ガーデニングでも大人気の果樹レモン。レモンは育てやすい果樹ですが、日本の冬の寒さでは耐えられず枯れてしまうことが多いです。
この記事では、ガーデニングで大人気の果樹レモンの成長の様子をご紹介します。
レモンの成長の様子
レモン苗の購入
2020年の6月末にレモンの苗を購入しました。サイパンレモンという品種です。
この時の気温は、 最高 大体28℃ 最低 大体20℃
購入した時点ですでに実がいくつかついており、あとは黄色くなるまでのお楽しみでした。
ちなみに、レモンには棘があります。
写真だと棘がみえないのは、おそらく生産者さんがとってくれたんだと思います。
棘が出てきたらとることをおすすめです。レモンは自身を守るために棘をつけているのに、自身の棘で自身を傷つけてしまうからです。風が吹いたときに、葉や実を棘で傷つけて、そこからバイ菌や虫がはいっていってしまうこともあります。
果実が大きくなる
こちらは2020年9月下旬ごろの様子です。
実が大きくなってきました。
基本的には、レモン一つの実に対して、20枚以上の葉が必要です。葉に対して果樹が多い場合は、摘果(果実の数を減らして栄養が分散しないようにする作業)が必要です。
これを守らないと、隔年結果(豊作の年と、無豊作の年が一年毎に繰り返すこと)になる可能性があります。
もったいないように感じるかもしれませんが、翌年も楽しむためにしっかり摘果してあげましょう。
果実がだんだん黄色くなる
2020年10月頃。黄色く色づいてきました。
なんだか、重たそうですね。そして、面白いくらいに陽があたる上側から順番に黄色くなります。
今思えば、実をつけ過ぎたようにも思います……。本来であれば摘果して果実の数をコントロールすべきでした。
果実の収穫
こんなきれいにまっ黄色なレモンを5つ収穫できました!
最高すぎます。収穫したときは、かなり浮かれていました。嬉しすぎる。
収穫したレモンは氷砂糖とミルフィーユにして、レモンシロップ作りました🍋
炭酸水で割ればレモンソーダの出来上がりです。自家製ということもあり、これが本当に美味しい…。
レモンが枯れた…
この写真は、4月のものです。みるも無惨な姿に……。
冬になり、寒さが厳しくなるにつれて葉が落ちていきました。年が明けて1月には最低気温が-8℃まで気温が下がる日もあり、レモンには厳しい寒さでした。
レモンは寒さに弱い果樹です。しっかり寒さ対策をしないと、こんなことになってしまいます…。
強剪定を実施
枯れてしまったレモンは、不要な枝は全て切り落とす強剪定を実施。下の写真のようにほぼすべての枝をカットしました。
あとはやることは、ただひとつ。
様子見。笑
果たして、この方法があっているのかわかりませんでしたが……。
植物は本当に強いので枯れたようでも、根っこが生きていれば復活することもよくあります。あとは乾きすぎない程度に水やりをして、信じて待つのみです。
レモンの復活?
その一ヶ月後、5月中旬です。
お分かりでしょうか。
何やら、ちびっと出てますね!
さらに様子見をしていると…
こちらが、8月中旬頃の様子です。見事に復活してくれました。嬉しすぎる…✨
実をつけるまではまだまだ時間がかかりそうですが、これからはしっかり寒さ対策もして大事に育てたいと思います。
と、思いきや。
タマ様からコメントいただいて、ようやく気付いたのですが、これはなんとレモンではありません。
どういうことなのか、自分なりに調べてみましたので、見ていきましょう。
台木のカラタチとは?
「カラタチ」とはミカンの仲間です。実もなります。
このカラタチは、みかんやレモンなどの「台木」となることが多いです。
台木とは、他の植物を育てるための台となる植物ことです。今回で言えば、カラタチは根をはっており、そのカラタチの上部(根本から少し上)とレモンの下部(根っこを落とした下の部分)をつぎ合わせて、まるで一つの植物のように育てられたことになりますね。
なぜカラタチなのか?カラタチは「耐病性・耐寒性」に優れているために、日本ではほとんどカラタチを台木として使用しているようです。今回、レモンが枯れた寒さをも耐え忍んだことからも、とても強い植物だということがわかると思います。
枯れてしまったレモン 芽を出したカラタチ
今回、レモンが枯れたことで、カラタチは芽を出しようです。
本来、レモンが生きていれば、そこから養分をとっています。レモンが生きていても、芽を出すことがあるようで、その時はレモンに養分が逆に回らなくなるので、カラタチの芽は取り除きましょう。
今回、我が家のレモンは完全に寒さにやられてしまったようです。
このレモンが枯れるほどの寒さを生き延びたカラタチもすでに可愛く感じてしまっているので、このまま育ててしまおうか迷っています笑
カラタチを大きくしたら、また台木として育てることも可能かもしれませんね。
タマ様のコメントで知った、カラタチですが、本当にありがとうございました。
ずっとレモンと思って育て続けたかもしれません。このように教えていただけると、たいへん励みになります。
まとめ
いかがでしたか?
寒さ対策をしなかったことで失敗した様子と、カラタチさんの役割を紹介しました。
今後また、進展あればここに書き留めていきたいと思います!
もし、冬にレモンを枯らしてしまった方や、レモンやみかんの根本から、違う葉が生えてきた?これはレモン?と思った方の参考になれば幸いです。
レモンは寒さ対策をしっかりするのが大事ですね!関東の寒さでも屋外での冬越しは難しいようです。
ただ、植物って本当に面白いですね。思わぬことが起きて、生命力の強さも弱さも教えてくれます。
レモン、また挑戦したいと思います!
それでは、また!
コメント
コメント一覧 (2件)
この葉の形はレモンではなく台木のカラタチですね
タマ様
コメントありがとうございます。
なるほど、これはレモンではないのですね!大変勉強になりました。
素人のガーデニングなもので、勉強不足な点もあり、申し訳ないです。
これから記事を修正いたします。
またの機会にもしお読みいただければ幸いです。
本当に、教えていただきありがとうございました。
Shiro & Kuro