すらりと伸びた花茎にベル型のお花を穂状に咲かせるジキタリス。イングリッシュガーデンに欠かせない人気の宿根草です。
この記事ではそんなジキタリスの特徴と育て方を紹介します。
名前の由来は?
花言葉は?
育て方のポイントは?
夏越しはできるの?
こんな疑問にもお答えします。
ジキタリスの育て方で悩みをお持ちの方、ジキタリスに興味がある方は是非参考にしてください。
ジキタリスはこんなお花
ジキタリスの基本情報
ジキタリスは、ヨーロッパや北東アフリカこら中央アジア原産の宿根草です。
ジキタリスの学名digitalisはラテン語のdigitus(指)に由来します。花の形が指のようであることから名付けられました。英名のfoxgloveは、妖精がキツネに対して手袋としてジキタリスの花を贈ったという話に由来しています。
ジキタリスの特徴
ジキタリスはすらりと花茎を伸ばしてベル型のお花を穂状に咲かせる宿根草です。イングリッシュガーデンの定番として人気があります。草丈は品種によって2m近くになるものや、30cm程度のものなど様々です。
お花にブロッチ(斑点、斑紋)があるものが一般的ですが、最近はブロッチがない品種もあります。
本来は毎年お花を咲かせる宿根草ですが、暑さに弱いため日本では2年草として扱われることが多いです。
また、草や花、根に強い毒性があります。触るだけでは問題ありませんが、誤食しないよう注意が必要です。
ジキタリスの花言葉
ジキタリスには次の花言葉がつけられてます。
「不誠実」はギリシャ神話に由来します。サイコロ遊びにはまってしまった妻ヘラを許せなかったゼウスが、サイコロをジキタリスに変えたとされる話に由来します。
「隠されぬ愛」は、強い毒性を持つことから一歩間違えると危険な恋愛がイメージとして連想されることから付けられています。
ジキタリスの育て方
続いて、ジキタリスの育て方を解説します。
植え付け
ジキタリスは水はけと水もちの良い土を好みます。
植え付ける時期は、10月〜11月頃がおすすめです。冬を越すことで根がしっかり張って株が大きく育ちます。
栽培環境
ジキタリスは日当たりの良い環境を好みます。お花も日の当たる方向に咲かせます。
ただ、夏の暑さには弱いため半日陰で育てるのが望ましいです。午前中に良く日が当たり午後は日陰になる場所で育てましょう。
水やり
ジキタリスは過湿が苦手なため、水やりは土が乾いたら行います。地植えの場合は自然の雨に任せて問題ありません。
肥料やり
生育期に入る3月頃に緩効性肥料を施します。
花がら摘み・切り戻し
お花が咲き終わったら花茎を株元から切り戻します。花茎を株元から切り取ると、その下の節から細い側枝が伸びて二番花が咲きます。
冬越し
ジキタリスは寒さに強いので冬越しをするのに特別な作業は必要ありません。
夏越し
ジキタリスは夏の暑さや過湿に弱いため2年草と扱われることが多いです。
まとめ
以上、ジキタリスの特徴と育て方を紹介しました。
イングリッシュガーデンには欠かすことができない人気の宿根草ジキタリス。みなさんもこの記事を参考に育ててみませんか?
それでは、また!
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