【ラナンキュラスの特徴と育て方】冬〜春の主役|失敗しないコツやおすすめ品種も紹介

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繊細な花びらを幾重にも重ねた、まるでバラのように華やかなラナンキュラス。

冬から春の花壇でひときわ存在感を放つ球根植物で、切り花でも非常に人気があります。

苗からなら冬の庭を一気に明るくしてくれ、球根からなら春に「これでもか」というほど花を咲かせてくれる頼もしい存在です。

この記事ではそんなラナンキュラスの特徴と育て方を紹介をします。

ラナンキュラスをこれから育てようとしている方、ラナンキュラスの育て方で悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。

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目次

ラナンキュラスはこんなお花

ラナンキュラスの基本情報

ラナンキュラスは、明るく華やかで存在感抜群の球根植物です。紙のように薄い花びらが何枚にも重なっているお花が特徴的です。

ラナンキュラスの花姿
薄い花びらが重なり合うラナンキュラス
  • 科・属:キンポウゲ科ラナンキュラス属
  • 開花期:3〜5月
  • 原産地:中近東〜ヨーロッパ南東部
  • 和 名:ハナキンポウゲ
  • 分 類:秋植え球根(多年草扱いだが、高温多湿に弱いため関東以南では球根の保存が必要

名前の由来は ラテン語の「Rana(カエル)」。

湿地に多く自生したことから名づけられた、という説が広く紹介されています。

花言葉

  • とても魅力的
  • 華やかな魅力
  • 純潔

ギリシア神話に登場する心優しい青年「ラナンキュラス」の伝承が由来とされています。

色別の花言葉も特色があって、プレゼントにも使いやすい花です。

  • 白:純白
  • オレンジ:秘密主義
  • 黄色:優しい心遣い
  • ピンク:飾らない美しさ
  • 赤:あなたは魅力に満ちている

ギリシア神話に登場する心優しい青年ラナンキュラスの物語からこれらの花言葉がつけられています。

ラナンキュラスの特徴

バリエーションが豊富

ラナンキュラスの魅力のひとつが咲き方と色の多さ。

  • 華やかな八重咲き
  • ふんわりした半八重咲き
  • 野趣あふれる一重咲き

近年は生産者の育種が進み、「これもラナンキュラス?」と思うほど個性的な品種が次々登場しています。

ゴージャスなお花

薄い花びらが幾重にも重なり、咲き進むほど表情が変わるのが魅力。

白い八重咲きはウェディングドレスのような純白の美しさで、春の花壇の主役にぴったりです。

白いラナンキュラスの花
ウェディングドレスのように清楚な白のラナンキュラス

 冬の花壇で頼れる寒さへの強さ

一般的な品種は霜に当たると傷むものの、寒さには比較的強い球根植物。

凍結さえ避けられれば、冬も花を楽しめることが多いです。

ラナンキュラスの育て方

植え付け

水はけの良い土に植え付けます。市販の培養土で問題ありませんが、赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜると更に水はけが良くなります。

また、ラナンキュラスは酸性の土壌を嫌います。植え付ける前に苦土石灰を混ぜ、弱アルカリ性に整えてあげると生育が安定します。

栽培環境

ラナンキュラスは日当たりの良い場所を好みます。葉数も多く蒸れやすイノで、病害虫を防ぐために風通しの良い場所で育てます。

寒さにも強いラナンキュラスですが、強い霜にあたるとさすがに弱ります。鉢植えの場合は軒下など霜のあたらない場所に置いてあげます。

また、花びらが薄いので、雨にあたるとシミになったり弱ったりします。キレイな花を長く楽しむためには、強い雨からも守ってあげる必要があります。

水やり

庭植えの場合は、植え付けのときにたっぷり水を与えます。それ以外は特に水やりは必要ありません。

鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷり水を与えます。過湿は球根が腐る原因になるため、土が乾くのをまって水やりをします。

ラナンキュラス 水やり

肥料

ラナンキュラスは成長が早く、開花数が多いため肥料が必須です。

植え付け時に緩効性肥料を施します。苗から購入して冬も花が咲いている場合は定期的に液肥で追肥します。

ただ、気温があがる3月頃には肥料を控えたほうが球根が腐りづらくなります。肥料は3月末頃までにしましょう。

夏越し

ラナンキュラスは春が過ぎると地上部が枯れます。球根をそのままにしておくと、高温多湿で球根が腐る恐れがあります。夏越しをするためには、球根を掘り上げて風通しの良い日陰で保管する必要があります。

地上部が枯れたラナンキュラス
地上部が枯れたラナンキュラス
夏越しのため掘り上げたラナンキュラスの球根
掘り上げた球根

ラナンキュラスのおすすめ品種

それでは、ラナンキュラスのおすすめ品種をご紹介します。

ラナンキュラスラックス

「育てやすさ・増えやすさ・見栄え」の三拍子がそろった、近年大人気のシリーズ。

広がる光沢の花弁が特徴で、晴れの日はキラキラと輝きます。

  • 背丈が高く、花壇の後方に最適
  • 風にゆらゆら揺れる姿が魅力
  • 冬の霜にも比較的強い
  • 植えっぱなしでも年々株が大きくなる(宿根化しやすい)
  • 花数がとにかく多い
ラナンキュラスラックスハデスの花
ラナンキュラスラックス ハデス。
ラナンキュラスラックス ティーバ
ラナンキュラスラックス ティーバ
ラナンキュラスラックス アリアドネ
ラナンキュラスラックス アリアドネ

ラナンキュラス綾リッチ

花色の幅が非常に広く、花壇を一気に華やかにしてくれるシリーズ。

  • 色幅が広い(パステル〜ビビッドまで)
  • 球根栽培だと驚くほど花数が増える
  • 切り花のような豪華な咲き方

球根の品質が良いと「これは本当に一球根?」というほど多く咲くため、初心者にも育てやすい人気品種です。

オレンジ色のラナンキュラス 綾リッチ
ラナンキュラス綾リッチ(オレンジ)
白色のラナンキュラス 綾リッチ
ラナンキュラス綾リッチ(白色)
黄色のラナンキュラス綾リッチ
ラナンキュラス綾リッチ(黄色)

まとめ

ラナンキュラスは冬から春にかけての花壇をリッチに彩ってくれる、華やかで育て甲斐のある球根植物です。

特にラックスや綾リッチといった改良品種は育てやすく、種類も豊富で“推せる”シリーズ。

球根からじっくり育てるのもよし、苗から気軽に冬を彩るのもよし。

まだ育てたことがない方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

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