【ミリオンベルの育て方】摘芯や切り戻しのポイントも画像付きで紹介

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SUNTORY FLOWERSさんの大人気カリブラコア「ミリオンベル
春のホームセンターでは必ず見かけるほど定番で「とにかくよく咲く」「育てやすい」ことからガーデンニング初心者にも大人気の品種です。

SUNTORY FLOWERSの大人気カリブラコア「ミリオンベル」
SUNTORY FLOWERSさんの大人気カリブラコア「ミリオンベル

この記事では、特徴や摘芯(ピンチ)、切り戻し、肥料、夏越し、冬越しまで育て方を紹介します。

  • 摘芯は本当に必要?
  • 切り戻しはいつやる?
  • 夏に弱るのはなぜ?
  • 冬越しはできる?

こういった疑問を実際に育てた経験を写真付きで紹介します。

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目次

ミリオンベルはこんなお花

ミリオンベルの基本情報

ミリオンベルはSUNTORY FLOWERSさんが開発したカリブラコアの園芸シリーズです。

ミリオンベルの基本情報
  • 開花期 4月〜10月
  • 販売期 3月中旬〜5月下旬
  • 株 幅 40cm〜80cm
  • 草 丈 15cm〜30cm

無印のミリオンベルシリーズとミリオンベルプチホイップシリーズ、ミリオンベルハンディ、ミリオンベルストロング、ミリオンベルサマーが販売されています。

「ミリオン=無数の」「ベル=小さな花」の名前の通り、1株で”鉢いっぱいにあふれる花”が最大の魅力です。

ミリオンベルの特徴

圧倒的な花色の多さ

最新品種では褐色、アンティーク系、グラデーション系も増えており、ガーデニングの主役にピッタリです。
2025年10月時点の販売品種は以下の通りです。多い!!

・無印ミリオンベルシリーズ 11種
・ミリオンベルストロングシリーズ 5種
・ミリオンベルサマーシリーズ 3種
・ミリオンベルハンディシリーズ 4種
・ミリオンベルプチホイップシリーズ 4種

初心者でも育てやすい自然分岐性

摘芯をしなくてもある程度は分岐する自然分岐性も特徴の一つ。ただ、摘芯をすることで仕上がりは大きく変わります。

暑さに強く、真夏も花付きが落ちにくい

カリブラコアの中でも特に暑さが強く、真夏でも花が途切れにくい品種です。

ミリオンベルの育て方

続いて、ミリオンベルの育て方を紹介します。

ミリオンベルの育て方が記載された商品タグ
ミリオンベルの育て方が一目でわかるタグ。栽培のポイントが一目でわかります。

植え付け

ミリオンベルは水はけの良い土に植え付けます。梅雨〜夏は蒸れやすいので水はけは必須です。
鉢植えの場合は、市販の培養土に腐葉土と赤玉土を3割程度混ぜると簡単に水はけが良くなるのでおすすめです。

生育旺盛で株幅は40㎝以上になりますので、使用する鉢は最低でも10号鉢を使用します。

赤玉土と腐葉土を混ぜた水はけの良い土
蒸れに弱いため水はけの良い土に植えるのがポイント

地植えの場合は、植え付ける場所に腐葉土をたっぷりすき込んで”フカフカの土”にしから植え付けます。

栽培環境

ミリオンベルは、日光をとても好む植物です。可能であれば、1日のうち6時間以上は日の当たる環境で育てます。

また、風通しの悪い場所は蒸れやすく、花付きが悪くなる原因になります。風がよく通る場所が望ましいですし、梅雨は軒下などに避難するのも効果的です。

水やり

【鉢植え】
 土が乾いたら鉢底から水が流れでるまでたっぷり水やりをします。真夏は朝夕2回必要な場合もあります。

【地植え】
 根がしっかり張るまでの植え付け後2週間程度はしっかり水やりを。その後は基本的に雨に任せて大丈夫です。

肥料

ミリオンベルは花付きの多さから「肥料喰い」の部類です。
1か月に1回程度、緩効性の置肥を与えます。それに加えて1週間〜2週間に1回程度、液肥も併用して施します。それによりお花の開花パフォーマンスがグンっと向上します。

摘芯(ピンチ)

