6月のガーデニングガイド|やるべきこと、やってはいけないこと、おすすめの植物

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

6月は、気温と湿度が急激に上がり、植物のトラブルが一気に表面化する月です。

水の与えすぎ」「株元の蒸れ」「病害虫の急増」など、春の管理をそのまま続けてしまうと、健康だった株でも一気に調子を崩すことがあります。

この記事では、梅雨時期の高温多湿を乗り切るために、6月にやるべき作業と絶対に避けたい行動を整理します。また、長雨や蒸れに強く、梅雨時期でも無理なく育てられる夏花も紹介します。

「今の管理で大丈夫か」「この時期に何を足し、何を減らすか」を確認し、夏への準備を万全にしたい方は、ぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク
目次

6月はどんな月?

気候の特徴

6月は多くの地域で梅雨入りし、植物の生育環境が最も厳しくなる時期を迎えます。

  • 高温多湿+日照不足: 6月最大の難関です。この環境は病気とカビ(灰色かび病など)の温床となります。
  • 土の乾きにくさ: 雨が続くことで土が常に湿った状態になり、根が呼吸しにくい状態が続きます。

👉 ポイント: 6月は「病気を防ぎ、根を酸欠から守る月」と意識しましょう。

植物の状態

春に勢いよく伸びた植物は、6月に入ると一気に蒸れとの戦いになります。

  • 蒸れやすさのピーク: 株が混み合い、風が通らなくなることで、株元が蒸れやすくなります。
  • 根の呼吸困難: 土が乾かないことで根が酸欠になり、水や養分をうまく吸収できず、**「弱り始める前兆」**が出始めます。

6月にやるべきガーデニング作業

切り戻し・間引きで風通しを確保する

病気や蒸れを予防するための最も重要な作業です。

  • 株の整理:混み合った枝葉や内側の古い葉を思い切って減らします。
  • 「思っているより切ってOK」:特にペチュニア、バーベナなどの春夏の花は株の1/3〜1/2程度を思い切って切り戻すことで、梅雨後に新しい芽が伸びて花が復活します。
  • 目的:葉を減らすことで蒸れを大幅に抑え、光が株元まで届くようにします。

排水性を最優先で見直す

長雨や高湿度で根が傷むのを防ぎます。

  • 鉢の底上げ: 鉢を直接地面に置かず、**レンガやブロックの上に置き、**鉢底穴から水がスムーズに流れ出る環境を作ります。
  • 受け皿の撤去: 鉢の受け皿に水が溜まったままにならないよう、必ず撤去するか、こまめに水を捨てます。

水やりは「土が乾いたら」を徹底

雨天時の水やりは、過湿による根腐れを招きます。

  • 水やりしない勇気: 雨が続く日は、土の表面が乾いていても、鉢の中は湿っていることが多いです。土が湿っているなら水やりは不要です。
  • 葉水(はみず): 葉のホコリを落とすため、日中の乾燥時に軽く葉水をすると、ハダニ予防になります。(ただし夕方は避ける)

置き場所を「夏基準」に切り替える

風通しを最優先し、直射日光を避けます。

  • 風通し優先: 6月以降は日当たりよりも風通しを重視します。風が抜けない場所は病害虫の温床です。
  • 半日陰へ移動: 直射日光+高湿度は葉焼け・蒸れの原因になるため、日差しが強すぎる場所の鉢は半日陰へ移動します。

病害虫の早期発見・初期対応

ナメクジ、ヨトウムシ、うどんこ病などが活動を活発化させます。

  • 朝晩のパトロール: 特にナメクジは夜間に活動するため、朝早くチェックし、取り除きます。
  • 被害が小さいうちに対処することで、薬剤の使用を最小限に抑えられます。

