まるまるとしたかわいらしい草姿に赤と緑のグラデーションが魅力の一年草コキア。ひたち海浜公園のコキアなどが有名ですが、育てやすいことからガーデニングでも人気があります。
この記事ではそんなコキアの特徴と育て方を紹介します。
名前の由来は?
花言葉は?
育て方のポイントは?
冬越しはできる?
こんな疑問にもお答えします。
コキアの育て方で悩みをお持ちの方、これからコキアを育てようとしている方はぜひ参考にしてください。
コキアはこんな植物
コキアの基本情報
コキアは1000年以上前に中国経由で日本に伝来したと言われています。江戸時代に広く栽培され、ホウキの材料や食用として使われてきました。
- 科 属 ヒユ科バッシア属
- 原産地 西アジア、中央アジア
- 鑑賞期 6月~11月
- 学 名 Bassia scoparia
- 和 名 ホウキギ
コキアという名前はドイツの植物学者kock氏の名前にちなみます。
和名のホウキギはホウキを作るのに利用されたことに由来します。学名のscopariaにも「ホウキ状の」という意味があります。
コキアの特徴
まるまるとふんわりしたかわいらしい草姿が特徴です。夏は爽やかな緑色で秋には真っ赤に紅葉します。
かわいらしい草姿から鑑賞用として世界中で育てられています。
8月頃にお花を咲かせますが小さくてほとんど目立ちません。お花より草姿を楽しむ植物です。
冬になると枯れてしまう一年草ですが、枯れた後はホウキを作るのに使えます。
コキアの花言葉
コキアには次の花言葉がつけられています。
恵まれた生活
夫婦円満
あなたに全て打ち明けます
「恵まれた生活」はコキアがホウキ作りや様々な用途に使われていたことに由来しています。
「夫婦円満」はコキアのまんまるとトゲがなく優しいイメージからきています。
「あなたに全て打ち明けます」はコキアが紅葉する前にピンク色に色づくことに由来しています。
コキアの育て方
続いてコキアの育て方を紹介します。
栽培環境
コキアは日当たりと水はけの良い環境を好みます。日当たりが悪いと生育が悪くなる場合があります。半日以上は日の当たる環境で育てましょう。
植え付け
植え付けに適しているのは4月から5月です。直根性なので植え付けの際は根をなるべく触らないように注意が必要です。
コキアは過湿を苦手としているので水はけの良い土に植え付けます。
鉢植えの場合は、市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜると簡単に水はけがよくなります。
地植えの場合は植え付ける前に腐葉土をたっぷりすき込んでから植え付けます。
水やり
過湿を苦手とするので水やりは控えめにします。
鉢植えの場合は土がしっかり乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。
地植えの場合は自然の雨に任せて大丈夫です。
肥料
痩せ地でもよく育つので肥料はほとんど必要ありません。大株に育てたい場合は、6月から7月にかけてカリウム成分の多い肥料を施します。
剪定
コキアは剪定をしなくてもしっかり育つので基本的に剪定は不要です。ただ、形が乱れたら草姿を整える程度に剪定をします。
ホウキの作り方
枯れたコキアから簡単にホウキを作ることができます。ホウキの作り方は別の記事で紹介してますので参考にしてください。
まとめ
以上、コキアの特徴と育て方を紹介しました。
まるまるとしたかわいらしい草姿に赤と緑のグラデーションが魅力のコキア。育てるのも楽しい魅力的な一年草です。
みなさんもこの記事を参考に育ててみませんか?
それでは、また!
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