【ペンタスの特徴と育て方】夏に強い星形小花|初心者が失敗しないコツを紹介

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星形の小花がドーム状に集まり、真夏の強い日差しの中でも美しく咲き続ける「ペンタス」。

暑さに負けず長期間にわたって開花するため、夏花壇の主役として高く評価されている人気植物です。

ペンタス
星形のお花が特徴的 夏の暑さにも強いペンタス

この記事では、

  • ペンタスの詳しい特徴
  • 花言葉
  • 育て方のポイント
  • 切り戻しのタイミング
  • 冬越しの方法
  • 挿し芽による増やし方まで、プロの視点で分かりやすくまとめました。

夏に強い花を探している方、ペンタスの育て方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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目次

ペンタスはこんなお花

基本情報

ペンタス(Pentas lanceolata)は熱帯アフリカ原産の多年草。野生では1mを超える低木になることもありますが、日本で流通しているのは多くが矮性・半耐寒性の園芸品種です。

  • 科・属:アカネ科・クササンタンカ属
  • 原産地:熱帯アフリカ、アラビア南部(イエメン付近)
  • 開花期:5〜10月(暖地では11月まで咲くことも)
  • 学名:Pentas lanceolata
  • 和名:クササンタンカ

ペンタスという名前は、ギリシャ語の「ペンテ(数字の5)」からきており、星形のお花からきているとされています。

サンタンカに似ていることから、和名ではクササンタンカと名付けられてます。

花言葉

  • 希望が叶う
  • 願いごと

ペンタスが星形のお花を咲かせることから願いをかける意味がこめられていると言われています。

ペンタスの特徴

星形の小花が次々咲き続ける

5〜10月と開花期がとても長く、暑さにも強いため「夏の定番花」と呼ばれるほど人気です。

赤・ピンク・白・ラベンダー・複色などカラーも豊富で、最近は八重咲き種や大型花房の改良品種も増えています。星形のお花を5月から10月にかけて次々と咲かせます。花色は赤色、ピンク色、白色などが主流です。一重咲きだけでなく八重咲きの品種もあります。

薄紫の花を咲かせるペンタス
薄紫の花を咲かせるペンタス。花色の豊富さも魅力です。

高温多湿に非常に強い

真夏に花が止まる植物も多いなか、ペンタスは真夏も花をつけ続ける貴重な夏花。

ただし、強烈な西日に長時間当たると花が小さくなることがあります。

葉は濃緑で光沢があり株姿が美しい

熱帯原産らしいしっかりとした葉で、花がない時期でも観賞価値があります。

高温多湿に強く、夏の間もお花を咲かせるため夏のガーデニングで根強い人気があります。

日本では多年草だが“実質一年草扱い”

耐寒性が弱く、5〜7℃を下回ると枯れやすいため、暖地以外では冬越しが難しいのが特徴です。

ペンタスの育て方

栽培環境

日当たりと風通しの良い環境を好みます。日当たりが不足すると間延びしてヒョロヒョロ育つ場合があるので、なるべく日の当たる場所で育てます。

ただ、真夏の強い西日にあたると弱る場合もあります。夏の西日は当たらない場所で育てるのが望ましいです。

植え付け

植え付けに適しているのは5月から6月頃です。

5月〜6月に植え付けるペンタス
暑さに強いペンタスは5月〜6月頃に植え付けます。

ペンタスは乾燥に強いため、水はけの良い土に植え付けます。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ざると簡単に水はけが良くなるのでおすすめです。

ペンタスの植え付けに適した水はけの良い土
市販の培養土に赤玉土と腐葉土を3割程度混ぜた土

地植えの場合は、植え付ける場所に腐葉土をたっぷりすき込んでから植え付けます。

水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。

地植えの場合は、根が張れば自然の雨に任せて大丈夫です。ただ、極端に雨が少なく暑い日が続いた場合は水やりをします。

肥料

花期が長くたくさん花を咲かせるので肥料を切らさないようにします。

花を咲かせる時期は、2週間に1回程度液肥で追肥をします。ただ、真夏に花数が減って株が弱っている場合は肥料を控えます。

剪定・切り戻し

花が終わったら切り戻しをすることで花芽が出てまた花を咲かせます。切り戻しをすることで蒸れの防止にも繋がります。

生育旺盛なので、生育期であればいつでも切り戻して大丈夫です。

冬越し

ペンタスの耐寒温度は5℃程度です。気温が低くなるとあっという間に枯れます。

冬の寒さで枯れたペンタス
冬の寒さで枯れたペンタス

屋外で冬越しするのは困難なので、冬越しをしたい場合は屋内に取り込み、日当たりの良い場所で冬越しをします。冬を越したら、株全体を1/2程度に切り戻しまた屋外で育てます。

増やし方

ペンタスは挿し芽で増やすことができます。挿し芽に適しているのは5月から6月、9月から10月です。

先端から5㎝から10㎝を切り取り挿し穂をつくり、1時間ほど水につけておきます。そのあとは鹿沼土などに挿して水切れを起こさないように定期的に水やりをします。根が出てきたら、土に植え替えて完成です。

ペンタスのおすすめ品種

近年の改良によって、ペンタスはカラーバリエーションだけでなく、花房の大きさ・草姿・耐暑性などが大幅に進化しています。ここでは、家庭で育てやすく人気の高い品種を紹介します。

スタークラスター(Starcluster シリーズ)

大輪花房 × ボリューム満点の定番シリーズ。

一般的なペンタスより花房が一回り大きく、株全体がしっかりまとまるのが特徴。

高温期でも花色が褪せにくく、花数も多いので、夏の主役にぴったり。

グラフィティー(Graffiti シリーズ)

花壇に映える鮮明なカラーが魅力。

海外でも高い人気を誇るシリーズ。鮮やかな花色と丈夫さがポイントで、寄せ植え・花壇のどちらにも使いやすい万能タイプです。

ラッキースター(Lucky Star シリーズ)

開花スピードが早い × 花が止まらないハイパフォーマンス品種

とにかく「次々咲く」ことで有名なシリーズ。

株の中心から新芽がどんどん上がり、花が絶えないため、初心者にも最もおすすめ。

まとめ

ペンタスは、真夏でも花を絶やさない貴重な夏花。

暑さに強く、手入れも簡単なため、初心者から上級者まで幅広く愛されています。

星形の花が可愛いだけでなく、花言葉「願いが叶う」も相まって、花壇・寄せ植えのアクセントにも最適です。

ぜひこの記事を参考に、ペンタスの育て方を楽しんでみてください。

星形の花姿が魅力的なペンタス
星形の花姿が魅力的なペンタス
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