【ナデシコ】特徴と育て方を解説!

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大和撫子という言葉があるように、日本人にとって馴染みの強いお花ナデシコ。多くの園芸品種が出回っており、ガーデナーから根強い人気があります。

この記事では、そんなナデシコの特徴と育て方を解説します。

Shiro
Shiro

ナデシコの花言葉は?

どんな種類があるの?

育て方のポイントは?

夏越しや冬越しはできる?

ナデシコの増やし方は?

こんな疑問にもお答えします。

これからナデシコを育てようとお考えの方、ナデシコの育て方で悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

それでは、よろしくお願いします✨

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目次

ナデシコはこんなお花

ナデシコの基本情報

ナデシコは北半球を中心に世界各地に300種類以上あるといわれている多年草です。日本でも古くから愛されており、日本最古の和歌集である万葉集でも詠まれています。

ナデシコの基本情報
  • 科 属 ナデシコ科ダイアンサス属
  • 開花期 4月〜8月
  • 原産地 地中海地方
  • 学 名 Dianthus
  • 和 名 撫子

カーネーションを除いたダイアンサス属を一般的にナデシコと呼びます。撫でたくなるほどかわいらしいお花であることが名前の由来です。

ナデシコ
根強い人気を誇るナデシコ

ナデシコの特徴

ナデシコはピンク色や白色、赤色などの小さなお花を咲かせます。花びらは細い切れ目の入ったものや糸状の繊細なものなど様々です。その繊細な姿から日本では古くから女性や子ども表す植物として愛されています。

ナデシコ
繊細な姿が特徴的

ナデシコの花言葉

ナデシコの花言葉
  • 大胆
  • 純愛
  • 貞節

「大胆」という花言葉はナデシコのイメージからすると意外な感じもしますが、赤く花咲くナデシコが派手で大胆だとされたことに由来しています。

「純愛」はナデシコのイメージ通りです。ナデシコが咲かせる繊細なお花がお淑やかな女性を連想させることに由来しています。

ナデシコの種類

ナデシコの種類は300種類はあると言われています。日本に馴染み深いお花ですが、ヨーロッパ原産の品種もあります。ここでは、代表的な品種を紹介します。

カワラナデシコ

カワラナデシコは秋の七草の一つとされており、日本各地に自生しています。

河原(カワラ)と名前がついているように、河原などで自生しているナデシコです。

近年は外来種の影響で数が減少していると言われています。

カワラナデシコ
カワラナデシコ

セキチク

平安時代に中国からやってきたナデシコで「カラナデシコ」とも呼びます。葉のかたちが竹のようなのでセキチク(石竹)と名付けられたとされています。

セキチク
セキチク

ヒゲナデシコ

原産地はヨーロッパで、苞がヒゲのように伸びていることからヒゲナデシコと呼ばれています。小さいお花をたくさん咲かせるのも特徴的です。

ヒゲナデシコ
ヒゲナデシコ

タツタナデシコ

ヨーロッパ原産の多年草ナデシコです。花に蛇目模様があるのが特徴です。銀白色の葉も印象的で、冬でも観葉植物として楽しむことができます。

タツタナデシコ
タツタナデシコ

ヒメナデシコ

ヨーロッパ原産の園芸品種です。欧米で人気のある品種で、繊細な草姿が特徴的です。発芽しやすくこぼれ種でもよく増えます。

ヒメナデシコ
ヒメナデシコ

ハマナデシコ

海岸や砂地で自生しているのでその名がついたとされています。葉が厚くツヤツヤしているのが特徴です。

ハマナデシコ
ハマナデシコ
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ナデシコの育て方

続いて、ナデシコの育て方を紹介します。

栽培環境

ナデシコは日の光は好きですが、高温多湿が苦手です。半日以上は日のあたる風通しの良い場所で育てるのが理想です。

それが難しい場合でも、なるべく日当たりの良い場所に植えてあげましょう。

植え付け

ナデシコは多湿が苦手なため、水はけの良い土に植えてあげます。

鉢植えの場合は、市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜると水はけがよくなります。簡単なのでおすすめです。

ナデシコ 植え付け

地植えの場合は、腐葉土をたっぷりすきこんでから植え付けます。

水やり

水やりは土が乾いたらたっぷりとが基本です。ナデシコは多湿が苦手ですので、水やりの際は花や葉に水がなるべくかからないように注意が必要です。

地植えの場合は、植え付けて根が張るまではしっかり水やりをします。2週間程度で根が張りますので、その後は水やりは特に必要ありません。

肥料やり

花が咲いている時期に規定量の液体肥料を施します。肥料が切れると花付きが悪くなるので、こまめに肥料を与えましょう。

夏越し

ナデシコは高温多湿が苦手です。蒸れると弱りますので、梅雨に入る前に草丈の半分くらいまで切り戻しをします。

鉢植えの場合は、雨が当たらない風通しの良い涼しい場所に移動させてあげるなど、厳しい蒸し暑さから守ってあげましょう。

冬越し

ナデシコは耐寒性があるため、冬越しにはそれほど神経質になる必要はありません。ただ、雪に覆われたり、強い霜にあたったりすると弱ってしまいます。鉢植えの場合は軒下に移動させ、地植えの場合はマルチングをするなどして厳しい寒さから守ってあげましょう。

ナデシコの増やし方

多年草のナデシコは何年も楽しむことができますが、株が古くなるとお花を咲かせにくくなります。そうなる前に、挿し芽で株を更新してあげることでより長く楽しむことができます。

挿し芽はきれいな新芽を斜めにカットして、鹿沼土や赤玉土にさします。その後は水切れを起こさないように水やりをします。そうすると、2週間から1か月ほどで発根してきますので、土に植え替えてあげます。5月や9月などの涼しい時期に行うことで成功率が高くなります。

まとめ

以上、ナデシコの特徴と育て方を解説しました。

日本人にとって古くから馴染み深いお花ナデシコ。ガーデニングでも気軽に長く楽しむことができます。みなさんもこの記事を参考にナデシコを育ててみてください。

それでは、また!

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