【ナスタチウム（キンレンカ）の特徴と育て方】効果や効能も解説

鮮やかな暖色の花色が特徴のナスタチウム。コンパニオンプランツやエディブルフラワーとしても人気の高いお花です。

この記事ではそんなナスタチウムの特徴と育て方を紹介します。

こんな疑問にもお答えします。

ナスタチウムの特徴を知りたい方、ナスタチウムの育て方で悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

ナスタチウムはこんなお花

ナスタチウムの基本情報

ナスタチウムは南アフリカのペルーなどが原産のお花です。日本には江戸時代に渡来しました。

名前の由来は、ラテン語の「nasus（鼻）」と「tortus（ねじる）」からきています。これは、ナスタチウムに辛味があることにちなんでるといわれています。

ハスのような葉をつけて金色の花を咲かせることから、金蓮花とも呼ばれています。

別名の凌霄葉蓮（ノウゼンハレン）は、葉がハスのようで花がノウゼンカズラに似ていることに由来しています。

ナスタチウムの特徴

鮮やかな暖色のお花

ナスタチウムは春から初夏、秋から初冬にかけて鮮やかな暖色のお花を咲かせます。5枚の花びらをもち、長い花茎に一輪ずつお花をつけます。

ハスのような葉

ナスタチウムは葉の形も特徴的で、丸くハスのような葉をつけます。角がなく、優しくふんわりとした印象の葉です。

コンパニオンプランツ

ナスタチウムはコンパニオンプランツとしても利用できます。独特な匂いにアブラムシを遠ざる効果があります。ナスやトマト、きゅうりなどと一緒に植えると害虫予防になります。

エディブルフラワー

ナスタチウムは食べることのできるエディブルフラワーです。葉、花、果実、種子はクレソンに似た辛みと酸味があります。サラダや肉料理の彩りによく利用されます。ビタミンCやミネラルを豊富に含んでおり、美容効果や胃腸の機能を高めたり貧血を改善したりといった効能もあります。

暑さや寒さに弱い

ナスタチウムは暑さや寒さには強くありません。夏越しや冬越しをするには、それぞれ対策が必要になります。

ナスタチウムの花言葉

ナスタチウムには次の花言葉がつけられています。

ナスタチウムの丸い葉を盾に、赤い花を血に染まった鎧に見立て、敵国や困難に立ち向かう姿勢を表しているといわれています。

ナスタチウムの育て方

続いて、ナスタチウムの育て方を解説します。

植え付け

植え付けに適しているのは3月から5月頃です。ナスタチウムは直根性のお花なので、植え付けの際は根を触らないように気をつけます。

植え付ける土は水はけの良い土を選びます。市販の培養土に腐葉土と赤玉土を3割程度混ぜると水はけが良い土になるのでおすすめです。

栽培環境

日当たりの良い場所で育てます。ただ、ナスタチウムは夏の暑さや冬の寒さに強くありません。夏は半日陰に、冬は屋内に移動させてあげましょう。

水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れでるまでたっぷりと水やりをします。ナスタチウムは過湿が苦手なので、水をやりすぎると徒長したり根腐れしたりします。水のやり過ぎには注意が必要なのでメリハリをつけた水やりを行います。

肥料やり

ハーブ全体にいえることですが、肥料を与えすぎると花つきが悪くなるので控えめに。特にチッソ分が多いと葉ばかり茂り花数が少なくなります。

花がら摘み

お花が咲き終わったら花茎の付け根から切り取ります。花がらを放っておくと見た目が悪いだけでなく、生育に悪影響です。見つけたらなるべく早く摘み取るようにします。

夏越し

ナスタチウムは夏の暑さに弱いです。梅雨が明けたら全体の1/3程度に切り戻します。夏の強い日差しに当たりすぎると弱ってしまいますので、半日陰で育ててあげます。

冬越し

ナスタチウムは寒さにも弱いため、屋外での冬越しは難しいです。冬越しをさせたい場合は、冬は屋内で管理してあげる必要があります。

まとめ

以上、ナスタチウムの特徴と育て方をご紹介しました。

鮮やかなお花を咲かせるナスタチウム。コンパニオンプランツやエディブルフラワーとしても人気があります。

みなさんも、この記事を参考に育てることを検討してみてください。

それでは、また！