5月のガーデニングガイド|やるべきこと、やってはいけないこと、おすすめの植物

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5月は、気温・日照・生育スピードがすべて揃い、植物が最も勢いよく成長する季節です。

しかし、その旺盛な成長の裏側で、伸びすぎ、密植による蒸れ、病害虫の急増といったトラブルが一気に表面化します。

5月のガーデニングは、ただ「育てる」だけでなく、「成長を整理し、夏へ備える」が管理のテーマです。

この記事では、5月のガーデニングの考え方を整理し、梅雨と夏を乗り切るためにやるべき作業、絶対に避けたい管理、そして今から植えれば夏に間に合うおすすめ植物を具体的に解説します。

「5月の管理に迷っている方」「今からでも楽しめる植物を探している方」は、ぜひ参考にしてください。

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目次

5月はどんな月

気候の特徴

5月は多くの地域で**霜の心配がほぼなくなり、**夏に向けた準備が始まります。

  • 最低気温の安定: 低温に弱い夏花(インパチェンス、ニチニチソウなど)の植え付けが可能になります。
  • 急な気温上昇: 日中の気温が急上昇し、水切れや蒸れのリスクが出始めます。
  • 初夏の不安定さ: 強風や雨量の増加など、初夏特有の不安定さが残ります。

植物の状態

4月に動き出した植物が、5月には一気に葉・茎を伸ばし、株が充実します。

  • 成長の勢い: 根、茎、葉のすべてが勢いよく伸び、花数が安定します。
  • 混み合いのリスク: 成長の速さから、株間が狭くなり蒸れやすい状態になります。
  • 病害虫の増加: 気温と湿度の上昇により、害虫や病気の発生率が急激に高まります。

👉 5月は成長を整理し、梅雨・夏に負けない株に仕立てる月です。

5月にやるべきガーデニング作業

切り戻し・摘心で株姿を整える

伸び放題を放置せず、株の充実を図ります。

  • 目的: 風通しと日当たりを改善し、病害虫の予防につなげる。
  • 作業: ペチュニアなどの夏花は、早めの摘心(ピンチ)や軽い切り戻しで分枝(枝分かれ)を促します。
  • 結果: 花数が増え、梅雨の長雨に負けない、締まった株を作れます。

植え付け・苗の最終調整

夏をメインに楽しむ一年草、多年草の植え付けは5月が実質的な最終リミットです。

  • 夏花の植え付け: ジニア、ペンタス、インパチェンスなど、寒さに弱い品種を植え付けます。
  • 根張りの確保: 梅雨前に根が張る時間を確保することで、長雨による根腐れを防ぎ、夏越しが安定します。

病害虫対策を本格化する

アブラムシ、ハダニ、うどんこ病などが目に見え始める時期です。

  • 対策: 薬剤散布よりも先に、風通しの良い配置混み合った枝の整理で予防します。
  • 早期発見: 被害が拡大する前に、葉裏などをチェックし、見つけ次第対応します。

水やりの頻度を環境に合わせて調整

気温上昇に伴う急な乾燥と蒸れに対応します。

  • 水やり: 「回数を増やす」より「一回にたっぷり」**を基本とし、土の乾き具合を優先して判断します。
  • 置き場所: 鉢を地面に直置きせず、レンガなどで持ち上げ、風通しと底冷え対策を両立させます。

5月にやってはいけないガーデニング作業

植物を「伸び放題」にする

「元気だから」と放置すると、枝葉が混み合って風通しが悪くなり、株元が蒸れて梅雨の病気の原因になります。また、倒状や花数減少につながります。

切り戻しや摘芯を積極的に行います。

肥料を多く与えすぎる

5月は生育が旺盛な分、肥料過多による徒長(ひょろひょろ伸びること)が最も起きやすい時期です。枝ばかり伸びて花が少なくなるため、肥料は規定量を守り、液肥は薄めから与えます。

密植のまま管理する

株間が狭いと、風通しが悪くなり病気が発生しやすくなります。

「まだ入る」と思い苗を植えすぎるのは危険です。生育後のサイズを想定して、株間をしっかり確保します。

球根植物の葉を早く掘り上げる・切り取る

チューリップなどの花後の葉は、翌年のために球根を太らせるための重要な栄養製造工場です。葉が自然に黄色く枯れるまで、掘り上げたり切り取ったりしてはいけません。

植物の種類別|5月の管理ポイント

一年草(ペチュニア、ジニア、インパチェンスなど)

