【鉢植えの基本】初心者必見!「土」や「鉢」の選び方✨鉢植えに適したお花も紹介

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鉢植えは庭がなくても始められるガーデニングの基本。
でも、いざ始めようとすると、

  • 「鉢底石って本当に必要?」
  • 「培養土で足りるの?」
  • 「プラスチックとテラコッタ、どっちが良いの?」
  • 「鉢植え向きの花って何?」

こんな疑問が次々でてきますよね。
この記事では、私が実際に失敗→改善を繰り返して学んだ “鉢植えのコツ” をまとめました。
初心者だった時に知りたかったポイントをギュッと詰めています。

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目次

鉢の中は、どうなってるの?

 

鉢植えの基本構造はシンプルです。

  • 鉢底石(必要な場合のみ)
  • 培養土
  • 植物

鉢の種類や植物によっては変わることもありますが、概ねこんな感じです。

鉢底石:使う効果と注意点

鉢底石は名前の通り、鉢の底に敷き詰める少し大きめの石です。鉢の底に敷くことで水はけと通気性を根本から改善する重要パーツです。

鉢底石
鉢底石は排水性を高めて根腐れを防ぐ”縁の下の力持ち”

鉢底石の役割

  • 排水性が上がり、根腐れしにくい
  • 土が鉢底から流れ出るのを防ぐ
  • 空気の通り道ができて”根”が呼吸しやすい

鉢底石を使った方が良いケース

  • 鉢の底穴が小さい
  • 水はけが悪い土を使う
  • 深鉢で蒸れやすい
  • 多肉植物やハーブなど乾燥を好む植物

鉢底石を使うと逆に不便なケース

  • 頻繁に植え替えを行う場合 → 石を回収するのがとにかく大変
  • スリット鉢を使用 →  そもそも排水構造が優秀
  • 浅鉢 → 鉢底石を入れると土の量が不足する

結論としては

初心者は「普通の鉢」を使うのであれば鉢底石は使った方が良い
ただし、”絶対必須”ではない。

鉢は何を選ぶ?

いろいろな鉢を試してみましたが、今ではテラコッタ鉢とプラスチック鉢が使いやすく、植物も育ちやすいと感じています。
具体的におすすめの鉢をご紹介します。

テラコッタ鉢|見た目と性能を両立する”王道植木鉢”

イタリア語で「焼かれた土」を意味する素焼きで作られた植木鉢です。素焼きの質感と高い通気性で植物の生育がとても良いことで知られる鉢です。

メリット

  • 素材の特性で水分を外へ逃しやすく根腐れしにくい
  • 小さな気孔が多く、空気が通りやすい構造
  • 見た目に高級感があり、庭にも屋内にも馴染む
  • 外気温の影響を受けにくく、根がストレスを感じにくい

デメリット

  • 重い → 鉢の移動が困難
  • 割れやすい
  • 冬の凍結で破損しやすい(寒冷地要注意)

向いている人

  • 高級感ある鉢植えを作りたい人
  • 鉢植えの移動が容易にできる人
  • 管理がこまめにできる人
  • 屋外で植物を”育て込むことを楽しみたい人
テラコッタ鉢
通気性が良く高級感を感じるデザインのテラコッタ鉢

プラスチック鉢|軽くて扱いやすい”初心者の強い味方”

その名の通り、プラスチック製の植木鉢です。プラスチック鉢は軽くて安価。汚れも落ちやすく、扱いやすさが圧倒的です。園芸ビギナーからベテランまで幅広い人に愛用されています。

メリット

  • とにかく軽くて移動がラク(ベランダや屋内の移動にも最適)
  • 価格が安く、サイズもデザインも豊富
  • 水を保持しやすいため、乾燥が苦手な植物向き

デメリット

  • テラコッタと比較すると通気性が弱い
  • 夏に熱くなりやすい

結論

初心者は圧倒的に”プラスチック鉢”が扱いやすいです。値段が手頃なのも嬉しいポイント。
不足する通気性は鉢底石を使用したり、腐葉土や赤玉土で補えます。

土は何を使う?初心者は「培養土+α」でOK

植物を元気に育てるためには、良い土に植える必要があります。

培養土

培養土

培養土は、植物が育つために必要な「土台、養分、水もち、通気性」がバランスよく整えられたオールインワンの土です。袋から出してそのまま使える初心者に嬉しい必需品です。

私は「花ちゃん培養土」を使用しています。

また、それぞれの草や花、果樹専用のものもあります。もし専用の培養土があれば、そちらを試してみるのもありですね。

腐葉土(土壌改良の必需品)

腐葉土とは、名前のとおり、葉や枝などを発酵させてつくった自然由来の土です。
役割は「土壌改良」です。腐葉土だけでは植物は育ちません。

腐葉土の効果

  • 土をふわふわにし、通気性・排水性を改善
  • 水もちが良くなり、乾燥に強い土に変わる
  • 有機質が増えて根が張りやすく、植物が栄養を吸収しやすくなる。

培養土に混ぜると植物がさらに育ちやすくなります。
固くなった古い土を復活させる効果も高いです。”土がギュッと固まって気がする”と思ったら腐葉土を混ぜ込むとふわっと改善します。

赤玉土(使い道さまざま!)

