PROVENWINNERS(PW)さんの大人気シリーズ「スーパーチュニア」。
”とにかく育てやすい”という評判どおり、初心者でも驚くほど大株に育ってくれる頼もしいペチュニアです。

この記事ではスーパーチュニアの特徴、育て方、摘芯や切り戻しの判断基準、夏越しや冬越しの方法まで紹介します。
- 摘芯(ピンチ)は必要?
- 切り戻しはどのタイミングで?
- 夏の水切れ対策は?
- 冬越しはできる?
こんな疑問にも実際に育てた経験をもとにお答えします。スーパーチュニアの育て方で悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
スーパーチュニアはこんなお花
基本情報
スーパーチュニアはPWが展開するペチュニアブランドです。「育てやすさ」「強健さ」「花付きの良さ」を徹底的に追記して改良されています。

品種も豊富で、選び放題です。
- 元祖スーパーチュニア
- ビスタシリーズ
- ビスタミニシリーズ
- プラスシリーズ


スーパーチュニアの特徴
とにかく丈夫で育てやすい
PWの“スーパー”がつく品種は総じて強く、スーパーチュニアも例外ではありません。
摘芯しなくても自然に分枝してこんもり育つため、初心者にとって理想的な一年草です。
高温に強い(酷暑でも咲く)
ペチュニアの中でも特に暑さに強く、35℃超えの真夏でも生育が止まりにくいのが大きな強みです。
雨にも強い(花弁が厚め)
一般的なペチュニアは雨に弱いですが、スーパーチュニアは花弁が比較的厚く雨に負けにくい性質があります。
長雨で痛んでも、生育旺盛で復活が早いのも魅力です。
ボリューム満点の株に育つ
短期間で“鉢いっぱいの満開”になるため、ハンギングや大鉢に特に向いています。

スーパーチュニアの成長記録
ビスタミニピンクスター
6月中旬 植え付け
スーパーチュニアは3月上旬頃からホームセンターなどで販売されます。
雨で株が傷んで見切り品となっていたスーパーチュニアビスタミニピンクスターを購入しました。


枝が徒長して乱れてたので、摘芯(ピンチ)をしました。少しもったいないですが、咲いていた花もカットします。

6月下旬 植え付け後7日
植え付けと摘芯をしてから1週間ほどできれいな新芽が出てきます。

7月上旬 植え付け後20日
植え付けてから1か月と経たずに、こんもりとまとまった株に育ち、花をたくさん咲かせます。


7月中旬 植え付け後36日
真夏の暑さにも負けず、元気に咲き誇ります。

7月下旬 植え付け後42日
満開を迎え、株が少し乱れたので切り戻しを行います。

9月上旬 植え付け後84日
切り戻してから1か月ほどで、またたくさんのお花を咲かせてくれます。

9月下旬 植え付け後99日

10月上旬 植え付け後105日
10月に入っても、まだきれいにお花を咲かせます。

12月上旬 植え付け後169日
12月に入ると、さすがに株が乱れてお花も咲かなくなります。

9月から10月の間にもう一回切り戻しを行えば、またきれいに咲いてくれたかもしれません。そこは反省です。
スーパーチュニアの育て方
続いて、スーパーチュニアの育て方をご紹介します。
植えつけ
●鉢サイズ
スーパーチュニアは生育が旺盛なため、8号鉢より大きな鉢に植えつけます。小さな鉢に植えると根詰まりを起こしやすくなりますし、夏場は土がすぐに乾いて水切れを起こしやすくなります。
●土
植え付けに使う土は、水はけの良いものを使用します。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度まぜるだけで水はけが良くなるのでおすすめです。

これが面倒な方は市販の培養土をそのまま使っても問題はありません。ただ、元肥はしっかり施してあげましょう。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりをします。真夏は毎日水やりが必要ですし、小さな鉢で育てている場合の猛暑日には1日に2回水やりが必要です。

肥料やり
スーパーチュニアは生育が旺盛で花付きも良いため定期的な追肥が必要です。7日から10日に1回程度、液肥で追肥をしてあげることで花付きがぐんと良くなります。
摘芯(ピンチ)
スーパーチュニアは自然に分枝してこんもりと育つので、摘芯をしなくてもキレイにまとまって成長します。
ただ、徒長している枝がある場合は摘芯をしすることで、よりこんもりとキレイに育ちやます。



切り戻し
スーパーチュニアは生育が旺盛なため、切り戻しをすることで何回も満開のお花を楽しめます。満開後、株が乱れたり枝が徒長したりしたら思いきって切り戻しましょう。



スーパーチュニアは生育旺盛なので、10月くらいまでは切り戻しをすることで何回も満開のお花を楽しめます。
夏越し
スーパーチュニアは夏の暑さに強いため、特別な管理をしなくても夏を越すことができます。ただ、小さな鉢で育てていると水切れを起こしやすいので、なるべく1日に2回水やりをするようにします。
冬越し
スーパーチュニアは日本の冬の寒さには耐えられないため、日本では基本的に一年草とされています。冬越しをするためには、霜や寒風から守る必要があります。

挿し芽で冬越しをすることも可能です。成功のしやすやと手間のかからなさでは、挿し芽で冬を乗り切るのが良いかもしれません。

まとめ
スーパーチュニアは”初心者でも満開の大株が作れる”というほど扱いやすい園芸品種です。
- 強くて丈夫
- 暑さや雨に強い
- 摘芯なしでもまとまる
- 切り戻しをすれば何回も満開に
- 株の回復が早い
育ててみると、「もう他のペチュニアに戻れない…」と思う人が多いのも納得です。
皆さんもぜひ、スーパーチュニアで鉢一杯の華やかな花景色を楽しんでください。



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