やるべきこと

切り戻しや摘心で分枝を促し、花数を増やします。

やってはいけないこと

咲かせっぱなし・肥料過多は株を消耗させます。

多年草・宿根草(ガウラ、ラベンダー、サルビアなど)

やるべきこと

混み合った部分を整理し、株姿を安定させます。

やってはいけないこと

強剪定で一気に小さくするのは避けます。

球根植物(チューリップ、スイセンなど)

やるべきこと

花後は花がら摘みを行い、葉を残して球根を太らせます。

やってはいけないこと

葉が残っているうちの掘り上げはNGです。

バラ・低木類(バラ、アジサイなど)

やるべきこと

花後剪定や病害虫チェックを行い、次の花に備えます。

やってはいけないこと

無計画な強剪定や肥料の与えすぎは避けます。

観葉植物(モンステラ、フィカスなど)

やるべきこと

生育期に入るため、肥料と水やりを徐々に増やします。

やってはいけないこと

直射日光・蒸れた環境は葉傷みの原因です。

5月の植物選びのポイント

  • 夏越しできる性質の植物を選ぶ
  • 成長後のサイズを想定して選ぶ
  • 日当たり・風通しを確保できるか確認してから選ぶ

「今きれい」より「夏まで崩れないか」を基準に選びます。

5月のおすすめ植物

バーベナ

バーベナ
バーベナ

● 特徴

暑さに強く長期間花を咲かせ続ける丈夫な草花。小さな桜状の花を房状に咲かせる。

  • 5月の成長ステージ:開花期、成長期
  • 5月の鑑賞ステージ:鑑賞期(開花株が増え、花数が徐々に増加)
  • 鑑賞最盛期(満開):5月〜10月
  • 流通のピーク:3月下旬〜5月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が十分に上がり、植え付け後に一気に生育する時期。
  • 売り場の株が充実しており、色や花付きの良い株を選べる。
  • 5月植えでも梅雨前にしっかり株が仕上がり、夏を越しやすくなる。

● 5月に買う際の注意点

  • 長く育てたい場合は3月下旬から4月植えのほうが株が充実する
  • 大株で売られることが多く、根詰まり株を掴みやすい。ポット底の根を必ず確認
  • 梅雨入り前に蒸れ対策(風通しの良い配置)が必須。

ペチュニア

ペチュニア
ペチュニア

● 特徴

品種改良が進み、花色・草姿ともに多様な夏花の代表格。適切な切り戻しで春から秋まで長期間楽しめる。

  • 5月の成長ステージ:成長期
  • 5月の鑑賞ステージ:鑑賞期
  • 鑑賞最盛期(満開):5月〜10月
  • 流通のピーク:3月下旬〜5月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 夜温が高くなり、植え付け後の活着が格段に良くなる。
  • 売り場に“仕立て済みの大株”が多く、すぐに見栄えする寄せ植えが作れる。
  • 5月植えは生育が止まりにくく、初心者でも形を整えやすい。

● 5月に買う際の注意点

  • 長く楽しみたい場合、じっくり大株に育てたい場合は3月下旬〜4月の購入がおすすめ。
  • 梅雨の管理を避けたい場合は6月以降の安価な株を買うのも「あり」。
  • 店頭に長く置かれていた苗はポット内が詰まっていることもあり、根をほぐして植える作業が必要。

マリーゴールド

● 特徴

暑さと乾燥に強く、花壇の縁取りやコンパニオンプランツとしても活躍する一年草

  • 5月の成長ステージ:安定期
  • 5月の鑑賞ステージ:鑑賞期
  • 鑑賞最盛期(満開):6月〜10月
  • 流通のピーク:4月〜6月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が十分に高く、根の動きが活発になる時期。
  • 黄色・オレンジのビタミンカラーが花壇を一気に明るくできる。
  • 5月植えなら、梅雨〜夏も切れずに咲き続けやすい。

