松原園芸が手がけるアンティークビオラ「ファルファリア」は、独特の“くすみカラー”と蝶の羽のように波打つ花姿が魅力の人気品種です。寒さに強く、真冬でも花茎をしっかり伸ばして咲き続けるタフさも大きな特徴。

この記事では、ファルファリアの特徴・育て方・成長の様子を写真とともに詳しく紹介します。
アンティークカラーのビオラを探している方、自分だけの“特別感のあるビオラ”を育てたい方は、ぜひ参考にしてください。
ファルファリアはこんなお花
ファルファリアは、埼玉県の育種家・松原園芸が開発するアンティークビオラシリーズのひとつ。

品種名はイタリア語で蝶を意味する「farfalle(ファルファーレ)」が由来で、蝶の羽がひらひらと舞うようなフリル咲きの花姿を目指して毎年改良が重ねられている実力派のオリジナルビオラです。
ファルファリアの特徴
アンティーク感のあるシックな“くすみカラー”
ファルファリアの魅力はなんといっても、ニュアンスカラーの花色。
グレイッシュ、スモーキー、ダスティーな色味が混ざり合い、寄せ植えでも単植でも絵になる高級感があります。
花弁はゆるやかなフリンジ状になり、ふわっと柔らかな印象に。
真冬でも花茎が伸びるほどの耐寒性
一般的なビオラの中には、寒さで花茎が縮こまり、花が地面に埋もれるようになる品種もあります。
しかしファルファリアは、低温期でも花茎がしっかり立ち上がり、凍えるような真冬でも花がつきやすいタイプ。
春にはボリューム満点の株姿に育つ
寒さのピークを越えると一気に株が広がり、3月頃には鉢いっぱいに満開の花を咲かせます。
しかも花がらが目立ちにくく、手間いらずで見栄えが良いのも人気ポイント。
ファルファリアの成長記録
続いて、ファルファリアの成長の記録をご紹介します。
12月上旬 植え付け
ファルファリアは11月頃から園芸店やホームセンターに並び始めます。
購入株はすでに花茎が長めで、軽く開花しています。

12月中旬 植え付け後14日
植え付けてから2週間程度経つとどんどん株が充実します。

12月下旬 植え付け後20日

1月上旬 植え付け後36日
1月上旬のファルファリア。寒風と霜に当たって株が少し乱れました。それでも、花茎をしっかり延ばして花を咲かせます。

2月下旬 植え付け後84日
2月下旬のファルファリア。寒さで少し乱れた株もすぐに回復してくれました。

3月上旬 植え付け後90日
3月上旬のファルファリア。日が延びて暖かくなると、鉢いっぱいに花を咲かせます。ほとんど手間要らずに満開の花を咲かせ、花がらも目立ちません。

3月中旬 植え付け後97日

ファルファリアの育て方
続いて、シエルブリエの育て方を解説します。

植え付け
水はけと水もちの良い土に植え付けます。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜると水はけと水もちが良くなるのでおすすめです。


栽培環境
日当たりと風通しの良い場所で育てます。
寒さには強いですが、霜や寒風にあたると弱ったり花付きが悪くなったりします。寒さが厳しいときは、不織布を被せたり軒下に避難させたりしましょう。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりします。かわいいからといって水やりをしすぎると、根腐れを起こす恐れがあります。冬場は土が乾きにくいので特に注意して水やりをしましょう。
肥料
花を咲かせる期間が長く、たっぷり花を咲かせるので、肥料切れを起こさないように定期的な追肥が必要です。10日に1回程度、規定量の液肥を施しましょう。
花がら摘み
花がらを放っておくと、無駄なエネルギーを使って花付きが悪くなったり病気の原因となったりします。花がらを見つけたらこまめに摘み取ります。

花茎の付け根から折り取るようにすると、簡単に花がらを摘み取ることができます。

まとめ
以上、松原園芸さんのファルファリアをご紹介しました。
アンティーク風の蝶々のようなお花が素敵で、寒さに強く冬でもきれいにお花を咲かせてくれる優秀な品種です。
皆さんも育てることを検討してみてください。
それでは、また!



コメント