SUNTORY FLOWERSが手がけるバーベナ 「花手毬〜絢(あや)〜」 は、
小さな花が集まって咲く “毬(まり)” のような丸い花房が特徴の人気シリーズです。
やさしい雰囲気なのに、育ててみると驚くほどタフ。
春から秋まで途切れなく咲き続け、生育旺盛で扱いやすいため、初心者でも見事な株に育てられます。

この記事では、
特徴・育て方・摘芯や切り戻し・冬越しのコツ・実際の成長記録 をまとめて紹介します。
育てやすいバーベナをお探しの方、花手毬が気になっている方はぜひ参考にしてください。
花手毬〜絢〜の基本情報
花手毬〜絢〜はSUNTORY FLOWERSさんから販売されているバーベナです。
- 分 類:クマツヅラ科 バーベナ属
- タイプ:多年草扱い(暖地では宿根しやすい)
- 販売時期:3月上旬〜5月下旬
- 開花時期:4月〜11月
- 株 幅:40〜50cm
- 草 丈:20〜40cm
- 花 房:直径5〜7cmほどの丸い手毬状
小さな花が集まって手毬のように見えることから花手毬と名付けられました。「絢」は、華やかさ、明るく輝く美しさを表す言葉です。その名の通り、光を受けてきらめくような発色が魅力です。
花手毬の特徴
毬のように丸くまとまる大きな花房
花手毬シリーズ最大の魅力がこの「丸み」です。
丸い大きな花房が特徴で、名前の通り毬のような花を咲かせます。彩りも鮮やかで、春から秋にかけてまばゆいばかりに咲き誇ります。
生育旺盛で、とにかくよく咲く
生育旺盛で成長が早いのも特徴です。植え付けて数週間で花芽が上がります。小さな苗から育てても、1か月ほどできれいな花をたくさん咲かせます。
暑さ・病気に強いタフな性質|冬越しも可能
花手毬は病害虫や暑さにも強く、丈夫で育てやすいバーベナです。初心者が安心して育てられる品種です。
寒冷地を除けば、冬越しをすることもできます。
バリエーションも豊富
花手毬はカラーバリエーションも豊富です。2025年10月時点で、5種類の花手毬が販売されています。
単色植えでも、複数色ミックス植えしても映えた花姿を楽しめます。
花手毬の成長記録
3月下旬 植え付け
花手毬は3月頃にホームセンターなどで出回ります。「あかいろ」と「ゆきのしろ」を購入しました。


2株購入したので、赤と白の混色植えにしました。

4月上旬 植え付け後13日
植え付けてから約2週間でしっかりした蕾が出てきます。”生育旺盛”な特徴は伊達ではありません。

4月中旬 植え付け24日
植え付けてから約3週間で開化が始まります。

4月中旬 植え付け後27日
植え付けてから約1か月で手毬状の花房が複数立ち上がります。驚くほどの生育力と花付きの良さです。

4月下旬 植え付け後35日
4月下旬になると、株が充実します。

5月上旬 植え付け後46日
5月に入っても次々とお花を咲かせます。


5月中旬 植え付け後52日
5月中旬の花手毬。1回目の満開です。春らしい華やかさです。

5月下旬 植え付け後63日
5月下旬になってもどんどん花を咲かせ、見頃が続きます。


5月下旬 植え付け後70日
きれいな花姿を維持しています。
ただ、株が少し間延びしてきたので、ここらへんで株をリフレッシュさせるために切り戻しをします。

6月下旬 植え付け後97日
切り戻して2週間程度経過した花手毬。蕾がどんどん上がってきます。
切り戻しの効果がすぐに出るのもこの品種の強みです。

7月上旬 植え付け後108日
真夏の花手毬。水切れを起こすと花が萎れてきれいに咲かなくなります。暑さや雨で株が乱れたらまた切り戻しを行います。

9月上旬 植え付け後167日
雨や暑さで株が乱れても、切り戻しを行えばまたすぐに花を咲かせます。

9月中旬 植え付け後181日
秋になってもまだまだきれいなお花を咲かせます。ただ、春に比べると少し花つきが落ちるかな…。

9月下旬 植え付け後189日
9月下旬になってもまだまだお花を咲かせます。
ただ、花つきは次第に落ちていきます。お花が終わったら冬越しのために切り戻します。

11月上旬 植え付け後228日
冬越しのために切り戻した花手毬。株元から葉が茂っていて元気そうです。南向きの日がよく当たる場所に置いて冬を越します。

12月上旬 植え付け後258日
寒さの厳しい時期ですが、ゆっくり成長します。特別な対策をしなくても、冬越ししてくれそうです。

1月上旬 植え付け後289日
寒さの厳しい時期ですが、天気が良い日が続くと花を咲かせることも…。とても丈夫な品種です。

2月下旬 植え付け後342日
暖かくなってきたことで、開花量が増えます。

3月中旬 植え付け後356日
3月に入り、花の量がさらに増えます。無事に冬を越すことができたようです。

花手毬の育て方
植え付け
水はけと水もちの良い土に植え付けます。
市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜた土に植え付けるのが簡単でおすすめです。

栽培環境
日当たりと風通しの良い場所で育てます。半日以上直射日光の当たる場所だと花付きがよくなります。
水やり
土が渇いたら鉢底から水が流れでるまでたっぷりと水やりをします。

水を与えすぎると株が蒸れたり、根腐れを起こしたりします。”土が乾いたらたっぷり”をしっかり意識しましょう。
また、水切れを起こすと葉や花が萎れてしまいます。真夏は特に水切れに注意します。
肥料
生育が旺盛で花つきも抜群なので、肥料をたくさん必要とします。花が咲いている期間は肥料切れを起こさないよう定期的に液肥を与えます。これにより花つきのパフォーマンスが向上します。
花がら摘み
花がらを放っておくと見た目が悪いだけでなく、病害虫の原因となります。花がらは見つけたら早めに摘みます。花びらだけでなく、花茎から摘むことで次の蕾が上がりやすくなります。
摘芯(ピンチ)
植え付けてから2〜3週間は徒長している花茎を摘芯します。摘芯をすることで芽数が増えてボリュームのあるまとまった株に仕上がります。
切り戻し
株が乱れたり花つきが落ちてきたら、思いきって切り戻しをします。
切り戻しをすることで、また満開のお花を楽しむことができます。
夏越し
暑さに強いため、水切れに気をつければ問題なく夏を越します。
冬越し
温暖な地域では、日当たりの良い場所で寒風や霜から守ることで冬を越せます。
まとめ
花手毬〜絢〜は、丈夫・よく咲く・生育旺盛・切り戻しで復活・越冬も可能というバーベナの優等生です。
可愛らしい見た目と、丈夫さのギャップに驚かされる品種です。
長く咲く花を育てたい方には特におすすめ。ぜひ、花手毬〜絢〜をお庭やベランダで楽しんでみてください。



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