● 5月に買う際の注意点

  • 高温になる売り場では“萎れ癖”のある株が出やすい。
  • 5月はアブラムシがつきやすいタイミングと重なるため、購入時に葉裏チェックが必須。
  • 早く花を揃えたいなら4月購入がおすすめ。

カリブラコア

カリブラコア
カリブラコア

● 特徴

ペチュニアに近い性質を持ちながら、雨に強く、花数の多さが魅力

  • 5月の成長ステージ:分枝期
  • 5月の鑑賞ステージ:鑑賞開始期
  • 鑑賞最盛期(満開):5月〜9月
  • 流通のピーク:4月〜5月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 温度が十分で、植え付け直後からボリュームアップが早い。
  • 梅雨前に根を張らせることで梅雨越しがしやすくなる。

● 5月に買う際の注意点

  • 根張りが強いため、ポットのままだと根詰まりしやすい。
  • 5月の日差しで“急な乾燥”が起こるので植え付け後の水管理が難しい。
  • 大株に育てたいなら4月購入が理想

ゼラニウム

ゼラニウム
ゼラニウム

●特徴

丈夫で開花期間が長く、日当たりの良い場所で安定して咲き続ける定番の草花。

  • 5月の成長ステージ:成長期
  • 5月の鑑賞ステージ :鑑賞期
  • 鑑賞最盛期(満開) :5月〜7月、9月〜10月
  • 流通のピーク :3月〜5月

●5月に買うのがおすすめの理由

  • 適温で生育が安定し、徒長しにくい美しい株姿が作れる。
  • 5月までは苗質が高く、夏の大株仕立てに向けた最後のタイミング。

●5月に買う際の注意点

  • じっくり大株に育てたい場合は4月に購入するのが最適

インパチェンス

特徴

  • 5月の成長ステージ:定植後すぐに根が張り、生育が安定
  • 5月の鑑賞ステージ:開花株として楽しめる
  • 鑑賞最盛期:6〜9月
  • 流通のピーク:4〜6月

5月に買うのがおすすめの理由

  • 寒さに弱く、霜の心配が完全になくなる適期。
  • 植え付け後の回復が早く、日陰花壇をすぐに仕上げられる。

5月に買う際の注意点

  • 早くから花壇を完成させたい場合は、4月下旬の購入+防寒管理という選択肢も「あり」
  • 初心者には5月以降の方が安全

ベゴニア

● 特徴

耐暑性・耐陰性に優れ、長期間安定して花を楽しめる万能草花。

  • 5月の成長ステージ:生育安定・開花開始
  • 5月の鑑賞ステージ:鑑賞初期
  • 鑑賞最盛期:6〜10月
  • 流通ピーク:4〜5月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が安定し、成長が途切れず株が一気に充実する。
  • 乾燥・暑さに強く、夏〜秋まで長期間楽しめる。
  • 半日陰を明るくしたいときに最適な“安心の初心者向け”。

● 5月に買う際の注意点

  • 5月後半は直射日光が強く、南側で葉焼けしやすい。
  • ポットで育ちすぎた株は、根が固くて植え付け時にほぐしにくい。
  • 長く楽しみたいなら4月購入がおすすめ

ジニア(百日草)

● 特徴

日差しと暑さに非常に強く、真夏の花壇を支える代表的な一年草。風通しの良さが管理のポイント。

  • 5月の成長ステージ:苗の活着・生育初期
  • 5月の鑑賞ステージ:未鑑賞〜咲き始め
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通ピーク:5〜6月

● 5月に買うのがおすすめの理由

  • 発芽・生育温度が高いため、5月植えが“最適のスタート”。
  • 夏の主役に向けて、梅雨前にしっかり根を張らせられる。
  • 売り場の品種も豊富で、選びやすい。

● 5月に買う際の注意点

  • コンパクトに育てたい場合は6月以降の購入が管理しやすい場合も。
  • 5月植えは生育が旺盛な分、切り戻し前提で育てるときれいに仕上がる。
  • 梅雨入り後に蒸れやすいため、風通しの良い場所が必須。

