秋風に揺られてなびく姿は日本の秋の風物詩となっているコスモス(秋桜)。夏の終わりから秋にかけて開花する日本でもポピュラーなお花です。
広大な土地にたくさんのコスモスが植えられている姿を思い浮かべる方が多いと思いますが、コスモスは手間がかからずに丈夫に育ってくれるため、ガーデニングでも人気があります。
この記事ではそんなコスモスの特徴と育て方を解説します。
それでは、よろしくお願いします✨
コスモスはこんなお花
コスモスの基本情報
コスモスはメキシコ原産のお花で、日本には明治初期に本格的に広まったとされています。
一面にコスモスが咲いた風景は日本全国で見られ、秋の風物詩として多くの人に愛されています。
コスモスの特徴
コスモスは秋桜という和名がついていますが、濃いピンクや薄いピンクだけでなく、白い花お花を咲かせるものもあります。
茎が細く繊細で、秋風でそよそよと風に揺れながらお花を咲かせます。
原産地はメキシコのため暑さに強いお花です。一年草のため秋にお花を咲かせると種をつけて枯れますが、環境が合えばこぼれ種でも発芽してくれます。
コスモスの由来
コスモス(秋桜)の花名「cosmos」はギリシャ語で美しいを意味する「kosmos」に由来します。また、星がきれいに美しくそろう宇宙のことを「cosmos」と呼ぶことから、花びらが整然と並ぶコスモスの花姿から「コスモス」と呼ばれるようになったと言われています。
コスモスの花言葉
「乙女の真心」は、繊細で清潔感のある花姿からきていると言われています。「調和」は、コスモスの語源である「ko smos」に調和や秩序という意味があり、そこから由来しています。
コスモスの育て方
続いて、コスモスの育て方を解説します。
種から育てる
コスモスの発芽温度は20℃前後のため、コスモスを種から育てる場合は4月から6月にかけて種まきをします。発芽から開花まで2〜3か月かかりますので、咲かせたい時期から逆算して種まきをしましょう。
コスモスの種は20〜30cm間隔に2〜3粒ずつ蒔きます。蒔いた種の上から5mmくらい覆土し、たっぷりと水やりをします。発芽するまでは、土を完全に乾かさないように気をつけましょう。
苗から育てる
苗を購入する場合は、5月頃に出回る小さや苗や、夏の終わりに出回る蕾のついた苗になります。気軽に簡単に育てたい場合は夏の終わりに苗を購入するのがおすすめです。
コスモスは水はけの良い土を好みます。植え付けの際は市販の培養土に赤玉土や腐葉土を混ぜ込んだ土に植えてあげましょう。
また、コスモスは直根性で根を崩されることを嫌います。苗を購入した場合は、なるべく根を崩さずに植えてあげます。
水やり
地植えの場合は、根付いてからは水やりは特に必要ありません。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりとが大原則です。
肥料やり
コスモスは荒れた土地でも育つので、肥料の与えすぎは要注意です。
植え付けの際に元肥を施せばその後は特に追肥は必要ありません。
ただ、鉢植えの場合は栄養が不足してしまいがちのため、追肥が必要です。月に2回程度を目安に液肥を施してあげましょう。
剪定
コスモスは剪定をしなくてもお花を咲かせてくれます。ただ、高さを抑えてコンパクトに育てたい場合は先端を剪定してあげます。
コスモスは自然に育てていると草丈が1m以上になりますので、風で倒れてしまうことがあります。剪定をしてコンパクトに育ててあげることで、風にも強くなりますし、花数も多くなります。好みに合させて剪定するかどうかを決めましょう。
夏越し
コスモスは夏の暑さに強いので、夏越し作業は特に必要がありません。台風シーズンは茎が倒れないように支柱で支えるなどしてあげましょう。
冬越し
コスモスは1年草のため、秋に花が終わると種をつけて枯れてしまいます。冬越しはできません。
花が咲かない場合の対処
コスモスは短日性植物のため、日照時間が短くなることで蕾をつけます。街灯や部屋の明かりが当たる場所で育てていると、うまくお花が咲かない場合があります。夜はしっかり暗くなる環境で育ててあげましょう。
まとめ
以上、コスモスの特徴と育て方をご紹介しました。
日本の秋の風物詩ともいえるコスモス。秋になると日本全国の至る所で一面コスモスの風景を楽しむことができますが、自身で育ててみるのも楽しいですよ。
値段も安価で育てやすいコスモス。皆さんもぜひ挑戦してみてください。
それでは、また!
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