品種も
日本の気候に合う品種であれば、植えっぱなしで翌年も咲いてくれます。
原種系のチューリップやラナンキュラスラックスが植えっぱなしで翌年も咲かせてくれる品種として有名です。
最近では、商品のタグなどに「植えっぱなしOK」と記載された品種も増えています。球根を掘り上げて管理することが難しい方は植えっぱなしOKの品種がおすすめです。
水耕栽培も楽しめる
水耕栽培でも育ってくれる品種もあります。お庭がない方でもお家で球根植物を楽しむこともできます。
水耕栽培しやすくて有名なのはヒヤシンスです。お水を定期的に入れ替えてあげれば虫が発生することもほとんどありません。手軽に球根植物を楽しみたい方にはおすすめです。
球根植物を育てる際の注意点
地上部が枯れる
球根植物は、生育に適さない時期になると地上部を枯らします。そのため、球根植物を植える場合は、他の植物とうまく組み合わせて植えてあげる必要があります。
球根植物だけを植える場合は、時期によっては寂しい花壇になってしまうため注意が必要です。
翌年も育てるには掘り上げが必要な場合も
日本の気候に合わない品種だと、植えっぱなしにしておくと翌年育ってくれないも品種もあります。
そういった品種については、地上部が枯れたら球根を掘り上げて、翌年まで風通しの良い日陰などで保管してあげる必要があります。
おすすめの球根植物
続いて、我が家でも育てているオススメの球根植物をご紹介します。
ラナンキュラス ラックス
球根植物のなかでは、圧倒的におすすめの品種です。春になるとツヤツヤとした特徴的なお花をたくさん咲かせてくれます。
ラナンキュラスラックスは地上部が枯れても掘り上げが不要です。植えっぱなしにしておいても、翌年またお花を咲かせてくれます✨
しかも年々株を充実させてくれるので、翌年は更にたくさんのお花を咲かせてくれます。
価格はやや高めですが、コスパ的には大満足できる優秀な球根植物です。
チューリップ
世界中で人気のある球根植物の代表ともいえるお花です。
花姿や色合い、背丈も多種多様。選ぶのに困るほど多くの品種が出回っています。
秋に球根を植えて、春にお花を楽しむ品種が多いです。
翌年も咲かせるためには、お花が終わる頃に球根を掘り上げてあげます。ただ、原種系のチューリップは植えっぱなしで翌年もお花を咲かせてくれるものもあります。
アネモネ
地中海原産の球根植物です。Wind flower(風の花)とも呼ばれます。
カラーバリエーションやお花の咲き方も豊富。鮮やかな発色で冬から春の花壇を彩ってくれます。
翌年もお花を咲かせるためには5月から6月頃に球根を掘り上げて風通しの良い日陰で保管してます。秋頃にまた植えれば、翌年の春には高い確率でまたお花を咲かせてくれます。
まとめ
以上、球根植物の特徴と楽しみ方、おすすめの品種をご紹介しました。
ガーデニング初心者にはなんとなく取っつきにくい球根植物。でも、育てやすさや春にお花を咲かせてくれた時の感動など、ガーデニング初心者にこそおすすめです。
是非とも球根植物に挑戦してほしいと思います。
それでは、また!
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