小さなお花を株いっぱいに咲かせ、ふんわりと美しい花姿を見せるロベリア。春から初夏にかけてお庭を彩る人気のお花です。
この記事では、そんなロベリアの特徴と育て方を紹介します。
名前の由来は?
花言葉は?
育て方のポイントは?
夏越しはできるの?
こんな疑問にもお答えします。
ロベリアの育て方で悩みをお持ちの方、ロベリアの特徴を知りたい方はぜひ参考にしてください。
ロベリアはこんなお花
ロベリアの基本情報
ロベリアは南アフリカを原産とする半耐寒性のお花です。
ロベリアの名前はベルギーの植物学者、マッティアス・ローベルの名に由来します。花が溝を覆い隠すようにこんもりと咲くことから瑠璃溝隠、蝶の形をした瑠璃色の花が集まって咲くことから瑠璃蝶草とも呼ばれています。
ロベリアの特徴
ロベリアは小さなお花を株いっぱいに咲かせます。花弁は5枚のお花でヒラヒラとした雰囲気が蝶を思わせます。
よく枝分かれしてふんわりこんもりとした株に育つのもロベリアの特徴です。
一般的に園芸用として出回っているのは南アフリカ原産のロベリア・エリヌスです。暑さや寒さには強くなく、日本では基本的に春から初夏にかけてお花を咲かせる一年草とされています。
ロベリアの花言葉
ロベリアには次の花言葉がつけられています。
「いつも愛らしい」は、ロベリアがふんわりとしたかわいらしい雰囲気のお花をたくさん咲かせることに由来します。
「謙遜」はロベリアの優しく控えめな花姿からきています。
「悪意」は、ロベリアの根っこに有毒成分アルカロイドがあることに由来します。
ロベリアのおすすめ品種
アズーロコンパクト
SUNTORYFLOWERSさんのロベリア、アズーロコンパクトです。
暑さに強く改良されており、夏越しが容易なロベリアです。カラーバリエーションも豊富で、2023年時点で5種類販売されています。
ロベリア スカイフォール
PROVEN WINNERSさんのロベリアスカイフォールです。
こちらも暑さに強く改良されており、夏越しがしやすいロベリアです。爽やかな空色の2品種が販売されています。
ロベリアの育て方
続いて、ロベリアの育て方を解説します。
植え付け
植え付けの適期は3月頃です。ロベリアは蒸れに弱く水はけの良い土を好むので水はけの良い土に植え付けます。市販の培養土に腐葉土と赤玉土を3割程度混ぜるだけで水はけが良くなるのでおすすめです。
栽培環境
ロベリアは日当たりの良い環境を好みます。蒸れには弱いので、風通しの良い場所で育てます。
水やり
土が渇いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。ロベリアは多湿を嫌うので水の与えすぎには注意が必要です。ただ、花が咲く時期は水の吸い上げが早いため水切れにも注意が必要です。土が渇いたらたっぷりと、メリハリをつけて水やりをしましょう。
肥料やり
ロベリアは株いっぱいにお花を咲かせるので、定期的な追肥が必要です。花を咲かせる時期は7日から10日に1回程度、規定量の液肥を施します。これにより、開花のパフォーマンスが向上します。
花がら摘み
ロベリアはたくさんのお花を咲かせるので、多くのエネルギーを使います。咲き終わったら花がらを放っておくと無駄なエネルギーを消費してしまいます。花がらはなるべくこまめに摘み取るようにしましょう。
夏越し
ロベリアは日本の高温多湿の環境に弱いので、夏までの1年草として扱うのが一般的です。
夏越しをしたい場合は、梅雨前に1/2〜1/3程度切り戻して半日陰の環境で育てます。無事に夏を越せれば涼しくなる頃にまたお花を楽しめます。
冬越し
ロベリアは寒さにも強くありません。寒風や霜にあたると枯れる場合があります。寒風や霜の当たらない日当たりの良い環境で冬越しさせましょう。
毒は大丈夫?
ロベリアは根には有毒成分である「アルカロイド」を含んでいます。誤食しなければ大丈夫ですが、お手入れの際には手袋を使用し直接触れないように注意してください。
まとめ
以上、ロベリアの特徴と育て方を紹介しました。
春から初夏にかけてふんわりとかわいらしいお花をたっぷりと咲かせるロベリア。皆さんもこの記事を参考に育ててみませんか?
それでは、また!
コメント