【ハツユキカズラ(初雪葛)の特徴と育て方】色が変わる人気カラーリーフ|失敗しないコツを紹介

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ピンク・白・淡緑が混ざり合う新芽が美しく、エバーグリーンのカラーリーフとして人気の高い ハツユキカズラ(初雪葛)。

地を這うように伸びるつる性で、グラウンドカバーから寄せ植えのアクセントまで幅広く活躍する万能植物です。

ハツユキカズラのピンクと白のグラデーションが入った新芽
ピンク〜白の新芽が美しく季節ごとに色が変わるハツユキカズラ

ハツユキカズラを育てるうえで知りたいポイントを解説します。

ハツユキカズラが気になっている方、斑入りのカラーリーフを探している方、ローメンテナンスな植物で庭を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

ハツユキカズラはこんな植物

ハツユキカズラの基本情報

ハツユキカズラは、テイカカズラ(トウテイカカズラ)の斑入り園芸品種。丈夫さと育てやすさをそのまま受け継いだ、扱いやすいつる植物です。

  • 科・属:キョウチクトウ科 テイカカズラ属
  • 原産地:日本・朝鮮半島(原種の分布)
  • 開花期:5〜6月(ただし斑入り品種は花付きは少なめ)
  • 学 名:Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’
  • 和 名:初雪葛

ハツユキカズラという名前は、新芽に白い斑が入った草姿がうっすらと雪を被った様子に見えることからつけられました。

学名のTrachelospermumはギリシャ語のtrachelos(首)とsperma(種子)から来ており、種子がくびれていることに由来します。

ハツユキカズラの花言葉

ハツユキカズラには次の花言葉がつけられています。

  • 化粧
  • 素敵になって

新芽にピンクや白の美しい斑をつけるハツユキカズラの草姿に由来します。

ハツユキカズラの特徴

新芽がピンク〜白へグラデーション。季節で色が変わる

春から秋にかけて、

ピンク → 白 → 淡緑 → 濃緑

へと変化し、1株の中に複数の色が同時に存在します。

植えるだけで“動きのある景色”を作れる稀有なカラーリーフです。

ハツユキカズラ 新芽 斑入り
ピンクや白の斑入りの葉が特徴

晩秋〜冬は赤く紅葉。年中楽しめるエバーグリーン

寒さにあたると葉が赤みを帯び、冬も落葉せずに常緑のまま過ごします。

季節ごとに色が変化するため、1年中表情豊かな庭を演出できます。

秋〜冬に赤く紅葉したハツユキカズラの葉
晩秋には赤く色づき、冬も美しい常緑のまま過ごします。

つる性でグラウンドカバーにも最適

草丈は10〜30cmほどですが、横に這う性質が強いため

  • グラウンドカバー
  • 寄せ植えの下草
  • 鉢縁から垂らすデザイン

など、用途の幅が広いのが魅力です。

グラウンドカバーとして活躍するハツユキカズラ
つる性でよく広がるため、庭のグラウンドカバーとして優秀

葉が地面につくと自然に発根。とにかく増やしやすい

伸びた枝が地面に触れるだけで根を下ろすほど旺盛。初心者でも簡単にボリュームが出ます。

ハツユキカズラの育て方

続いて、ハツユキカズラの育て方を紹介します。

栽培環境

ハツユキカズラは日当たりと風通しの良い環境を好みます。日当たりが不足するとハツユキカズラの特徴である新芽の斑が色付かないことがあります。なるべく日の当たる環境で育てましょう。

半日陰でも育ちますが、斑が弱くなり、ピンクの発色が悪くなることがあります。

植え付け

適期:植え付けに適しているのは4月から5月、9月から10月頃です。

用土:水はけと水もちの良い土に植え付けます。

鉢植え:鉢サイズは6号〜7号が扱いやすいです。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜるのが簡単でおすすめです。

地植え:植え付ける場所に腐葉土をたっぷりすき込みふかふかの土にしてから植え付けます。

水やり

鉢植え:土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。

地植え:基本的に自然の雨に任せて問題ありません。ただ、ずっと雨が降らずに地面が渇ききっている場合は水やりをしましょう。

肥料

ハツユキカズラの特徴のきれいな新芽を出すためには栄養が必要です。栄養が不足すると新芽のピンクが弱くなります。春と秋の成長期に規定量の緩効性肥料を施します。

剪定

ハツユキカズラは生育が旺盛なので、いつでも剪定できます。

枝が込み入って風通しが悪くなってる場合は、しっかり切り取ってスッキリさせます。また、ツルが自由に伸びた場合は、形を整えたり好みの形に仕立てたりします。

夏越し

ハツユキカズラは暑さに強いので、そのまま育てても夏を越せます。ただ、真夏の厳しい日差しはハツユキカズラにとってもつらいので、可能であれば夏の西日は当たらない場所で育てます。

冬越し

ハツユキカズラは寒さにも強いため、屋外で問題なく冬を越せます。それでも、強い霜や寒風にあたると葉が傷むときがあります。多少葉が傷んでも暖かくなれば新芽が出てくるので問題ないですが、気になる場合は寒さ対策をすれば安心です。

冬で弱ったハツユキカズラ
冬で弱ったハツユキカズラ。春になれば新芽が出てきます。

ハツユキカズラの増やし方

ハツユキカズラは生育が旺盛のため簡単に増やすことができます。

新芽を5㎝程度切り取り、鹿沼土に挿しておき水切れを起こさないよう水やりを続ければ発根します。発根したら小さなポットなどで苗を育て、後は植え付けるだけです。

また、ハツユキカズラは葉が地面につくとそこから発根する性質があります。伸びている葉に土を被せておくだけで発根するときもあります。

まとめ

ハツユキカズラは

  • 一年中美しい
  • 斑入りの色変化が楽しい
  • グラウンドカバーにも寄せ植えにも使える
  • 手間いらずで初心者向け
  • 簡単に増やせる

という、庭づくりの強い味方です。

カラーリーフを取り入れたい方、花だけに頼らない“植物の色”で空間を彩りたい方にぴったりの一鉢です。

ぜひ気軽に育ててみてください。

ハツユキカズラ
ハツユキカズラ
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