春のお花を代表する球根植物チューリップ。
かわいらしいカップ状のお花は世界中の人から愛されています。
この記事ではそんなチューリップの特徴や育て方を紹介します。
植える時期は?
育て方は?
翌年も咲かせるにはどうしたら良いの?
植える時期は?
育て方は?
翌年も咲かせるにはどうしたら良いの?
こんな疑問にもお答えします。
それでは、よろしくお願いします。
チューリップはどんなお花?
チューリップの基本情報
チューリップは世界中で愛される球根植物です。春になるとカップ状のかわいらしいお花を咲かせます。
- 科 属 ユリ科チューリップ属
- 開花期 3月〜5月
- 原産地 中央アジア〜北アフリカ
- 学 名 Tulip
- 和 名 鬱金香
チューリップの特徴
種類が豊富
チューリップは世界中で数えきれない程の品種が開発されています。背丈が低いものや高いもの、八重咲きや一重咲き、早咲きや遅咲きなど様々です。
毎年新しい品種が増えて、いまや7,000を超える品種があります。
自身の好みに合わせて好きな品種を選べるのもチューリップの魅力です。世界中で愛される理由の1つといえます。
うまく管理すれば翌年も咲く
チューリップは球根植物です。球根は秋に植えられて冬を地中で過ごし、春にお花を咲かせ、お花が終わると地上部は枯れてしまいます。ただ、地上部が枯れていても球根は生きています。球根を掘り起こして適切に管理して秋に植えれば、また春にお花を咲かせてくれます。
チューリップの歴史
16世紀頃にオスマン帝国(トルコ)からオランダに伝わり、オランダやイギリスで品種改良が進みました。オランダではチューリップ人気が高まり、高値で取引されるようになります。投機家も参入してチューリップバブルが発生。歴史的最初に記録されたバブルと言われています。
チューリップの花言葉
チューリップには次の花言葉がつけられています。
- 思いやり
チューリップの花言葉は、三人の騎士を思いやる少女の伝説に由来するとされています。
チューリップの育て方
続いて、チューリップの育て方をご紹介します。
種から育てる
チューリップは、タネと球根から育てることが可能ですが、タネから育てるのは素人には困難。花が咲くようになるまでに、およそ5年はかかるようです。そのため、基本的にはお店で出回っている「球根」または「目出し球根」を買うのが一般的です。
購入時期
球根は早いと8月下旬頃から売り出されます。ただ、8月下旬頃は売り場が小さくて品数も少なめです。しばらくすれば売られる品種も増えていくので、売り出されたからといって慌てて購入することはありません。
お店が本格的に売り出しを開始する頃に購入するのがベストです。それが大体、9月中旬〜10月上旬ごろです。チューリップ以外の球根も同時期に売り出されていることが多いです。
植える時期
基本的には、9月ごろ〜12月頃に植えます。早すぎると冬が来る前に芽を出して寒さでやられてしまいます。一方で植えるのがあまり遅いと、花が咲かなくなることもあります。
チューリップの球根は寒さに反応して、芽を伸ばし始めます。とはいえ、球根そのものを寒い外気に晒すことは厳禁です。地中で徐々に寒くなっていく環境がベストです。残暑が終わってきた冬の到来前に土に埋めてあげるようにしましょう。
チューリップの植え方
球根の3つ分くらい(10cm~15cm)の深さに植え付けます。球根の尖った部分から芽が出るので、上に向けて植え付けます。
植え付けしてしばらくは、根をしっかり張るための大事な時期です。根付くまではたっぷり水やりをするようにしましょう。
チューリップは基本的に水はけの良い土を好みます。植え付ける土には、赤玉土や腐葉土を混ぜて水はけを良くしましょう。
芽が出る前の管理
地植えの場合は特に水やりは必要ありません。自然の雨に任せましょう。
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。球根が乾燥しすぎるとうまく育ちません。芽が出るまでは忘れがちですが、水やりは忘れないようにしましょう。
芽が出た後の管理
発芽した後は、期定量の液肥を10~2週間に1回程度与えるようにします。
花の収穫
翌年も元気にお花を咲かせるためには、お花が終わりきる前にカットします。
もったいなく感じてしまいますが、翌年も元気に咲かせるために必要な作業です。カットしたチューリップは切り花で楽しめます。
鉢植えの場合は、花後も葉や茎が緑のうちは水やりを続けます。水やりを続けることで、球根が肥大化してくれます。
ただ、花後に肥料を与えると球根が傷んでしまいます。花後は肥料を与えないようにしましょう。
球根の掘り上げ
チューリップは高温多湿が苦手です。球根を植えっぱなしにしておくと日本の夏に耐えられず、枯れてしまいます。
お花をカットして地上部が枯れ始めたら、球根を掘りあげてあげます。
振り上げた球根は、半日程度天日干しにします。
天日干しした後は球根の葉や茎、根を取り除きます。
大きな球根に小さな球根がついている場合は、剥がしてあげます。
また、薄皮がついていたら、手で剥がしてあげましょう。
これでチューリップの球根の掘り上げは完成です。
あとは秋までこのまま保管し、10月頃になったらまた植えてあげます。そうすれば翌年の春にキレイなお花を咲かせてくれます。
まとめ
以上、チューリップの特徴や育て方、翌年もお花を咲かせるための管理方法を紹介しました。
春にカップ状のかわいらしいお花を咲かせてくれるチューリップ。世界中で愛される最強の球根植物です。みなさんも、この記事を参考に育ててみてください。
それでは、また!
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