6月にやってはいけないガーデニング作業

「元気そう」に見えるからと剪定をしない

葉が多い=健康、とは限りません。風通しの悪さが、病気や蒸れの引き金になることもあります。葉が混み合っている植物は必ず間引き、剪定を行います。

植え付け・植え替えを無理に行う

根が傷むと、高湿度環境で回復できず、根腐れや病気のリスクが高まります。

6月以降の植え替えは緊急的に対応が必要な場合を除き、避けるのが賢明です。

受け皿に水を溜めっぱなしにする

溜まった水が常に鉢底を濡らし、根腐れを決定的にします。観葉植物の鉢も含め、受け皿の水はこまめに捨て、溜めっぱなしにしないよう注意します。

肥料の追加(追肥)を安易に行う

根の呼吸がしにくくなっているため、肥料を吸収できず逆に根を負担をかけたり、徒長の原因になったりします。梅雨時は追肥を控え、株の勢いが回復してから再開します。

植物の種類別|6月の管理ポイント

一年草(ペチュニア、バーベナ、インパチェンスなど)

やるべきこと

切り戻しで蒸れを防ぎ、株を若返らせます。

やってはいけないこと

咲かせっぱなし・過湿管理はNGです。

多年草・宿根草(ガウラ、サルビア、ギボウシなど)

やるべきこと

混み合った部分を整理し、株元を涼しく保ちます。

やってはいけないこと

梅雨時の強い植え替えは避けます。

球根植物(チューリップ、ムスカリなど)

やるべきこと

葉が完全に枯れたら掘り上げ、乾燥保存します。

やってはいけないこと

湿った土に放置し続けるのはNGです。

バラ・低木類(バラ、アジサイなど)

やるべきこと

花後剪定と病害虫チェックを徹底します。

やってはいけないこと

肥料の与えすぎや、風通し無視の管理は避けます。

観葉植物(モンステラ、ポトスなど)

やるべきこと

蒸れ防止を最優先し、葉の整理を行います。

やってはいけないこと

受け皿に水を溜めっぱなしにしないよう注意します

6月の植物選びのポイント

  • 高温多湿に強い植物を選ぶ
  • 風通しを確保できるサイズの植物を選ぶ
  • 夏越しができる性質の植物を選ぶ

6月は高温多湿に強い植物を選ぶのが何より大事です。

6月のおすすめ植物

紫陽花(アジサイ)

紫陽花
紫陽花

●特徴

梅雨時期を代表する低木。半日陰でも育ちやすく、花色の変化も楽しめる。

  • 6月の成長ステージ:花房が完成し、開花が進行
  • 6月の鑑賞ステージ:見頃〜最盛期
  • 鑑賞最盛期:6〜7月
  • 流通ピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 花色・咲き姿を確認して選べる
  • 品種名・色のイメージ違いが起きにくい
  • ギフト用・観賞用としてすぐ楽しめる

●6月に買う際の注意点

  • 植え付け適期は落葉期(10月〜11月)
  • 6月購入は「観賞目的」と割り切る
  • 長く楽しみたいなら5月購入がおすすめ
  • 地植えは無理せず、花後に植え替える
  • 花後剪定の時期を逃すと翌年咲かなくなる

ニチニチソウ(ビンカ)

●特徴

暑さに非常に強く、真夏でも元気に咲く夏の代表花。乾燥にも強い。

  • 6月の成長ステージ:定植後に生育が加速
  • 6月の鑑賞ステージ:開花株として安定
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 梅雨〜真夏向けの丈夫な苗が流通する
  • 高温に慣れた状態で植え付けできる
  • 夏の水切れリスクが少ない

●6月に買う際の注意点

  • 春から花を楽しみたい場合は4〜5月が適期
  • 過湿が続くと根腐れしやすい
  • 長雨が続く場所では鉢植え管理がおすすめ

ペンタス

ペンタス

●特徴

星形の花がまとまって咲く夏花。高温多湿に強く、長期間開花し、鉢植え・花壇どちらにも使える。

  • 6月の成長ステージ:分枝が進み、株が完成に向かう
  • 6月の鑑賞ステージ:花房が揃い始める
  • 鑑賞最盛期:7〜10月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が安定し、生育が一気に進む
  • 夏越し前提の苗が多く、失敗しにくい
  • 真夏まで花を切らさず楽しめる

