「チョコレートの香りがする花」として人気が高い チョコレートコスモス(Cosmos atrosanguineus)。
その中でも PROVEN WINNERS(PW)「チョカモカ」 は、従来種より 耐暑性が高く、四季咲き性が強い ことで園芸家からの支持が厚い品種です。

この記事では、チョカモカの特徴から植え付け、夏越し・冬越し、切り戻しまで、実際に育てた経験をもとに紹介します。
チョコレートコスモス チョカモカの基本情報
チョコレートコスモス チョカモカはPW(PROVEN WINNERS)さんから発売されているコスモスです。4月上旬から5月下旬、9月下旬から10月下旬頃にお店に出回ります。
- 販売元:
- 出回り時期:4月上旬〜5月下旬/9月下旬〜10月下旬
- 分 類:多年草(塊根植物)
- 草 丈:約30cm〜40cm
- 耐寒性:おおむね0℃前後まで

チョコレートコスモス チョカモカの特徴
従来のチョコレートコスモスより圧倒的に「暑さに強い」
従来のチョコレートコスモスは夏に弱く枯れやすい印象がありましたが、チョカモカは 耐暑性向上した品種で、管理を整えれば夏越しが十分可能です。
四季咲きで花期が長い
春・初夏・秋と 休みなく花を上げる四季咲き性。
気温が高い時期は花数が減るものの、涼しくなると一気に咲きます。

香りが強い
また、チョコレートの香りが強いのも特徴的です。バニリンというチョコレートの香りがする成分が含まれており、香りも楽しむことができます。
チョコレートコスモス チョカモカの育て方
続いて、チョコレートコスモス チョカモカの育て方を解説します。

植え付け
チョコレートコスモスチョカモカは多湿に弱いので、水はけの良い土を好みます。
市販の培養土に赤玉土や腐葉土を3割程度混ぜると、水はけの良い土になるのでおすすめです。


栽培環境
チョコレートコスモスチョカモカは日当たりの良い場所で育てます。
ただ高温多湿が苦手なので、真夏はなるべく半日陰の環境で育てるのが望ましいです。特に西日の直撃は避けるのが無難です。
水やり
4月から11月は土がかわいたらたっぷりと水やりをします。高温多湿が苦手なため、水のやり過ぎには注意します。
12月から3月は乾かしぎみに管理します。ただ乾ききると枯れてしまうので、忘れない程度に水やりをします。
肥料
チョコレートコスモスチョカモカは長い期間たくさんのお花を咲かせます。肥料切れを起こさないように液肥による追肥は5月から10月頃まで週に1回程度行います。
それ以外の休眠期は肥料は与えません。休眠期に肥料を与えると肥料やけを起こします。
摘芯
摘芯をして枝の数を増やせば、より多くのお花を咲かせます。枝数が少ないのが気になるようでしたら摘芯をしましょう。
切り戻し
チョカモカを夏越しさせて秋にたっぷり咲かせたいなら、
8月中旬に深めの切り戻しが必須です。
- 草丈の 1/2〜1/3程度まで切る
- 風通しが良くなり、株が夏の疲れから回復



夏越し
チョコレートコスモスチョカモカは耐暑性がありますが、酷暑には耐えられません。
真夏は直射日光を避けて半日陰で育てるのが望ましいです。夏越しに成功して株が充実すれば、秋は更にたくさんのお花を咲かせます。
冬越し
チョコレートコスモスチョカモカは、約0度までなら耐えられます。冬は霜があたらない場所に置いてあげることで冬越しすることができます。
地上部が枯れても根っこが生きていれば春先には復活してくれます。諦めて捨てたりしないようにしましょう。




まとめ

チョコレートの香りと深い花色を楽しめるチョカモカは、
きちんとポイントを押さえれば 夏も冬も越えて毎年楽しめる多年草 です。
春・秋のホームセンターで見かけたら、ぜひ育ててみてください。
甘い香りに癒されるガーデニングライフが始まります。


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