【シクラメンの特徴と育て方】冬の鉢花の女王✨水やりや冬越し、夏越しの方法を解説

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冬を代表するお花シクラメン。冬の鉢花の女王とも呼ばれ、室内を彩るお花として強い人気があります。近年は耐寒性を備えたガーデンシクラメンも売られており、楽しみ方が拡がっています。

シクラメン
シクラメン

この記事では、そんなシクラメンの特徴と育て方を解説します。シクラメンをこれから育てようとお考えの方、シクラメンの育て方で悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。

それではよろしくお願いします。

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目次

シクラメンはこんなお花

シクラメンの基本情報

シクラメンは、地中海地方などが原産の球根植物です。

  • 科 属 サクラソウ科シクラメン属
  • 開花期 10月〜3月
  • 原産地 地中海地方
  • 学 名 Cyclamen persicum
  • 和 名 篝火花

名前の由来は、ギリシャ語で円や回転、螺旋などを意味するkyklos。これはシクラメンの花の形や球根が丸いことにちなんでいるといわれています。

また、和名の「篝火花(かがりびばな)」は、シクラメンの反り返った花びらを見た貴婦人が「まるで篝火のよう」といったことから名付けられたとされています。

シクラメンの特徴

シクラメンは花期になると花茎を伸ばして3〜5㎝程度のお花を咲かせます。花茎は上部で曲がっており、お花は下をむいています。

シクラメン 花
シクラメン

花弁は反り返り萼を包み込むように咲きます。

シクラメン ピンク

花色はピンクや赤、白だけでなく紫や黄色のものもあります。咲き方も八重咲きのものや、フリンジが入ったものなど種類が豊富です。

シクラメンを贈る際の注意点

シクラメンは冬のギフトの定番です。ただ、シクラメンの花姿がメラメラと燃える炎を連想させることから、新築祝い等にシクラメンをプレゼントするのは避けるのが無難とされています。

また、お見舞いにもシクラメンは避けるのが無難です。鉢植えは根付くことを連想させるうえ、シクラメンという名前から死や苦を連想させてしまうことがあるようです。

シクラメンの種類

室内用シクラメン

室内用シクラメンは冬の屋内を彩る鉢花として冬のギフトの定番です。うまく育てれば冬の間も満開のお花を長く楽しむことができます。

室内用シクラメン
室内用シクラメン

ガーデンシクラメン

近年人気があるのが耐寒性を備えたガーデンシクラメンです。室内用シクラメンと比べて耐寒性があるので、お庭やベランダの鉢植えや地植えでも育てることができます。

ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメン

シクラメンの花言葉

シクラメンの花言葉
  • 遠慮
  • はかなみ
  • 内気

シクラメンの花言葉は「おとなしい」印象を与えるものになっていますが、これはソロモン王の伝説からきています。ソロモン王が王冠に花のデザインを取り入れようとしたところ、さまざまなお花から断られてしまったもののシクラメンだけが承諾しました。そのことに対してソロモン王がお礼をすると、シクラメンは照れて下を向いたという伝説に由来しているとされています。

シクラメン

シクラメンの育て方

続いてシクラメンの育て方をご紹介します。

植え付け

シクラメンは水はけと通気性が良い土に植えてあげます。シクラメン専用の培養土を使うのも良いですし、通常の培養土であれば腐葉土や赤玉土を3割ほど混ぜて水はけと通気性の良い土にしてから植えてあげます。

シクラメン 植え付け

また、植え付けの際はシクラメンの球根の頂部が土に埋まらないよう浅めに植えてあげます。

栽培環境・冬越し

室内用シクラメンは耐寒性がありませんので、冬場は室内で陽当たりの良い窓際で育てます。冬の夜は10℃以下にならないよう窓際から少し離してあげます。また、日中に25℃以上になると茎が徒長してしまいます。それほど神経質になる必要はありませんが、なるべく20℃前後の温度で育ててあげましょう。

ガーデンシクラメンは通常のシクラメンと比べると耐寒性がありますが、それほど寒さに強いわけではありません。強い霜にあたったりすると弱ってしまいますので、軒下や木の下などで霜から守って育てます。

水やり

シクラメンは球根の頂部に水が当たると弱ってしまいますので、水やりの際は注意が必要です。下の方にある葉をかき分けて、球根部分に水が当たらないように水やりをしましょう。

肥料やり

開花期である10月から3月くらいまで、規定量の液体肥料を施します。開花期以外は肥料は控えるようにしましょう。

花がら摘み

シクラメンはお花が終わったら茎ごと引き抜きます。枯れた葉もあれば、一緒に引き抜いてあげましょう。付け根近くをつまみ、捻りながら引き抜くことができます。

これをするだけで、キレイなシクラメンを長く楽しむことができます。

葉組み

シクラメンは球根の頂部に日光があたることで生育がよくなります。開花期は月に1回程度、葉の位置を組み替えて球根の頂部や下のほうの葉にも日光があたるようにします。

具体的には、中央付近にある葉を外側にある葉と入れ替えます。葉が放射状になるイメージです。

夏越し

シクラメンは暑さに弱いため、夏越しには注意が必要です。夏越しの方法としては、ドライ法とウェット法があります。

ドライ法(休眠法)

5月頃になりお花が終わってきたら少しづつ水やりの量を減らします。6月中旬には完全に水やりを止めます。すると暑さと水切れで葉が枯れますので、そうしたら涼しい場所に置いておきます。

9月頃になったら、球根を掘り上げて土を落とし、根も半分くらい切り落として新しい土に植え替えます。

植え替え後は水やりを再開します。球根がしっかり生きていれば10月頃には新芽が出てきます。

ウェット法(非休眠法)

ドライ法とは異なり、水やりを続けます。9月頃になったら新しい土に植え替えます。

ウェット法の途中で葉が枯れてしまったらドライ法に切り替えて夏越しします。

まとめ

以上、シクラメンの特徴と育て方をご紹介しました。

冬の鉢花の女王とも呼ばれるシクラメン。ガーデンシクラメンであれば屋外で育てることもできますし、楽しみ方も様々です。

ぜひこの記事を参考に育ててみてください。

それでは、また!

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