●6月に買う際の注意点

  • じっくり大株に育てたい場合4月〜5月購入の方が向く

トレニア

●特徴

半日陰でもよく咲く一年草。梅雨時に花が途切れにくい。

  • 6月の成長ステージ:定植後すぐに生育が進む
  • 6月の鑑賞ステージ:開花株として十分楽しめる
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 梅雨入り後でも生育が止まりにくいため、日陰・半日陰向けの花として貴重
  • 湿度の高い環境でも調子を崩しにくい
  • 夏前に植えることで株が充実する

●6月に買う際の注意点

  • 日向で育てる場合は、5月に購入し、徐々に日当たりに慣らすほうが安定する

インパチェンス

●特徴

半日陰でもよく咲き、明るい花色で日陰の庭やベランダを彩る代表的な一年草。

  • 6月の成長ステージ:生育が安定し、株が締まる
  • 6月の鑑賞ステージ:見頃が続く
  • 鑑賞最盛期:6〜9月
  • 流通のピーク:4〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 暑さと湿度に強く、梅雨の半日陰でも生育が安定。
  • 初夏〜夏の花量のピークを逃しにくい。

●6月に買う際の注意点

  • 日差しが強すぎると葉焼けしやすい。

アンゲロニア

●特徴

直立性で草姿が乱れにくく、真夏まで安定して咲き続ける暑さに強い草花。花壇・鉢ともに使いやすいのが特徴。

  • 6月の成長ステージ:定植後に生育が本格化し、茎が伸び始める
  • 6月の鑑賞ステージ:開花株として十分楽しめる
  • 鑑賞最盛期:7〜10月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月におすすめの理由

  • 夏向けに仕立てられた苗が多く、環境変化に強い
  • 植え付け後すぐに生育が進み、夏の主役になりやすい
  • 梅雨時でも株が崩れにくい

●6月に買う際の注意点

  • 春からじっくり大株に育てたい場合は4〜5月向き
  • 日照不足だと花数が減るため、置き場所に注意

コリウス

●特徴

葉色を楽しむ多年草扱いの植物。日陰でも育つカラーリーフの代表格。

  • 6月の成長ステージ:気温上昇とともに生育が急激に進む
  • 6月の鑑賞ステージ:葉色が安定し、観賞価値が高い
  • 鑑賞最盛期:6〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 高温多湿で葉色がよく発色し、最も美しい時期に向けて成長する。
  • 梅雨〜夏に強く、色の変化を楽しめるベストタイミング。

●6月に買う際の注意点

  • 過湿で根が蒸れることがある。

ジニア(百日草)

●特徴

日差しと暑さに非常に強く、真夏の花壇を支える代表的な一年草。風通しの良さが管理のポイント。

  • 6月の成長ステージ:生育が加速し、草丈が一気に伸びる
  • 6月の鑑賞ステージ:開花が進み、見応えが出てくる
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

●6月に買うのがおすすめの理由

  • 暑さが得意なため、6月植えで最もスムーズに定着する。
  • 梅雨明け後の強い日差しにも負けず、花量が増える。

●6月に買う際の注意点

  • 雨が続くと花が痛む。
  • 春から長く楽しみたいなら4月〜5月植えがおすすめ。

マンデビラ(サンパラソル)

特徴

つる性で大輪の花を次々と咲かせる夏向き植物。高温期ほど花つきが良くなる。

  • 6月の成長ステージ:つるの伸長が本格化
  • 6月の鑑賞ステージ:開花が進み、存在感が出始める
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

6月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が高いほど調子が良く、6月購入でも遅れを感じにくい。
  • 生育が旺盛な時期のため、支柱に早く絡ませることができる。

6月に買う際の注意点

  • 小さい苗からじっくり育てたい場合は5月がおすすめ。

まとめ

6月は、環境を整え、植物が楽に育つ「土台」をつくる月です。

  • 蒸れやすい鉢を整理し、風通しを確保する。
  • 水やりや置き場所を夏基準に切り替える。

この一手間が、病気や蒸れを未然に防ぎ、7月以降の管理を劇的に楽にします。

今日ひとつ鉢を整理するだけでも構いません。その意識が、ガーデニングを「不安」ではなく「楽しみ」に近づけてくれます。

そんな意識で、6月のガーデニングを楽しんでください。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次