植え付けをしてから2〜3週間は、摘芯(ピンチ)を数回繰り返します。

【やり方】
・伸びた枝の先端(5cm程度)を切るだけ
・ハサミでOK
・摘芯すると分岐が旺盛に→花数が増えて株がこんもり

摘芯前で枝が間延びしているミリオンベルの株姿
摘芯前のミリオンベル。やや徒長している枝をカットします。
摘芯後で茎が整い、コンパクトになったミリオンベル
摘芯後のミリオンベル。徒長している茎を切ることで全体が整います。

ミリオンベルは自然分岐性がありますが、摘芯をしたほうがよりこんもり育ちます。手間は少ないので、サクッとやりましょう。

切り戻し

【切り戻しが必要なとき】
・花数が減ってきた
・株が乱れてきた
・下葉が茶色くなってきた

【切り戻しの方法】
・鉢のフチに沿ってバッサリ全体を2/3程度切る
・切り戻し直後は寂しい見た目になるが2〜3週間で回復

梅雨前に実施すると夏の蒸れ対策も兼ねて効果的です。

切り戻し前で株姿が乱れてきたミリオンベルの鉢植え
切り戻し前のミリオンベル。株が乱れ、花付きもやや弱まっています。
切り戻し作業中のミリオンベル
切り戻し作業中のミリオンベル。ばっさり切ってしまって大丈夫です。
切り戻し後で短くカットされたミリオンベルの株姿
切り戻し後のミリオンベル。バッサリ短くして、今後の開花を促します。

夏越し

ミリオンベルは暑さに強いため、特に対策をしなくても夏越しができます。

以下の対策をすればより安心です。
・真夏で水切れを起こしやすい日は土の様子を見て(乾いていたら!)必要に応じて1日2回水やり
・梅雨や夏は雨が当たらない軒下へ避難
・切り戻しをして風通しを確保

必須ではないですが、綺麗な状態をなるべく維持したい場合は実施しましょう。

冬越し

ミリオンベルは冬の寒さには強くありません。関東以西でも寒風や霜にあたると枯れてしまいます。

冬越しをするためには、寒風や霜から守る必要があります。屋内や軒下に避難させたり、不織布を被せたりします。それでも枯れてしまう場合も・・・。

また、挿し芽で冬越しをする方法もあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

ミリオンベルの成長記録(プリホイップ ストロベリー)

4月下旬

4月下旬に近所のホームセンターで購入しました。ミリオンベルは大人気シリーズなので簡単に手に入れることができます。

ミリオンベルの購入直後の苗(4月下旬)
4月下旬に購入したミリオンベルの苗。やや徒長していますが、摘芯をすればすぐに回復します。

5月3日

徒長している枝が出てきたので、軽く摘芯を実施します。

徒長してきたミリオンベル(5月上旬)
徒長していた枝を摘芯。ここで分岐が増えて後の花付きに差が出る。

5月下旬

摘芯をしたので、コンパクトにまとまった株に育ちつつあります。

摘芯後にコンパクトに育ったミリオンベル(5月下旬)
摘芯の効果でコンパクトにまとまったミリオンベル

6月上旬

長雨の影響で少し株が乱れてしまいました。本来であればこの時期に切り戻しをするのが望ましいですが、花付きが悪くなってきたわけではないので少し様子見をすることにしました。

梅雨で乱れたミリオンベル(6月上旬)
梅雨の影響で株が乱れ気味。切り戻しをするか検討中。

7月下旬

乱れた株が少しずつ回復してきました。そろそろ満開なので、切り戻しが必要になりそうです。

回復してよく咲いているミリオンベル(7月)
乱れから回復したミリオンベル。再び花が増えてきました。

まとめ

ミリオンベルは

  • 花色が多い(種類がとにかく豊富!好みの花を見つけやすい)
  • 丈夫で育てやすい
  • 摘芯・切り戻しをすることで何回も満開を楽しめる
  • 初心者でも簡単に育てられる

という、カリブラコアの中でも扱いやすいシリーズです。ポイントを押さえれば、初心者でも簡単にディスプレイのような鉢植えができあがります。

ぜひこの記事を参考に、あなたもミリオンベルを育ててみてください。

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