SUNTORY FLOWERSの人気シリーズ「サフィニア」の中でも、ひと株で自然にブーケ状の丸い形にまとまることで評判の「サフィニアブーケ」。
摘芯なしでも可愛らしい花束のように咲き、初心者でも育てやすいのが大きな魅力です

この記事では、
- サフィニアブーケの特徴
- 成長の実例(3〜8月)
- 摘芯は必要?
- 失敗しない育て方
- 切り戻しの適期と方法
を、実体験にもとづいて丁寧に紹介します。
サフィニアブーケが気になっている方、育ててみたいけれど迷っている方はぜひ参考にしてください。
サフィニアブーケはこんなお花
サフィニアブーケの基本情報
サフィニアブーケはSUNTORY FLOWERSが販売するサフィニアシリーズの一種で、3月上旬〜5月下旬ごろにホームセンターや園芸店で苗が流通します。
暑さに強く長く咲く性質はサフィニアシリーズ共通で、特にサフィニアブーケは株が自然にコンパクトにまとまる点が特徴です。
サフィニアブーケの特徴
花束のように自然にまとまる“キュッとした”草姿
名前の通り、ブーケ(花束)のように中心へ向かってこんもり丸く咲くシルエットが最大の魅力。
摘芯をしなくても形が整いやすく、初心者でも育て上手に見える品種です。
暑さ・雨に強く丈夫で育てやすい
サフィニアシリーズ全体に言えますが、夏の暑さに強く、気温が高くても生育が止まりにくいのが特長。
日差しが強いベランダでも健全に育ちます。
豊富なカラー展開(2025年10月時点4種類)
- キューティローズ
- キューティパープル
- キューティバイオレット
- キューティホワイト
柔らかい色合いが中心で、寄せ植えにも単植にも使いやすいラインナップです。
④長期間楽しめるロングパフォーマンス
春から秋まで開花が続き、切り戻しを繰り返せば秋まで何度も花を楽しめるのが魅力。
満開 → 切り戻し → 復活のサイクルがとてもスムーズです。
サフィニアブーケの成長記録
3月下旬|購入時
近所のホームセンターで購入したサフィニアブーケです。
まだ小さいですが、葉が詰まっていて健康的です。

4月下旬
植え付け後約1か月経過。株のボリュームは控えめでも”キュッ”とまとまり花が咲きます。

6月中旬
植え付けて2か月程度経過すると鉢をはみ出すくらい成長します。

7月中旬
植え付けて3か月程度で、鉢の倍くらいの幅まで成長します。

厳しい暑さや雨で株が乱れるので、このあたりで切り戻しをします。
7月下旬
猛暑や大雨で株が乱れたのでバッサリ切り戻しをしました。このくらいばっさり切り戻してもすぐにまたお花を咲かせます。

8月上旬
切り戻して数週間でまたたくさんお花を咲かせました。秋まで何回もお花を楽しめます。

サフィニアブーケの育て方
続いて、サフィニアブーケの育て方を紹介します。
栽培環境
サフィニアブーケは日当たりと風通しの良い環境を好みます。半日以上は日の当たる風通しの良い場所で育てるのが望ましいです。
植え付け
適期
サフィニアブーケの植え付けに適しているのは3月から5月頃です。
使用する鉢
8号鉢(直径24㎝)から10号鉢(直径30㎝)の鉢に植え付けます。
用土
植え付けは水はけの良い土に行います。
市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜると水はけが良くなるのでおすすめです。私は「はなちゃん培養土」をよく使用しています。
水やり
土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをします。水やりをしすぎると根腐れを起こす恐れがあります。しっかりメリハリをつけて水やりをしましょう。
肥料
1か月に1回程度、緩効性肥料を施します。また、1週間から10日に1回程度液肥を施すことで開花のパフォーマンスが上がります。
摘芯
サフィニアブーケは摘芯をしなくてもコンパクトにまとまった株に仕上がるので、基本的に摘芯は不要です。
ただ、長雨などの影響で株が乱れそうな場合は摘芯をしたほうがよりキレイに育ちます。


切り戻し
お花が満開になったり、株が乱れてきたら切り戻しをします。切り戻しは鉢の縁に沿ってバッサリと行います。切り戻しをすることで、再びキレイなお花を咲かせます。



切り戻しは、梅雨前や梅雨時に行います。切り戻しをすることで、蒸れを防ぎ元気に梅雨を越すことができます。

まとめ
サフィニアブーケは、
- 花束のようにこんもりまとまる可愛らしい草姿
- 摘芯なしでも育てやすい
- 切り戻しで繰り返し咲く長期開花性
と、初心者〜上級者まで楽しめる人気品種です。
華やかな丸いフォルムが自然とできあがるので、
「手間なく可愛い鉢植えを育てたい」という方に特におすすめ。
この記事を参考に、ぜひサフィニアブーケのあるベランダ・庭づくりに挑戦してみてください。



コメント