ガーデニングをしている人なら一度はバラの購入を検討したことがあるのではないでしょうか。
でもいざ「バラを育てたい!」と思ってもバラは種類が多くて、選ぶのが難しいですよね。
- 樹形のタイプ(木立ち性、つる性、半つる性)
- 咲く時期(一季咲き性、四季咲き性)
- 花形(高芯咲き、平咲き、カップ咲き、球状咲き、クォーター咲き、ロゼット咲き、ポンポン咲き)
- 花の大きさ
- 香りの強さ(強香、微香、無香)
このように、バラを選ぶ際のポイントはたくさんあります。他にも病害虫や暑さへの強さなども大切なポイントです。
さらに、バラは苗の売り方も様々です。
新苗に大苗、鉢苗(開花苗)など、季節によって異なる状態の苗が販売され、初心者はなにを買ったらよいか迷ってしまいます。
そこでこの記事では、購入する苗(新苗、大苗、鉢苗)にポイントを絞って解説します。
これからバラを購入しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
それでは、よろしくお願いします♪
バラの新苗
新苗ってなに?
まずは新苗です。
新苗は生産者さんが秋から冬に接ぎ木をした若い苗木のことをいいます。
販売されるのはだいたい4月から6月頃で、葉はついてますが若い苗なので枝も細い「赤ちゃん苗」です。
赤ちゃん苗なので、人間の赤ちゃん同様優しく丁寧に育ててあげる必要があります。
また、株の成長にエネルギーを注入させるために、最初の春は蕾を摘み取らなければいけません(これがけっこう悲しい・・・)。
したがって新苗はやや上級者向けとも言われています。
ただ、「赤ちゃん苗から地道に育てていきたい!」という思いのある方には新苗がおすすめです。
購入した新苗の紹介!
それでは、実際に購入した新苗を紹介します!
2020年の春に購入したピエール・ドゥ・ロンサールです。
ピエール・ドゥ・ロンサールは非常に人気の高いつるバラです。
購入時は30㎝程度の大きさでしたが、購入してから1年半程度で150㎝くらいまで大きくなりました。
ただ、新苗で購入したからかはわかりませんが、急に葉が無くなったり、すぐに病気にかかったりと、ちょっと成育が不安定です。
もう2年目ですが、蕾が出ても花は咲かせずに株の強化に努めています。
素敵なバラのアーチを目指してこれからの成長に期待しています。
バラ 大苗
大苗ってなに?
次は大苗を紹介します。
大苗は、生産者さん等が新苗を秋まで育ててくれたバラのことをいいます。
販売時期は10月頃から早春までで、休眠している時期に流通するため花だけでなく葉もついていません。
ただ、新苗に比べると枝は太く丈夫で、新苗と比較すると「大人の苗」です。
購入時は葉も花もついていないですが、丈夫な苗で暖かくなれば新芽が芽吹いて花も咲かせてくれます。
「難しい赤ちゃんの育成はプロに任せるけど、そこから先は自分で育てたい!」という方には大苗をおすすめします。
購入した苗の紹介!
ここでも、2020年に購入した大苗を紹介します。
2020年の冬に購入したほのかです。
大苗で購入したので、購入時は葉がついていないものの、枝は太く株は強そうでした。
地植えにしましたが、暖かくなるにつれてすぐに葉がたくさん芽吹いてくれます。春にはキレイな花がたくさん咲きました。
花だけでなく葉もついていない大苗を買うのは少しだけ抵抗もありましたが、まったく問題なく育ってくれています。
葉のついてない苗から新芽が息吹き、キレイな花が咲くのは超初心者にとって相当な感動でした。
地植えにした後は、地面が乾いているときに水やりをしただけです。
赤ちゃん苗のときにプロが丁寧に育ててくれているため、さすがの強さで育ってくれています。
バラ 鉢苗(開花苗)
鉢苗ってなに?
最後は鉢苗です。
鉢苗は、生産者さんが大苗を鉢で育成させてくれたものです。枝は太く、花も咲いているものもあります。
一般的には春と秋に販売されますが、専門店では通年買うことができます。
ガーデニングの本や雑誌には、「初心者はまず鉢苗を買うべき」と書かれていることが多いです。
購入した苗の紹介!
ここでも、私が購入した鉢苗を紹介させていただきます。
2020年の春に鉢苗で購入したオデュッセイアです。
鉢苗で購入したため、購入時から葉も花もついてました。購入後すぐはまだ株も小さく花つきも良くなかったです。
ただ、時間の経過とともに成長し、株は大きくなり花束を作れるほど花がたくさん咲いてくれました。
鉢苗で購入したからかはわかりませんが、病害虫の被害もほとんど受けずに元気に育ってくれています。我が家で一番元気なバラです。
個人的な感想!
次に、新苗、大苗、鉢苗のそれぞれの良し悪しを、私なりの視点で紹介したいと思います。
育てやすや
ズバリ、鉢苗→大苗→新苗 の順番です!
プロが育ててくれてた期間が長ければ長いほど、やはりバラは丈夫だし元気に育ちやすいです(もちろん、品種にもよります)。
我が家で育てているバラでいえば、鉢苗で購入したオデュッセイアが一番元気です。
当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、やっぱりプロが育ててくれた苗の強さはすごいです。
値段
基本的には、新苗→大苗→鉢苗の順で高価です。
ただ私の場合、大苗はいつもセール(1,000円~1,500園)で購入するのでだいたい新苗と同じ値段で買っています。
鉢苗はセールでも少し高く、だいたい3,000円くらいでしょうか。何年も経過しすごく立派に育ったバラは更に高価で、何万円もするときもあります。
ちなみに我が家のバラ達は、オデュッセイアを除いて全て1,000円で購入しています。笑
愛着
愛着は全て平等です!笑
「新苗のほうが愛着がわくかな~」という気もしたのですが、実際のところどの苗で買おうと全て大切で同じくらい愛着があります!
鉢苗を購入したからといって、愛着が薄くなるなんてことはないのでご安心ください。
バラの魔力です。笑
結局どの苗がおすすめ?
それでは結論です。
初心者さんにとってどの苗がおすすめかと言いますと…どれもおすすめです!笑
新苗の時期がきたらワクワクしますし、大苗の時期がきてもワクワクしますし、素敵な鉢苗に出逢えたらワクワクします。
結局は感情のまま「欲しい!」と思ったら新苗だろうと大苗だろうと鉢苗だろうと買うべきだと思います。
でもが結論だと、今まで話してきたことが意味なくなってしまうので、簡単にまとめてみると
失敗覚悟で若い苗から育てたい人 ⇒ 新苗
難しい若い苗のみプロに任せたい人⇒ 大苗
とにかく失敗したくない人 ⇒ 鉢苗
単純ですが、こんな基準で考えれば良いかと思います。
でもやっぱり、欲しいバラに出逢えたらどの苗でも「買い」だと思います。笑
実際に私は、バラを買って後悔をしたことが一度もありません。
どの苗でもお気に入りのバラを買ってみて、ガーデニングライフを豊かにしていきましょう♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後もバラをテーマに記事をあげていきますので引き続きよろしくお願いします♪
それでは、また!
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