ペンタス

ペンタス
ペンタス

特徴

星形の花を房状に咲かせる夏花で、暑さに非常に強く、真夏でも花色が褪せにくいのが特徴。

  • 5月の成長ステージ:苗の充実期で、定植後すぐに分枝が始まる
  • 5月の鑑賞ステージ:開花株が出回り、軽く楽しめる
  • 鑑賞最盛期:7〜10月
  • 流通のピーク:5〜6月

5月に買うのがおすすめの理由

  • 気温が低いと生育が鈍るため、最低気温が15℃前後になる5月が実質的な適期。
  • 5月に植えることで株が早く仕上がり、真夏の花壇に間に合う。

5月に買う際の注意点

  • 大株を長期間楽しみたい場合は、4月下旬〜5月上旬の購入がベスト。
  • 6月以降だと株が完成している。

紫陽花

紫陽花
紫陽花

特徴

初夏を代表する花木で、花色の変化も楽しめる。

  • 5月の成長ステージ:花房肥大・色づき前
  • 5月の鑑賞ステージ:未鑑賞
  • 鑑賞最盛期:6〜7月
  • 流通ピーク:5〜6月

5月に買うのがおすすめの理由

  • 花芽を確認して購入でき、開花を確実に楽しめる。
  • 鑑賞期間が長い

5月に買う際の注意点

  • 花色や咲き姿を確認して買うなら6月が適している場合も
  • 根付きを重視するなら10〜11月植えが最適。鉢植えは水切れに注意。

マンデビラ(サンパラソル)

特徴

つる性で大輪の花を次々と咲かせる夏向き植物。高温期ほど花つきが良くなる。

  • 5月の成長ステージ:つるが伸び始め、株が動き出す段階
  • 5月の鑑賞ステージ:開花は始まるが、ボリュームは控えめ
  • 鑑賞最盛期:7〜9月
  • 流通のピーク:5〜6月

5月に買うのがおすすめの理由

  • 低温に弱く、5月以降でないと本来の生育力を発揮できない。
  • 5月に購入すれば、支柱やトレリスへの誘引を早期に始められ、理想的な樹形を作れる。

5月に買う際の注意点

  • 「すぐに豪華に咲かせたい」場合は、6月以降の完成株購入の方が満足度が高い(5月苗は育てる過程を楽しむ方向け)。

ニチニチソウ(ビンカ)

●特徴

強健で夏の間も元気に咲き続ける人気の花。

  • 5月の成長ステージ:停滞〜生育準備期
  • 5月の鑑賞ステージ:未鑑賞期
  • 鑑賞最盛期(満開):7月〜10月
  • 流通のピーク:5月〜6月

●5月に買うのがおすすめの理由

  • 生育適温が高く、梅雨前に植えると株の形が乱れにくい
  • 夏のパフォーマンスを上げたい場合におすすめ

●5月に買う際の注意点

  • 寒さに非常に弱い。最低温度10℃以下は危険。

アガパンサス

アガパンサス
アガパンサス

特徴

涼しげな花を咲かせる宿根草で、年々株が充実し、初夏の庭に存在感を与えます。

  • 5月の成長ステージ:葉が伸び、花茎が立ち上がる直前
  • 5月の鑑賞ステージ:つぼみ確認〜一部開花
  • 鑑賞最盛期:6〜7月
  • 流通のピーク:4〜5月

5月に買うのがおすすめの理由

  • 5月は開花直前株が多く、花色を確認して選べる。
  • 植え付け後すぐに鑑賞でき、初心者でも達成感を得やすい時期。

5月に買う際の注意点

  • 株を充実させたい場合は、3〜4月の植え付けの方が翌年以降の花数は安定。
  • 5月購入は「即鑑賞向き」、長期育成目的なら早春がおすすめ。

まとめ

5月は、植物がぐんと育ち、ガーデニングを楽しみやすい季節です。

新芽が伸び、花が増え、「育てる手応え」を感じやすくなります。

  • 元気に育っている株は、切り戻しや摘心で整理し、梅雨に備える。
  • 夏まで楽しめそうな花を迎え入れ、株が暴れないよう管理する。

この時期に丁寧な管理を行うことが、梅雨明けの美しい庭へと繋がります。まずは今日、一鉢整えることから始めてみてください。

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