関東ローム層の赤土を乾燥・ふるいにかけて粒状にした、園芸用土です。粒状で清潔な性質を持つため、混ぜても単体でも活躍できる優秀な土です。

赤玉土の役割

  • 他の土に混ぜると通気性、排水性、水もちが向上
  • 雑菌が少ないため挿し芽で失敗しにくい
  • 屋内鉢ではコバエの発生を防ぐ”覆土”としても優秀

小粒、中粒など粒サイズが選べるので、植物の種類に合わせて使い分けができるのもポイントです。
殺菌済のタイプは雑草や病原菌を持ち込まないため、より清潔に育てやすい人に向いています。

初心者に最強の土レシピ

他にも、バーミキュライトやパーライト、日向土、黒土など様々なものがありますが、初心者のうちに押さえておくべきなのは、「培養土」「腐葉土」「赤玉土」の三点くらいです。

【初心者向け】鉢植えに使う土はコレ!

培養土:70%
腐葉土:15%
赤玉土:15%

これでほどんどの草花は元気に育ちます。

腐葉土と赤玉土を3割ほど混ぜた培養土
腐葉土と赤玉土を3割ほど混ぜた培養土。

シンプルで簡単ですし、植物達も良く育ちます。
我が家では「はなちゃん培養土」とに腐葉土と赤玉土を2割~3割程度混ぜています。

慣れてきたら、バーミキュライトや牛糞など自分なりに調整して土作りに挑戦してみましょう。

鉢植えで育てやすいおすすめ植物

実際に鉢植えで育てて、おすすめできる植物をご紹介します。

オステオステルマム

早春から初夏まで次々に花を咲かせるオステオスペルマムは鉢植えの中でも特に「長期間・省コスト」で楽しめる強力な花です。
耐暑性・耐寒性ともに比較的強く、雨に弱い性質だけ気をつければ初めての方でも驚くほど花数が増えます。
コンパクトでありながら存在感が抜群。”コスパよく華やかさを出したい方”に勧めたい鉢植え植物です。

鉢植えで咲くオステオスペルマム
満開に咲き誇るオステオスペルマム。鉢植えでも長く楽しめる春の代表的な花

育てやすく強い植物です。弱ったかなと思ってもすぐに回復して、多くの花をつけてくれます。

オステオスペルマムについて、もっと知りたい、育て方が気になる、という方はこちらの記事もどうぞ。

パンジー・ビオラ

冬から春の鉢植えといえばパンジービオラ、圧倒的な耐寒性と驚くほどの花数で初心者でも満足度の高い鉢を簡単に作れます。
コンパクトで扱いやすく、少ない日照でも咲くため、玄関前でも活躍します。
花色が豊富で寄せ植えの幅も広く、写真映えも抜群。秋頃からガーデニングを始めるなら、まずこれを選んで間違いありません。

満開のビオラが咲いた鉢植え
冬でも元気に咲くパンジービオラ。初心者でも長く楽しめる鉢植えの定番

ペチュニア

春から秋のロングランで咲き続ける”最強クラス”の鉢植えがペチュニアです。
品種改良が進み、雨に強いタイプや花付きが凄まじいタイプも多く、初心者でも想像以上の開花量が得られます。
切り戻しをするだけで再び丸く美しいドームに整い、手入れのしやすさも断トツ。季節を通して華やかな鉢を作りたい人に最適の花です。

ボリュームたっぷりに咲くペチュニアの鉢植え
ふんわりとボリュームたっぷりに咲くペチュニア。春から秋まで長く楽しめる人気の花

ヒューケラ

1年中カラーが楽しめる”鉢植えの安定剤”がヒューケラです。
日陰でも色が濁りにくく、乾燥や湿気にも強い万能カラーリーフ。
赤、ライム、ブラウン、シルバーなど葉色の選択肢が多いのも魅力。
成長速度も穏やかで植えっぱなしでも形が崩れにくいため「世話が少ないのに見栄えが良い鉢」を作りたい人に最適です。

異なる葉色の2種類の鉢植えヒューケラ
多彩な葉色が魅力のヒューケラ。日陰でも美しく育つカラーリーフの代表格。

まとめ

初心者がまず押さえるべき鉢植えの基本はこの3つ。

  1. 鉢はプラスチック鉢が使いやすい
  2. 土は「培養土+腐葉土+赤玉土」が最強
  3. 鉢植えは移動ができる=花を守れるのが最大のメリット

ガーデニングは失敗を重ねて必ずうまくなります。

「うまくいかない=次はもっと上手にできる」ということ。

ぜひ、気負わず楽しんでくださいね。

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